主な事業方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 04:44 UTC 版)
事業手法は様々で、次のような手法が適用されて街路は整備される。 街路単独事業 計画決定された道路区域の土地を買収して道路を整備するもの。 沿道整備街路事業 既存街路の拡幅のため、沿道地権者に沿道残留または代替地移転など希望に柔軟に対応して、地域の幹線道路として一体的整備を推進するもの。 沿道区画整理型街路事業 幹線街路沿いの帯状の市街地形成のため、土地区画整理手法を活用して幹線道路と沿道市街地の一体的な整備として行われるもの。沿道の保全と健全な土地利用の推進を図るために行われる。 土地区画整理事業 計画対象地域の土地所有者から、土地の一部を一定の割合で提供してもらい、土地を集約して街路や公共施設を一体的に整備するもの。 都市再開発事業 都市再開発法に基づき行われるもの。地区内の既存建物を除去したあと、中高層の共同建物を建築し、同時に街路や公園を整備する。歴史的建築物を中心とする「歴史的建築物等活用型再開発事業」、市街地商店街の活性化を目指した「都市活力再生拠点整備事業」がある。 身近なまちづくり支援街路事業 幹線道路の整備に、まちづくりのテーマを加えて地区レベルで街路再整備や景観整備を図るもの。対象地区の種類は、「歴史的環境整備地区」「居住環境整備地区」「都市交通環境整備地区」「商店街活性化支援地区」「都市交通環境整備地区」「都市景観整備地区」「安心まちづくり総合整備地区」がある。 モノレール道等整備事業 モノレールや新交通システムなどの公共交通機関を整備して、道路交通の円滑化を図るもの。 電線共同溝整備事業 沿道の電柱類を撤去して、電線類を主に歩道部分などの道路地下の電線共同溝に収容して、道路の安全面と景観を整えるもの。 連続立体交差事業 市街地の踏切を中心に生じる交通渋滞解消や踏切内事故を無くすため、鉄道の一定区間を高架化または地下化して踏切を廃し、道路交通の流れをスムーズにして利便性を向上させるもの。 ITS関連施設整備事業 道路情報、駐車場情報などの総合的な情報提供システム施設を配して、道路交通網全体の利便性向上や交通確保を図るもの。
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