原作(TV版)の相違点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 16:55 UTC 版)
「きかんしゃトーマス トーマスのはじめて物語」の記事における「原作(TV版)の相違点」の解説
原作でトーマスが入れ替えの仕事をしていたのはヴィカーズタウン駅だが、今作ではTV版同様ナップフォード駅。 TV版のジェームスは当初から赤い塗装だが、この作品では原作に合わせて黒になっている。 原作ではトーマス以外の機関車に番号がついたのはこの作品の時系列より後の第6巻であるが、今作ではTV版同様最初からすべての機関車に番号がついている。 原作第2巻及びTV版第1シーズンになかったトーマスとアニー、クララベルの出会いのシーンが見られる。また、ハット卿とトーマスが初めて出会うシーンも追加された。 原作では、トンネルにこもったヘンリーを押し出そうとしたのは、名前が不明の赤い機関車である。それに対しTV版第3話ではトーマスがヘンリーを押し出そうとしたが、今作の設定上ではトーマスが来る前に事件が起きているので、ヘンリーを押した機関車はジェームスに変更されている。 原作及びTV版では、トーマスが牽いたのは急行列車だったが、本作では、赤茶色の支線客車を牽いている。また、トーマスが見切り発車した理由がエドワードの出発の合図を自分の出発の合図だと勘違いしたからと明確化されている。 ゴードンが貨車を牽いて丘で上ろうとするシーンがある。また、トップハム・ハット卿が連絡を受けてエドワードにゴードンの応援を頼みに行くシーンが追加された。 トーマスを連結したゴードンが停車した駅は原作ではバラフー駅だが、本作ではTV版と同様ウェルズワース駅。 TV版3話及び5話でのヘンリーの列車は大型客車(急行列車)だったが、今作ではいずれも赤い普通客車に差し替えられている。 TV版第1話では、ゴードンの列車から切り離されたトーマスは転車台に乗って給水塔へ向かっていたが、今作では普通にバックで給水塔へ向かっている。 原作及びTV版でヘンリーが改造されたのはこれより後のフライング・キッパー事故後であるが、本作ではすでにヘンリーが改造後の姿になっている。 原作及びTV版では、トーマスが引いた貨車の中に有蓋車がいたが、今作では無蓋車のみが連結されている。またTV版第1シーズンでは貨車の顔は目のパーツのみが描かれたシンプルな物だったが、今作では第2シーズン以降同様に、灰色の、鼻や口のある顔である。 原作及びTV版では、トップハム・ハット卿が貨車に押されたトーマスに貨車について勉強する事を勧めるが、本作ではトップハム・ハット卿がトーマスを叱りつけ、その後彼に仕事を任せたエドワードにも注意した。 原作及びTV版では、トーマスはただ見ているだけであったが、トーマスがジェームスを追いかけ彼と連結して暴走を止めようとするシーンが追加される。そして、ジェームスの脱線事故をトーマスが目撃している。 原作及びTV版では、ヘンリーはトンネルから出てきてすぐに雨を克服したが、本作では「雨が苦手」という設定がかなり強調されていて、トーマスの「只の水だと思えばいい」というアドバイスのおかげで雨嫌いを克服するエピソードが追加される。 原作ではヘンリーはトンネルから出てきたあと雨に強くなるようボディを青に塗りなおしてもらっているが、本作ではTV版と同様に塗りなおされず緑色のまま。 原作ではジェームスが脱線したのは彼が初めて貨車を牽いた時とされているが、今作では事故の前にも何度か貨車を牽いている。また、原作及びTV版では脱線事故の後に初めて客車を引いているが、今作ではトーマスの来島初日に既に旅客列車を牽いている。 原作及びTV版では、ジェームスが自惚れ屋になったのは、原作3巻及びTV版第8話で、赤いジェームスを見た乗客が「素晴らしい機関車」と褒めたことがきっかけだが、本作では黒いボディの時から自惚れ屋の性格である。 原作の設定によれば、トーマスがソドー島に来たのは1915年(エドワードも同じ年)、ヘンリーの来島が1922年、ゴードンとジェームスが1923年だが、今作ではトーマスがソドー島に来た時、すでにヘンリーたちが島にいる。 原作及びTV版では、トーマスが運んだり、脱線したジェームスを持ち上げたのは、人格のない只の救援列車(クレーン車)だが、本作では新キャラのジュディとジェロームである。 原作及びTV版になかった、ジェームスが塗装を変えられたのちに帰ってくるシーンが追加された。 「なまいきなトーマス」及び「トーマスとゴードン」になかったゴードンに連結されたトーマスがエドワードとすれ違うシーン、「あわてもののトーマス」及び「トーマスのしっぱい」になかった客車を忘れたトーマスがジェームスとすれ違うシーン、そして「トーマスと貨車」及び「トーマスのさいなん」になかった暴走中のトーマスがヘンリーとすれ違うシーンが追加された。 TV版では、客車を忘れたトーマスのことを聞いて、ジェームスたちがトーマスをからかったり笑ったりした場所はナップフォード駅だが、今作ではティドマス機関庫である。 原作及びTV版になかった、エドワードやゴードンが新しい機関車(=トーマス)について噂するシーンが追加された。 原作及びTV版では、トーマスが昼寝中のゴードンに「Wake up lazy bones!(=起きろよ怠け者!)」と言ったとき、彼は既に青の塗装であるが、今作では緑のボディの時に言っている。また、原作及びTV版になかった、支線の運用を任された後、トーマスがナップフォードから出発していくときに、ゴードンに「Wake up lazy bones! Really useful engine coming through!」と話すシーンがある。 原作及びTV版では、人格がない只の救援列車(クレーン車)のことを教えたのはトーマスの機関士ボブだが、本作ではジュディ&ジェロームのことを教えたのはアニーとクララベルである。 原作及びTV版ではトーマスが支線で働くことになったときにアニーとクララベルが来たが、本作ではすでにソドー島におり、ジェームスに牽引されている(終盤でジェームスが「my coaches.(=僕の客車)」と言っているが、その後2人に「We're Thomas' coaches now,James.(=今はトーマスの客車よ、ジェームス。)」「That's right!(=そうね!)」と返される。)。 原作及びTV版になかったジェームスのブレーキに黒い煙が追加された。黒い煙が出るたびにトーマスに焦げ臭いにおいを指摘される。 原作及びTV版では、トーマスが客車を取り残されたまま駅を出発したシーンで、人々達が手を振るシーンが存在したが、今作では信号手達が慌ててトーマスに手を振って知らせるシーンに変更されている。
※この「原作(TV版)の相違点」の解説は、「きかんしゃトーマス トーマスのはじめて物語」の解説の一部です。
「原作(TV版)の相違点」を含む「きかんしゃトーマス トーマスのはじめて物語」の記事については、「きかんしゃトーマス トーマスのはじめて物語」の概要を参照ください。
- 原作の相違点のページへのリンク