帝国関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 21:18 UTC 版)
「シャイニング・フォースIII」の記事における「帝国関連」の解説
ドミネート デストニア皇帝。野望と権威欲の塊で残忍無比な性格をしており、自分に逆らう者は親族であっても絶対に許さない。息子の一人であるアロガントの野心さえも手玉に取る老獪な男。 マジェスティ ドミネートの長男でメディオンの異母兄。文人であり、戦いよりも文学や芸術を好む。 優柔不断で覇気に欠けた気弱な性格だが典型的な貴族主義者で、平民の母を持つメディオンだけは皇子とも、ましてや弟とさえ思っておらず、その嫌いようは彼が視界に入っただけでさえ、敵対心をむき出しにしながら嫌悪するほど。 アロガント マジェスティの弟。野心の塊で、兄を出し抜いて皇帝となるべく策謀を巡らすが、それを上回る父に踊らされる格好となる。兄に負けず劣らずの貴族主義者であり、メディオンや自分に刃向かう者全てを愚民呼ばわりする。とはいえ、メディオンに対しては兄に比べてあからさまな嫌い方はしないが、関心も持っていない。その理由は「父が同じでも(メディオンとの)血の繋がりは認めていない」から。 兄への対抗心から戦闘や兵法を学んでおり、凄まじい実力の持ち主。巨神戦士を率いた布陣を敷いてシンビオス軍を迎え撃つも、ダムの放流を用いた奇策に敗れ、戦死した。 レインブラッド 皇帝の命令のみで動く殺戮部隊。キング、クイーン、ナイト、ビショップ、ルーク、ポーンの6人からなる。6人揃っているときはいかなる攻撃も無効化されるバリアを纏う最強のチェス軍団となる。その正体はヒュードルとは別のゴーストが姿形を備えたような存在で、いわば呪われた種族である。だがそんな彼らも別行動をとっている最中、ジュリアン軍に各個撃破されて全滅した。 ヤシャ 帝国の隠密。3人おり、各々のヤシャが真の主ドミネートの任務を遂行していた。元は紅夜叉を長兄とするファーイースト村出身のコウガ忍者の兄弟で抜け忍ローディの追手として村を出てきたのだが、相手との圧倒的な力の差の前に完敗する。その際、表の世界に触れて忍者の空しさを知り、自分たちも抜け忍となることを決心した3人は、村のお屋形を襲って秘伝書を奪い、奥義である三位一体の技を会得すると、ローディのごとく強くなるため修行に励んだ。忍びの力をもってすれば国を持つことも叶うと思っていたが、ローディのようにはいかず挫折。刺客から逃れるため帝国に仕えることになる。 フランツ マジェスティ率いる第1正規軍・重装突撃兵団の将軍。ケンタウロス族で、設定画では金色、ゲーム中では銀色の鎧を装備している。スピリテッドの恋人だったが、国境南西部平原戦において、バサンダに洗脳されたスピリテッドによって戦線を崩され、シンビオス軍に敗れて戦死した。 フィデリティ ドミネートの右腕で、アロガントの教育係。普段は温情あふれる面倒見の良い人物だが、ドミネートが唯一絶対の存在で、ドミネートの命令であれば冷酷無比で非情な人物になる。 ガーゼル 帝国第2正規軍国境守備兵団将軍で、アロガント派の武将。騎士道精神を標榜する割に、勝つ為には手段を選ばない性格。バサンダと組んでスピリテッドを洗脳したが、シンビオス軍と交戦して戦死した。 クリュエル 帝国第2正規軍人狼兵団将軍で、帝国最新鋭の蒸気式戦艦エグゼキュータ号の艦長。アロガント派の将軍の中でも特に血の気の多い急進派。エグゼキュータ号の艦上でメディオン軍に討ち取られて戦死するが、その死の間際に、自分に指示を出していたアロガントが実はブルザム僧が変身した偽者であり、自らが手駒だったことを知り、無念の死を遂げた。 レリアンス 帝国第3正規軍青竜海兵隊将軍で、シーゲイト号の艦長。下級貴族出身で、メディオンの理解者にして心強い後ろ盾である。ブルザム四司祭の1人・フィアールによって沈みゆく敵艦の牢屋に閉じ込められる。しかし、フィアールとの戦闘時に牢の鍵を入手しておけば、無事に生存させることが出来る。若き日のドミネートに心酔しており、彼の筆跡を真似た結果、偽の指令書を書き上げ、メディオンの実母であるメリンダ(後述)を救うことが出来た。 スティール デストニア守備軍の将軍で、作中で唯一のフォックスリング。帝都デストニアを浮遊兵器ワルキューレの侵攻から救ったジュリアン軍を「野党のような連中」と糾弾し、彼らを歓待するつもりだったマジェスティを丸め込んで追い返した悪辣な人物。 ディフェンダ デストニア帝国の名門貴族出身で、難攻不落を誇るバリエレ要塞を任されている。帝都を救ったジュリアン軍と戦うことは義に反すると解ってはいたが、一族を救うためにジュリアン軍と戦う道を選び、戦死した。 スカラー デストニアの兵学者だったが、現在は教会の神父をしている。しかし、その裏で帝国の差別主義に対するレジスタンス活動をしており、ジュリアン軍を命がけで手引きした。 メリンダ メディオンの母。造船所で働く平民だったが、ドミネートに見初められて第二夫人として迎えられ、後にメディオンを出産した。メディオンを従わせる為の人質としてドミネートに利用されていたが、レリアンスがドミネートの筆跡を真似た偽の指令書によってジュリアン軍に合流することが出来た。 ドミノ船長 ジュリアン軍が乗船することになる、フラグシップ号の船長。
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