動作原理と機構とは? わかりやすく解説

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動作原理と機構

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 03:15 UTC 版)

ノーター」の記事における「動作原理と機構」の解説

コアンダ効果応用している 内蔵されファン角度変える事により、テイルブームから噴出する空気の量を変える事によりメインローターの反トルク生じる。テイル・ブームの基部内に備わった送風ファンエンジンによって駆動されて、外気取り込み後部へと伸びるテイル・ブーム内へ送風する。テイル・ブームにはブーム途中片側側面ブーム末端部の反対側面開口部持ち送風された空気噴出させるそれぞれの噴出は「サーキュレーション・ジェット」と「ダイレクト・ジェット」と呼ばれるブーム途中開口部では、側面から下方向けてサーキュレーション・ジェットを噴出することでメイン・ローター作り出す強力な下降気流(の一部)を曲げる。このコアンダ効果によって、ブーム左右下降気流流れ不均一となり、開口部側の流速高まって側方引っ張られるブーム末端部の開口部からのダイレクト・ジェットはそのまま側方へ押す力となる。 2つ側方への力は、メイン・ローター回転作り出す機体回転運動(反トルク)を打ち消すように働く。また、機首方向決め運動ヨー)で使用される通常のテイル・ローターのように回転翼露出せず、機体内部にあるので地上離着陸時などでの人身事故の危険が減らせることや、騒音低減図れる。 ホバリング時には、サーキュレーション・ジェットとダイレクト・ジェットは、ヨーイング制御にほぼ50%ずつの効果発揮しているが、前進飛行速度40 km/h - 95 km/h 程度では、テイル・ブーム側面流れメイン・ローターからの下降気流斜めになるためコアンダ効果働かず、サーキュレーション・ジェットの効果に代わって、テール末端部の垂直尾翼が反トルク含めてヨーイング制御使用できる内部空気を通すため、テールブームの断面円形になっているのが外見上の特徴である。

※この「動作原理と機構」の解説は、「ノーター」の解説の一部です。
「動作原理と機構」を含む「ノーター」の記事については、「ノーター」の概要を参照ください。

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