【マーチンベイカー】(まーちんべいかー)
Martin Baker.
英国に本社を持つ航空機産業メーカーで、主力製品は射出座席。
西側の射出座席の歴史を築き上げたと言っても過言ではなく、1946年以降、75000以上の射出座席を生産し、93カ国の空軍で使用され、7190人以上のパイロットを救った実績を誇る。
高度ゼロ・速度ゼロの状態から射出されても落下傘の開く安全高度までパイロットを叩き飛ばせる「ゼロゼロ射出座席」をはじめて実用化したのも本社である。
古くはミーティアやハンターから、最新鋭のユーロファイターやJSF、ラファールまで、欧米の戦闘機で搭載した事のない機種は存在しないと言えるほど多大なシェアを持っている。
航空自衛隊においてもF-4EJによる使用実績が有る。
マーチン・ベイカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/26 08:11 UTC 版)
「ヴァレンタイン・ベイカー」の記事における「マーチン・ベイカー」の解説
1934年にベイカーは友人のジェームズ・マーティンと共にマーチン・ベイカー社を設立するためにヘストンを去り、同社のテストパイロットを勤めた。マーチン・ベイカー MB 3試作機のテスト飛行中にエンジンが停止し緊急着陸を試みたが、機体は樹木の切り株に激突してベイカーは死亡した。ベイカーの死は共同経営者のマーチンに重大な影響を与え、これによりパイロットの安全を確保することがマーチンの主たる目標となり、会社を射出座席に特化した企業へと変えた。
※この「マーチン・ベイカー」の解説は、「ヴァレンタイン・ベイカー」の解説の一部です。
「マーチン・ベイカー」を含む「ヴァレンタイン・ベイカー」の記事については、「ヴァレンタイン・ベイカー」の概要を参照ください。
- マーチン・ベイカーのページへのリンク