ミラージュF1CT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 00:07 UTC 版)
「ミラージュF1 (戦闘機)」の記事における「ミラージュF1CT」の解説
フランス空軍向けの全天候戦闘爆撃機型。ミラージュ2000Cの配備が進むと、防空戦闘機としてのミラージュF1は余剰化した。これに合わせて旧式のミラージュIIIEとミラージュ5Fの後継機とするために、空中受油能力を持つミラージュF1C-200を戦闘爆撃機に改修する計画が1988年からスタートした。 ミラージュF1CTは、以下の変更が加えられている。 レーダーを、ミラージュF1CRと同型のシラノIVM-Rに換装。 ミラージュF1CRと同型の航法・攻撃システムを搭載。 機首下面にレーザー測距儀を搭載。 射出座席を、ゼロ・ゼロ射出能力を持つマーチン・ベイカーMk.10(英語版)に換装。 新型のレーダー警戒受信機、チャフ/フレア・ディスペンサー、秘話通信装置を追加。 これらの改修により、クラスター爆弾やロケット弾、レーザー誘導爆弾などの運用能力を獲得したが、改修前と同等の空対空戦闘能力を維持している。 最終的に55機のミラージュF1C-200が、ミラージュF1CTに改修された。
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