各国での活躍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 05:00 UTC 版)
「センチュリオン (戦車)」の記事における「各国での活躍」の解説
インドは、印パ戦争でセンチュリオンを投入し、パキスタン軍のM47およびM48パットンと交戦し、待ち伏せ攻撃により圧勝した。 また、オーストラリアはベトナム戦争の派遣軍に参加する際にセンチュリオン Mk5/1を投入したが、戦車戦は発生しなかった。同軍の車輌は夜襲に備え砲塔前面に大型のサーチライトを装備し、また、工具箱や砲塔後部のバケット、車体前面に付けた予備転輪などをスペースドアーマー代わりにすることで、RPGの攻撃にもよく耐えたという。 また、南アフリカもナミビア経由でのアンゴラへの侵攻(South African Border War)にセンチュリオンを投入し、アンゴラ軍のT-54/55やT-62と交戦している。 同国では人種別隔離政策(アパルトヘイト)を行っていたため、先進国から禁輸措置が行われ、最新兵器が輸入できない状態であった。1976年よりセンチュリオンの近代化改良型の開発計画が始まり、同年、最初の試作車が完成し、翌年1977年には2両目の試作車が完成、1978年に3両目の試作車が完成し、最終段階でオリファント Mk.1戦車として南アフリカ陸軍の制式装備として採用された。1985年からアンゴラでの戦闘に改良改造型のオリファント Mk 1Aが投入された。1991年以降に開発されたオリファント Mk 1Bに旧型車が順次改造されており、これにより南アフリカ陸軍の主力戦車のスペックを飛躍的に向上させた。 オリファント戦車がこうした多期に渡る大掛かりな改修・改造を成しえたのは、ベースとなったセンチュリオン戦車が元々頑丈な設計で車体規模にも余裕があったためである。 詳細は「オリファント (戦車)」を参照
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