佐野バス停開設、足利わたらせ号の開設と関東自動車の撤退
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「マロニエ新宿号」の記事における「佐野バス停開設、足利わたらせ号の開設と関東自動車の撤退」の解説
2004年7月、「マロニエ新宿号」は、利用促進策の一環として、運行経路の途中にある東北自動車道佐野藤岡インターチェンジに程近い佐野プレミアム・アウトレット横への乗り入れを開始、宇都宮市内 - 佐野間の区間利用も期待して栃木県内相互間の利用も可能した。これは一定の成果をもたらし、東京 - 佐野間の週末利用者が増加、2005年10月の「足利わたらせ号」(東京駅八重洲口 - 佐野 - JR足利駅)開設により、一層の利用増が期待された。 しかし、もともと首都圏の旅客運輸網からやや外れた位置にあった人口12.5万人の佐野市民は当路線を東京方面への足として位置付け、佐野市はその交通ルートとしてこの運営に注力することになったが、その一方で、佐野で高速道路から一般道に下りて乗降を行うことにより佐野付近の交通渋滞に巻き込まれたり佐野バス停で停車時間が延長するなど、宇都宮方面利用者にとって、一定の着席保証に比して時間的損失のデメリットが著しい状況となり、東京方面と宇都宮方面間の利用者は激減、もともと宇都宮市と新宿間の利用を期待して運行担当していた関東自動車は当路線から撤退するに至った。 なお、関東自動車は現在も空港リムジンバス路線としてマロニエ号を運行しており、高速バスに関わる「マロニエ」の商標は関東自動車の登録商標である。
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