初代 SH型(1952年-1957年)
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「プリンス・セダン」の記事における「初代 SH型(1952年-1957年)」の解説
1950年(昭和25年)9月 - たま電気自動車と富士精密工業が自動車用ガソリンエンジン開発交渉を開始した。11月 - たま電気自動車と富士精密工業の間でエンジン開発交渉が成立した。 1951年(昭和26年)10月 - 富士精密工業は4気筒OHV1,500ccエンジン「FG4A型」完成、このエンジンは年々改良が加えられ、最終的には「G1型」と呼称されて1968年(昭和43年)まで、スカイライン等のプリンス車に使用された。 1952年(昭和27年)2月15日 - たま自動車、ガソリン乗用車AISH型試作車完成、試験走行もそこそこに、僅か8日後には運輸省の認証試験を受けた。しかも、試作2号車は後日東京工業大学に公用車として販売してしまう程の無謀さであった。このため量産化されてからはメインユーザーのタクシー業界から耐久性不足の不評を買うことになり、発売後も1954年頃まで様々な不具合対策に追われる。3月7日~9日 - 東京京橋のブリヂストンビルにて、プリンス・セダンAISH型とプリンス・トラックAFTF型の発表展示会開催。 8月 - プリンス・セダンとトラック、富士登山キャンペーン。それぞれ2台ずつで河口湖のホテルを出発し、富士山五合目まで1時間20分、海抜2,400mまでの道なき道を踏破した 1953年(昭和28年)6月 - プリンス・セダンAISH-II型発売 全幅が1596mmから1655mmへ拡大。ボンネット先端にPマークのエンブレム装着 1954年(昭和29年)6月 - 皇太子にプリンス・セダンAISH-II型が献上された。11月 - プリンス・セダンAISH-III型発売 1955年(昭和30年)1月 - プリンス・セダンAISH-IV型発売 52馬力、フロントグリル、サイドモール形状変更10月 - プリンス・セダン・スタンダードAISH-V型発売 フロントグリル、サイドモール形状変更 1956年(昭和31年)3月 - 前輪ダブルウィッシュボーン式独立懸架のプリンス・セダン・スペシャルAMSH-I型発表。トヨペット・クラウンRSや、日産・オースチンA50ケンブリッジなど、前輪独立懸架装備・1,500cc級の新たな競合モデルが登場する中で、次世代モデルとなる初代スカイラインを発売するまでの対抗策、かつ前輪独立懸架の先行採用モデルとして発売された。12月 - プリンス・セダン・スペシャルAMSH-II型、プリンス・セダン・スタンダードAISH-VI型発売 60馬力、サイドモール形状変更 富士登山キャンペーン 皇太子明仁親王と妹の清宮貴子内親王、皇太子のプリンス・セダンAISH-II型とともに 発表展示会
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