ミラージュF1CRとは? わかりやすく解説

ミラージュF1CR

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 00:07 UTC 版)

ミラージュF1 (戦闘機)」の記事における「ミラージュF1CR」の解説

フランス空軍向けの戦術偵察機型ミラージュIII R/III RD後継戦術偵察機として開発され機体で、副次的対地攻撃にも投入可能。空中受油プローブ付きミラージュF1C-200をベースに以下の改良加えられている。 高精度航法攻撃偵察システムSystème de Navigation et d’Attaque et de Reconnaissance - SNAR)を搭載レーダーを、グラウンドマッピング/コンターマッピングモジュールを追加装備したシラノIVM-Rに変更機首下面偵察カメラ窓を設置左舷側のDEFA 30mm機関砲撤去し赤外線ラインスキャナーを搭載するスペース確保。 ミラージュF1CRの1号機1981年11月20日初飛行し、フランス空軍64機を新規に発注1983年9月には第33偵察航空団フランス語版)での作戦準備整った偵察装備 ミラージュF1CRには、以下の偵察装備搭載可能。 Omera 33/TRT-33 - 垂直下撮影カメラレンズ焦点距離150mm、300mm、600mmの3種類を選択可能。 Omera 40/TRT-40 - パノラミックカメラ。左右方向180度までを撮影可能。 Super Cyclope - 赤外線ラインスキャナー。収集したデータリアルタイム地上基地送信可能。 Raphael TH - 側方監視レーダーSide Looking Airborne RadarSLARポッド最大100kmまでの距離をレーダー画像偵察する。 ASTAC(英語版) - 電子偵察ポッド各種レーダーの場所と種類偵察する。 RP35P - 写真偵察ポッド焦点距離75mm、150mm、200mm、600mmのカメラ搭載可能。 Desire - 電子光学ポッドデジタル式ビデオ撮影装備で、最大で610mmの高解像度光学撮影が可能。また、撮影した映像リアルタイム地上基地送信可能。 上記偵察装備のうち、TRT-40パノラミックカメラとTRT-33垂直カメラ二者択一機首下面カメラ部分に、Super Cyclope 赤外線ラインスキャナーは左舷DEFA機関砲部分それぞれ内蔵されるが、それ以外偵察ポッドドイツ語版ハンガリー語版)は胴体中心線ハードポイント択一搭載される。

※この「ミラージュF1CR」の解説は、「ミラージュF1 (戦闘機)」の解説の一部です。
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