宅八郎の指摘とは? わかりやすく解説

宅八郎の指摘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 23:02 UTC 版)

マルコポーロ事件」の記事における「宅八郎の指摘」の解説

週刊SPA!』にコラム連載していた宅八郎もこの記者会見出席したが、繰り返し挙手をしたにもかかわらず最後まで指名されなかった。宅は、この日の記者会見場の空気をこう描写している。 いやあ、ボク会場入り口受付で、文春の人に念を押されちゃった。「頼みますよ、宅さん」だって。不穏なものを感じたのかな(笑い)集まった記者の数、数100人。外国人記者多かった。みんなマジメ間違っても芸能レポーターはいない。同時通訳電波流される受信機イヤホンをみんなが耳に突っ込んでるのが異様だった。ボク存在も浮いちゃってたけどな。会見は、文春全面謝罪白旗降伏なんだけど(当たり前か)、花田編集長来てなくて(呼ばれてなくて)、記者たちは不満顔記者追及矢面に立ったのは、田中社長だった。それでボクも、最前列で、質問しようと2時間もずっと手を上げて(笑い)。だけど、司会者ボクだけは完全無視してて、絶対に指してくれないんだよな。チェッ事件について整理しておく。まず、「歴史好きの医者」が書いたナチ収容所でのユダヤ人虐殺はなかった。なぜなら証拠がない」という記事にはかなりズサン印象持っていた。「証拠がないから歴史にない」というのは乱暴だからだ。ただしボクは、人間あらゆる見解を持つことは自由だ考えている。だから断定でなく、それまで定説疑義ていする範囲であれば問題少なかっただろうと思う。(表現の自由範囲外として、ホロコースト否定唱えた者を罰すドイツの法には疑問があるが、少なくとも「ナチス問題」の当事者国の民意としては一定認識」は必要だろう。)それを断定的に公表」するには、明証責任発生する。つまり、記事に「ガス室歴史上なかったという証拠」を提出しなきゃならなくなる。ユダヤ側発言していたが、やはり記事断定支持したととれるリード文が、出版責任として問題となったのだろう。しかし、会見文春側の対応は、しどろもどろ。「何が問題なのか。何を謝罪しているのか」さえ曖昧なのだった記事事実誤認があったのかどうか掲載したことが問題なのか、ハッキリ認識してないようでもある。事実誤認があったというなら、「どこが」を指摘しなければならない思ったのは、ワイドショーレポーターじゃないけど、「社長、それで、ガス室はあったんですか!なかったんですか!」という質問がとべば、文春困ったんじゃないか(笑い)。それがたんに「ひでえ記事ユダヤ人侮辱してすんません」なんてコメントじゃ、記事書いた人だって怒るだろう。今回著者置きっぱなしにして、文春がとった措置回収謝罪廃刊)に著者自身怒っている。出版社著者対す無責任だ感じた。これじゃ「載せ逃げ」だ。著者一人責任取れずに、ユダヤ人責任取ったつもりなのか。著者対す責任をどう考えるのか。これは、同じく著者として生きている人間にとっての大疑問である。その無責任さは、廃刊にもつながっているよう思う。頼まれたわけでもないのに、勝手に自発的に廃刊したんだぜ。議論余地をみずから絶つ廃刊」なんて無責任だろう。建前だけの謝罪。「謝ってあげよう」「廃刊するんだから許して」としか思えなかった。しかし、会見ではマジメ新聞記者質問も、建前しか返ってこないものではあった。「事件今後出版方針にどう変化与えでしょうか?」なんて聞いてどうするんだ。(笑い)ボク指名されたかったなあ。なぜか、有名新聞記者ばっかり質問していたな。

※この「宅八郎の指摘」の解説は、「マルコポーロ事件」の解説の一部です。
「宅八郎の指摘」を含む「マルコポーロ事件」の記事については、「マルコポーロ事件」の概要を参照ください。

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