戦史叢書による15次に渡る船団とは? わかりやすく解説

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戦史叢書による15次に渡る船団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 18:03 UTC 版)

南号作戦」の記事における「戦史叢書による15次に渡る船団」の解説

戦史叢書による15次に渡る船団は、上記船団に以下の船団加えたのである。 ヒ90船団 加入輸送船は2隻で、永洋丸(日本油槽船:8,673総トン)には原油13,000t、錫103t、ジルコン500tを、日南丸(飯野海運:5,175総トン)には航空用ガソリン7,000t、錫を積載していた。2月15日シンガポール出航船団19日仏印カナ仮泊20日朝、インドシナ半島パダラン岬沖で米潜水艦ガヴィナに発見され、永洋丸の右舷側にガヴィナの魚雷命中し沈没した船団は一旦カナ引き返し海防艦32号加えてあらため出航同日日南丸は雷撃されるも回避した20日にバンフォン湾、21日キノン湾仮泊23日船団トンキン湾東進中にB-24の攻撃を受けるが、被害はなかった。23日海南島湾、24日にデープ湾、28日に、3月3日巨済島仇里湾に仮泊4日門司到着した編制輸送船タンカー - 永洋丸、日南丸(2TM型戦時標準タンカー護衛艦海防艦 - 8号32号カナから)、52号92船団 加入輸送船は2隻で、東城丸大連汽船:10,045総トン)には航空ガソリン原油16,000t、重油1,285t、錫、生ゴムを、第二建川丸川崎汽船:10,045総トン)には航空用ガソリン7,000t、錫を積載していた。2月18日シンガポール出航同日夜に東城丸触雷し、機関損傷したが応急処置施しそのまま航行開始した船団21日カムラン湾仮泊22日になり、カムラン湾出港直後第二建川丸がパダラン岬南西方28キロ付近触雷沈没した。船団22日にパダラン湾に仮泊東城丸機関修理を行う。パダラン湾出港後に敵機や敵潜水艦接触を受け、25日海南島楡林南東150キロ付近護衛海防艦昭南に米潜水艦ホーから発射され魚雷1本が命中し昭南一筋黒煙残して轟沈した。護衛海防艦25号が敵潜水艦制圧する間に船団楡林向かった同地25号と合流した船団3月2日汕頭沖、5日に泗礁山泊地仮泊8日海防艦屋代朝鮮西岸到達まで護衛船団10日釜山港外に仮泊し、3月11日門司到着した編制輸送船タンカー - 東城丸2TL型戦時標準タンカー)、第二建川丸2TL型戦時標準タンカー護衛艦海防艦 - 昭南屋代8日から朝鮮半島西岸まで)、25号 ヒ94船団 加入輸送船は2隻で、東亜丸飯野海運:10,023総トン)には油15,800tを積載していた。2月23日7時55分、ヒ94船団海防艦63号207号の護衛にて昭南出港する2月26日タイランド湾オビ島沖に漂泊して船団会議開かれたインドシナ半島沿岸部ぎりぎりまで接近して航行続け2月28日未明にはナトラン湾に短時間停泊の後北上再開するが、潜水艦探知したため対潜戦闘を展開して危地逃れた3月1日濃霧により東亜丸が後落、海防艦207号がこれに付き添った3月1日船団楡林入港。翌3月2日には東亜丸途中から合流した第18号海防艦楡林到着して船団会議開かれ今後航行ルートなどが決定された。また、第18号海防艦に代わって敷設艇新井埼」が護衛に就く事に関して新井埼の耐波性と船団速力観点から異議唱えたものの、最終的には「新井埼」の加勢決まった3月3日9時、ヒ94船団楡林出港する楡林出港直後針尾触雷翌日沈没した船団は一旦戻ってから、5日に再び出港し6日大亜湾沖、7日南澳島沖、8日興化湾、9日に牛黒湾、13日加徳水道仮泊14日門司到着した編制輸送船タンカー - 東亜丸1TL型戦時標準タンカー)、 その他 - 給油艦針尾 護衛艦海防艦 - 18号3月1日~楡林まで)、63号207号 その他 - 敷設艇新井埼楡林から) ヒ98船団 加入輸送船は2隻で、良栄丸日東汽船:10,016総トン)には推定で1,700tの油類を、ぱれんばん丸(三菱汽船:5,236トン)にはガソリン8,800t、錫2,000t、生ゴム1,000t、邦人引揚者9名を積載していた。2月27日シンガポール出航3月3日船団サンジャック仮泊。ここで護衛として海防艦1号加入4日インドシナ半島バレラ岬沖を航行中船団は米潜水艦バヤ発見された。バヤタンカー2隻を一挙に撃沈すべく船団後方から魚雷6本を発射良栄丸向かってきた魚雷2本を回避し外れた魚雷は陸岸に命中して爆発残り4本がぱれんばん丸の機関部船体中央部全て命中ぱれんばん丸は大爆発起こし炎上船尾海底着いた状態で沈没した海防艦69号、134号はバヤ制圧向かい船団ダナンに入泊。5日になり、制圧終えた海防艦69号、134号がダナン到着船団濃霧の中ダナン出港した出港後、船団インドシナ半島ツーラン湾沖で米潜水艦バッショーから発見され、バッショーの発射した魚雷2本が良栄丸命中し良栄丸船首一部海上突き出したまま沈没した船団消滅した編制輸送船タンカー - 良栄丸1TL型戦時標準タンカー)、ぱれんばん護衛艦海防艦 - 1号サンジャックから)、69号、130号134

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「戦史叢書による15次に渡る船団」を含む「南号作戦」の記事については、「南号作戦」の概要を参照ください。

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