原案ゲームとの主な相違
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:26 UTC 版)
「アイドルマスター XENOGLOSSIA」の記事における「原案ゲームとの主な相違」の解説
世界設定の違い 現代日本の芸能界を舞台としていた原案ゲームと異なり、本作では地球圏規模の大災厄から復興した後の世界を舞台として、巨大ロボット同士のバトルを描いている。 アイドルの解釈の違い 本作品では「アイドル」という単語を芸能人としてのアイドルではなく、固有名称としてアイドル(iDOL・隕石除去人型重機)というロボットとして解釈している。ただし純粋な芸能人(すなわち本来的な意味での「アイドル」)である高槻やよいの存在や、作品の中盤以降で主人公・天海春香がアイドル(=芸能人)として芸能活動も展開することから、「idol」と「アイドル」の二つの意味で「アイドル」という言葉を使っている。これは「idol」という単語が「偶像」の意味も持つことに引っ掛けたダブル・ミーニングである。 「アイドルマスター」の解釈の違い ゲーム版ではプロデューサーの最高称号であったアイドルマスターだが、上記のアイドル(iDOL)の操縦者(master)という意味で使われている。 声優・設定の違い ゲーム版とキャラクター名は同一であるが、担当声優が異なり、また容姿をはじめとした外見、身長や年齢などといった設定も多少変更されている。 声優の相違について、原案ゲーム版で天海春香を演じた中村繪里子は本作放送終了後のインタビューで「(『XENOGLOSSIA』の)春香が自分じゃなくてよかったと思うようになった」と述べている。中村は本作の春香に原案ゲームの春香とは違うという印象を持ち、もし自分が『XENOGLOSSIA』の春香も演じていたらそれはまた違う春香となることから、それまでの春香を否定することとなると言い、またゲームとアニメの演じ分けにより、それまでの春香を知るユーザーが戸惑っただろうと述べている。一方『XENOGLOSSIA』で春香を演じた井口裕香にとっては自身の初主演作であり、特別な思い入れのある作品としてその後も自身のラジオ井口裕香のむ〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃などで事あるごとにこの作品に触れている。 内容は本作制作のサンライズが「自由にやっていい」というものだったとされ、それについて原案ゲーム版開発スタッフの石原章弘(ディレクター・監修担当)は、「基本的に僕らは設定に極端なこだわりを持っていないんですよ」と前置きし、身長や体重などのベースの設定を変えるつもりはないと発言しつつも、CDやラジオといった媒体で新たに出てきた部分も付け足してファンの共有できる楽しさを増やしたいとし、『XENOGLOSSIA』で生み出された良い部分も吸収していきたかったと述べている。方向性自体については「全然アリ」としている。
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