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慰安所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/11/13 16:55 UTC 版)
慰安所(いあんじょ)とは、軍隊や政府組織が軍人や軍属のために民間業者が設立して軍政が経営を監督及び監査した娯楽施設のことを言う。これとは別に、軍隊や政府組織が軍人や軍属のために民間業者が設立して軍政が経営を監督及び監査した旧日本軍の売春施設を特殊慰安所と、従事する公娼を特殊慰安婦と称した。韓国軍[1][2]やアメリカ軍[2][3]などが戦地・占領地・訓練地で設置・利用したという研究がなされている。
本稿では旧日本軍による慰安所に関して記述する。(とあるが、正確な記述ではない。アジア女性基金のアーカイブの中の一事資料に「慰安所」と「特殊慰安所」についての文献が複数存在するので、これに基づく正確な記述へ修正する必要がある。) 韓国軍については項目「韓国における慰安所」で後述する。占領下の日本で内務省によってGHQ相手に設置された「慰安所」に関しては特殊慰安施設協会を参照。
- ^ http://web.archive.org/web/20020223225519/http://www.asahi.com/national/update/0223/028.html 朝鮮戦争時の韓国軍の慰安婦制度 韓国の研究者発表] 朝日新聞 2002/02/23
- ^ a b 大韓民国の物語 李榮薫著 永島広紀訳 文藝春秋 2009/02 ISBN 4163703101
- ^ ‘皆さんはドルを稼いでくれる愛国者です’証言を通じて “基地村の隠された真実” 続々と明らかに(‘여러분은 달러를 벌어주는 애국자입니다’증언 통해 “기지촌의 숨겨진 진실” 속속 드러나) Ilda 2008/12/15(韓国語)
- ^ 『いわゆる従軍慰安婦問題について』 東京大学東洋文化研究所 田中明彦研究室
- ^ 政府が慰安婦問題に関与していたか否かの調査結果として、1992年7月6日、宮沢内閣の加藤紘一 内閣官房長官が「私から要点をかいつまんで申し上げると、慰安所の設置、慰安婦の募集に当たる者の取締り、慰安施設の築造・増強、慰安所の経営・監督、慰安所・慰安婦の街生管理、慰安所関係者への身分証明書等の発給等につき、政府の関与があったことが認められた」との談話を発表した(「朝鮮半島出身者のいわゆる従軍慰安婦問題に関する加藤内閣官房長官発表」)
- ^ a b c 「女性のためのアジア平和国民基金」(編)『政府調査「従軍慰安婦」関係資料集成』 龍溪書舎 1997年3月20日
- ^ 戸塚悦朗著『国連人権理事会』日本評論社 2009年 ISBN 4535517215
「1992年2月には、東アジアにおける日本軍性奴隷問題等に焦点をあて、国連人権委員会にこの問題の解決のための調停機関を設置するよう要請した。それ以降、軍性奴隷・組織的強姦問題に国際的な関心が集まるようになり」P.30
「著者は、1992年2月17日国連人権委員会に対して、日本軍性奴隷を"sex slaves"として報告し、国連への問題提起を始めたが、これは、のちにILO専門家委員会報告書による対日勧告の基礎となった」P.34 - ^ a b c d e f g >秦郁彦 『慰安婦と戦場の性』 新潮社 1999年 ISBN 4106005654
「一九九二年二月に韓国挺対協が李効再代表を国連本部へ...牧師の崔昌花をジュネーブの人権委員会に送ってアピールしたのが最初であろう。...裏では日本弁護士連合会の戸塚悦朗弁護士の画策があった」P.259 - ^ 吉見義明他「共同研究日本軍慰安婦」大月書店 1995
- ^ controversy of 'comfort women' The Japan Times May 10, 2009
- ^ 「女性の為のアジア平和基金」による復刻版『政府調査 従軍慰安婦関係資料集成』第5巻(31~35頁)
- ^ a b c 吉見義明 『従軍慰安婦』 岩波新書 1995年 4月 ISBN 4004303842
- ^ 小野田寛郎による「私が見た『従軍慰安婦』の正体」(『正論』2005年1月号)
- ^ 関東局(編)の『関東局施政三十年史』(原書房 1974年)
- ^ 韓国の陸軍本部が1956年に編さんした公文書『後方戦史(人事編)』に「固定式慰安所-特殊慰安隊」「[1]」(asahi.com韓国語版)
- ^ 西野留美子 『日本軍「慰安婦」を追って---元「慰安婦」元軍人の証言録』(マスコミ情報センター 1995年2月)
- ^ 大沼保昭, 和田春樹 , 下村満子(編)『「慰安婦」問題とアジア女性基金』 東信堂 1998年10月
- ^ 吉見義明他「共同研究日本軍慰安婦」大月書店 1995
- ^ a b c d e f 吉見義明(編)『従軍慰安婦資料集』I大月書店 1992年12月
- ^ 日本軍の慰安所政策について 永井和 (京都大学文学研究科教授)(永井和のホームページ)
- ^ 陸軍慰安所の設置と慰安婦募集に関する警察史料 永井和 (永井和のホームページ)
- ^ 軍慰安所従業婦等募集に関する件 、ノート:軍慰安所従業婦等募集に関する件
- ^ 斉藤良衛『外国人ノ対支経済活動ノ法的根拠』(外務省通商局、文生書院 1937年)
- ^ 尹 明淑 (Yun, Myoung Suk)「日本の軍隊慰安所制度及び朝鮮人軍隊慰安婦形成に関する研究」(一橋大学 大学院社会学研究科・社会部)
- ^ 中国だけで60万の兵士[2] あるいは、「慰安婦と戦場の性」p401からは、中国・南方の陸軍軍人軍属などを合わせて、太平洋戦争の初期に90万、後期に180万。
- ^ NHKスペシャル「日本国憲法 誕生」(2007年4月29日放送 )
- ^ 岡部直三郎 『岡部直三郎大将の日記』 芙蓉書房 1982年3月
- ^ 岡村寧次(著)、稲葉正夫(編) 『岡村寧次大将資料』 原書房 1970年
- ^ a b 南京戦史編集委員会(編)『南京戦史資料集』(非売品) 偕行社 1993年
- ^ 内務省警保局事務官「支那渡航婦女に関する件」昭和13年(1938年)11月4日, アジア歴史資料センター リファレンスコード A05032044800.
- ^ 千田夏光が自著『従軍慰安婦』(1978年)において、 1941年7月:関東軍は2万人の朝鮮人「慰安婦」を徴募しようと計画、原善四郎参謀は朝鮮総督府に依頼して八千人の朝鮮人慰安婦を集め満州に送ったと書いており、最初は原から直接聞いたとしていたが、後に、『関東軍』(中公新書、1965年)(島田俊彦 『関東軍―在満陸軍の独走』 講談社学術文庫, 2005/06 ISBN 978-4061597143)が出処原典とした。しかし、その書には人物や数字は存在しないという。[要ページ番号]
- ^ 内務省警保局警保局長「支那渡航婦女の取扱に関する件(庁府県)」昭和13年(1938年)2月18日, アジア歴史資料センター リファレンスコード A05032040800
- ^ a b 韓国挺身隊問題対策協議会(編)従軍慰安婦問題ウリヨソンネットワーク (訳) 『証言強制連行された朝鮮人軍慰安婦たち』 明石書店 1993年11月
- ^ 吉見義明(編著)・林博史他(編著)『共同研究日本軍慰安婦』大月書店 1995年8月
- ^ 「私が見た従軍慰安婦の正体」(小野田寛郎)『正論』平成16年(2004年)1月号(漢口を日本が占領して5ヶ月後)
- ^ UNITED STATES OFFICE OF WAR INFORMATION Psychological Warfare Team Attached to U.S. Army Forces India-Burma Theater APO 689(米国 米軍情報部 心理作戦班 米軍インド・ビルマ方面作戦部隊付 APO 689)
- ^ 上野千鶴子『ナショナリズムとジェンダー』 青土社 1998年3月
- ^ からゆきの労働条件
からゆきさんとして有名な北川サキの、大正中期から昭和前期のボルネオ島の例では、一人2円の内、娼婦の取り分は2分の1、その内で借金返済分が4分の1、残りから着物・衣装などの雑費月10円を出すのに、20人の客を取る必要があった。「返す気になってせっせと働けば、そっでも(それでも)毎月百円ぐらいずつは返せたよ」 というから、最少で月110人に相当する(フィリピン政府の衛生局での検査の場合、週一回の淋病検査、月1回の梅毒検査を合わせると、約24円が娼婦負担にさせられていた)。普段の客はさほど多くないが港に船が入ったときが、どこの娼館も満員で、一番ひどいときは一晩に30人の客を取ったという。泊まり無しで2円。客の一人あたりの時間は、3分か5分、それよりかかるときは割り増し料金の規定だった(接待時間ではなく、性交労働時間だったと思われる)。現地人を客にすることは好まれず、かなり接客拒否ができたと見られる。しかし、月に一度は死にたくなると感想を語り、そんなときに休みたくても休みはなかったという。
日本の円の価値は、この時期は安定していたが、ブロック経済(又は満州事変)と前後して急低下して日華事変の頃まで6割のレベルが続き、欧州戦争開始以後さらに低下している。 「国際金融」第9回 「円の歴史、PPP」 p13
また、当時日本の大正中期から昭和の第二次大戦前までの物価はほぼ同じレベルにあり、米価は上下変動があり、第二次上海事変からとくに欧州戦争が始まってから大きく上昇が始まる。 - ^ [3]2巻 185、331、257頁、4巻 286頁]
- ^ 『従軍慰安婦』p228
- ^ 長沢健一 『漢口慰安所』 (図書出版社 1983年)
- ^ a b TBSラジオニューススペシャル「石の叫び-ある従軍慰安婦の記録」1985年放送
- ^ マレー軍 慰安所規定1943年
- ^ 「従軍慰安婦」関係資料集成」2 p195等
- ^ 伊藤隆敏「国際金融」第9回 「円の歴史、PPP」p13
- ^ 軍票(中国情報局 「時事用語ニュース」)
- ^ 朝鮮戦争時の韓国軍にも慰安婦制度 韓国の研究者発表 朝日新聞 2002/02/23
- ^ 「朝鮮戦争時に韓国軍の慰安婦存在」(中央日報)
- ^ “韓国人元慰安婦、韓国政府と米軍を告発 NYタイムズ紙”. Yahoo!ニュース. 産経新聞. (2009年1月8日). オリジナルの2009年1月8日時点によるアーカイブ。
慰安所に関連した本
- 日本の軍隊慰安所制度と朝鮮人軍隊慰安婦 尹 明淑 明石書店
- 皇軍慰安所とおんなたち (歴史文化ライブラリー) 峯岸 賢太郎 吉川弘文館
- 占領軍慰安所―敗戦秘史 国家による売春施設 井上 節子 新評論
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