ホノルルのKIKUコールサインの過去の歴史とは? わかりやすく解説

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ホノルルのKIKUコールサインの過去の歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 03:47 UTC 版)

KIKU」の記事における「ホノルルのKIKUコールサインの過去の歴史」の解説

放送中は「40年以上」と宣伝しているが、歴史上KIKU」のコールサイン使った局は二つある。どちらもハワイ放送エリアとして日本語放送行ってきたテレビ局だが、現在のKIKU」とVHFチャンネル13使ったかつての「KIKU」は別の法人である。以下、それぞれについて記述する。 かつての「KIKU」はワトゥムル・ブロードキャスティング・カンパニー(Watumull Broadcasting Company)の所有の下、1962年7月4日独立記念日)に独立局KTRG-TVとして立ち上げられた。その後敏腕メディア経営者として知られたリチャード・イートンはKTRG-TVの経営が傾いているという情報聞きつけ、フレンドリー・ブロードキャスティング・カンパニー(Friendly Broadcasting Company、以下「フレンドリー社」と表記)を開設してこの局をオーナーのハワイアン・パラダイス・パーク社(Hawaiian Paradise Park Corp.)から買収し、自ら経営立て直そう画策した。1966年にはフーヴァー立石(Youichi Hoover Tateishi)がフレンドリー社に加わったハワイ生まれの帰米二世である立石ハワイ大学卒業後、米軍勤務したのちに日本語ラジオ局KOHO、KZOO開設関わり、その経営尽力していた。 1966年2月3日フレンドリー社は放送通信事業規制監督を行う連邦通信委員会(以下、FCCに対して放送免許移行申請したが、それに対してFCC免許移動にあたって市場調査妥当性コミュニティーニード本当に満たされるのか、管理能力はあるのかの3点について聴聞を行う必要がある通知してきた。さらにFCCジョンソン委員による「外国語放送有益な面を評価しつつも、それによる国家分裂分断化を懸念せざるを得ない」という内容反対意見書添付されてきた。 この通知受けて事態膠着すると判断した立石は一旦フレンドリー社を離れて単身日本渡り東京大阪テレビ局訪問して番組調達ルート開拓した。またKTRG-TVの権利者デヴィッド・ワトゥマル(David Watumull)と交渉し定期日本語番組放映開始した。この番組には日本からの番組のみならず自制作の番組含まれ日本語講座地域番組女性向け番組などがあった。 聴聞会では立石ハワイ大学アジア太平洋地域言語学教授ジョン・ヤング博士などがハワイにおける日本語放送必要性主張したその結果審査委員会放送免許移管認可した1966年にKTRG-TVは売却されコールサインKIKU変更した。こうして1967年11月3日KIKU初放映行った初代ゼネラルマネージャーには立石就任した当初設備も不十分で視聴取状態も悪く映像途切れたので「聞くテレビ」などとヤジが飛ぶこともあったというが、立石2代目ゼネラル・マネージャージョアン二宮らは地道に改善積み重ね順調に人気集めた。特にジョアン時代劇子供番組路線公表博した初期KIKUは、1970年代通じてハワイの子どもたちに大人気となり、仮面ライダーV3人造人間キカイダー愛の戦士レインボーマンがんばれ!!ロボコン秘密戦隊ゴレンジャーバトルフィーバーJなど、日本特撮番組放映したサンディエゴのクッシュマンは、テレビ朝日10人の地元投資家協力して、ミッドパシフィック・テレビジョン・アソシエイツを結成し1979年4月9日チャンネル13買収した買収招いた原因には円高による番組放映権高騰があるという。日本の番組簡素化され19:00から22:00までのゴールデンタイム移動したKIKUは『kid vid形式切り替え、『ザ・チルドレンズ・アワー(The Children's Hour)』や『プロフェッサー・ファン(Professor Fun)』などの番組成功収めた日本の番組縮小に対して地域住民反対運動もあったが、日本の番組1981年までに完全に廃止された。 1984年KIKUコールサインKHNL変更された。1986年、KHNL-TVはシアトル拠点とするキング・ブロードキャスティング・カンパニー(英語版)に売却され同年チャンネル13FOXネットワークチャーター系列局となった。しかし、KHNLアジア番組コンテンツ、主に相撲試合放送し続けた1992年、キング・ブロードキャスティング・カンパニーはプロビデンス・ジャーナル・カンパニー(英語版)とその金融パートナーであるケルソ&カンパニー英語版)と合併したKHNLは現在、1996年1月1日系列変更により、当時所有者であるSFブロードキャスティング英語版)とのグループ全体加入契約通じてホノルルFOX系列となったKHON(チャンネル2)との放送局交換ネットワーク提携続いて市場NBC系列として運営されている。

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