傀儡子
名称: | 傀儡子 |
ふりがな: | くぐつ |
種別: | 民俗芸能、娯楽、遊戯に用いられるもの |
員数: | 47体 |
指定年月日: | 1956.04.26(昭和31.04.26) |
所有者: | 八幡古表神社 |
所有者住所: | 福岡県築上郡吉富町大字小犬丸 |
管理団体名: | |
備考: | 御舞人形20体,相撲人形22体,行司人形1体,四本柱人形4体 |
解説文: | 傀儡子はくぐつまわしが持ち操っていた木偶で、操り人形の原初形と考えられ、平安時代中期以後、江戸時代までかなり盛んに行われていた記録があるが、実物の残存するものは殆どない。この神社の傀儡子は数も纒まり保存も良好で、芸能化する以前の形をよく残しており、極めて重要な資料である。また、この傀儡子はかつて宇佐神宮の放生会が行われていた当時、和間の浮殿で奉仕した由緒をもち、神舞(細男舞)と神角力との二部からなり、今は社前で行われている。 |
傀儡子
傀儡子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/09 21:43 UTC 版)
傀儡子(くぐつし、くぐつ、かいらいし)とは、木偶(木の人形)またはそれを操る部族のことで[3]、流浪の民や旅芸人のうち狩猟と傀儡(人形)を使った芸能を生業とした集団、後代になると旅回りの芸人の一座を指した語。傀儡師とも書く。また女性の場合は傀儡女(くぐつ め)ともいう。西宮発祥のものは正月に家々を廻ったことから冬の季語。
- ^ えべっさんのまち散策西宮流観光案内所
- ^ 『川柳江戸砂子』西濃印刷會社岐阜出版部 -
- ^ a b c 古要神社の傀儡子の細男舞と神相撲田原久、国立劇場『日本の民俗劇と人形芝居の系譜』、1968年
- ^ a b c d 傀儡女の登場と変容: 日本における買売春服藤早苗、埼玉学園大学紀要(人間学部篇)第10号、2010-12
- ^ a b c くぐつ『遊女の時代色 : 趣味史談』武田完二 著 (大同館書店, 1934)
- ^ 『新撰十訓抄』田中健三著 (東林書房, 1931)
- ^ 文楽の歴史独立行政法人日本芸術文化振興会
- ^ 間瀬久美子『近世朝廷の権威と寺社・民衆』吉川弘文館、2022年、P315-316・388-389.
- ^ 方相・傀儡・郭禿・鍾馗―「天籟」もう一つの身体技法山口建治、神奈川大学『非文字資料から人類文化へ ―研究参画者論文集―』2008
- ^ 『医事雑考竒珍怪』田中香涯著 昭和14
- ^ 筒井功『サンカの起源 クグツの発生から朝鮮半島へ』河出書房新社、2012年6月15日
- ^ 徳島県下における岐神信仰に関する言説 近藤直也、九州工業大学、2013年,p13
- ^ 「大江匡房の『傀儡子記』の全文を読みたい。」(近畿大学中央図書館) - レファレンス協同データベース 2013年03月25日
- ^ 魚龍曼延の戯とは何か 『日本民族文化史考』白柳秀湖著 (文理書院, 1947)
- ^ にしのみや 歴史見聞録 傀儡師故跡(産所町) 人形操り発祥の地西宮市、2011年5月10日
- ^ 『日本操り人形史: 形態変遷・操法技術史』加納克己、八木書店, 2007
- ^ 田中組神楽車 「傀儡師」~船弁慶SEISYSTEM、2012/05/24
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