ペチュニアの花言葉

実用日本語表現辞典

ペチュニアの花言葉

ペチュニアの花言葉は「あなたと一緒なら心が和らぐ」、「心の安らぎ」、「心がなごむ」である。ペチュニアの花言葉は、心の平安を意味するものが多い。

ペチュニア花言葉の由来

ペチュニアという名前は、ブラジルの先住民族のグアラニー語の「petyn（ペチュン）」に由来している。「petyn（ペチュン）」にはタバコという意味があり、ペチュニアの花がタバコの花に似ていることからそのようにつけられたという。そのため、ペチュニアの花言葉は「心の安らぎ」や「心がなごむ」など、タバコを吸った時のリラックス感に由来するものが多い。

ペチュニアの英語の花言葉

ペチュニアの英語の花言葉は、「peace of mind（平和な心）」と「your presence soothes me（あなたと一緒だと安心です）」である。英語の花言葉も、タバコの癒し作用に由来するものとなっている。

ペチュニア色別の花言葉の解説

＃ピンクのペチュニアの花言葉：「自然な心」、「賑わい」、「繁栄を極める」
ペチュニアは夏の暑さの中でも元気に咲き誇り、ピンクの優しい色味は見るだけで心に幸福感を与えてくれる。花壇を美しい花で賑わし幸せな気持ちにしてくれることから、「繁栄を極める」や「賑わい」という花言葉がつけられたという。また、ピンクのペチュニアは自然のままの美しさを誇示しているため、「自然な心」という花言葉がつけられている。華やかで可愛らしい花は、誕生日やお祝い事の贈り物に最適である。

＃赤色のペチュニアの花言葉：「決して諦めない」
赤色は力強く、主張の強さを感じられる色である。そのような赤色のイメージから、「決して諦めない」という花言葉がつけられている。様々な花が植えられている花壇の中でも、情熱的に存在感を主張する赤いペチュニアはひときわ目を惹き決して埋もれることはない。芯の強さを教示している風貌にぴったりの花言葉である。赤色のペチュニアは、ずっと思い続けている相手や断られても諦められない相手に、「決して諦めない」というメッセージを込めて贈ることができる。

＃濃い紫色のペチュニアの花言葉：「追憶」
紫色のペチュニアは濃い色と淡い色の2種類があり、色の濃淡によっても花言葉が異なる。濃い紫色はヨーロッパや日本において昔から高貴な色として認識されてきたほか、大人っぽく落ち着いた印象がある。そのため、若き日を振り返るというニュアンスで「追憶」という花言葉がつけられている。目上の人や、敬老の日のプレゼントに適している。

＃淡い紫色のペチュニアの花言葉：「人気者」
淡い紫色のペチュニアは、明るく華やかに咲き誇る。その様子が、まるでパラソルを広げたように可愛らしいことから「人気者」という花言葉がつけられたという説がある。職場の同僚や仲の良い友達に贈るのに向いている。

＃黒色のペチュニアの花言葉：「危険な愛」
黒色は闇や悪などあまり良いイメージを持たれていない色である。そのため、黒色のペチュニアにも「危険な愛」という少し危うい印象の花言葉がつけられている。黒色のペチュニアはブラックベルベットとも呼ばれ、その妖艶な美しさで人々を魅了している。他の色には無い艶めかしさが、「危険な愛」という花言葉を生み出したと考えられている。ネガティブな花言葉なので、相手からリクエストされない限りプレゼントしない方がよい。

＃白色のペチュニアの花言葉：「淡い恋」
白色は清純なイメージがあり、白色のペチュニアが可憐に咲く姿は「淡い恋」を連想させる。赤のように主張の強い恋心ではなく、控えめで純粋な恋心をイメージさせる花言葉である。好きな人にプレゼントするのにぴったりである。

＃青色のペチュニアの花言葉：「ためらう気持ち」
青色は消極的なイメージを持たれている色であることから、青色のペチュニアには「ためらう気持ち」という花言葉がつけられている。好きな人に気持ちを伝えられないもどかしさやためらい、悩ましい気持ちを表している花言葉である。また、青色のペチュニアは青色のカーネーションを作るために改良された品種とされている。そのため、「ためらう気持ち」という花言葉には、カーネーションを作るための試作品という自信の無さやためらいも含まれているといえる。

＃絞りカラーのペチュニアの花言葉：「邪魔者」、「恋の手紙を遮断された」
絞りカラーとは絞り染めのような柄が入った色のことで、絞りカラーのペチュニアは朝顔のような見た目である。そのように他のペチュニアとは少し異なる風貌であるためか、「邪魔者」という花言葉がつけられている。また、「恋の手紙を遮断された」というネガティブな花言葉もついている。見た目は美しい花であるが、他のペチュニアとは毛色の違う意味深な花言葉であるため、プレゼントには適していない。

ペチュニア本数別の花言葉の解説

ペチュニアには本数別の花言葉はないため、花全般の本数別の花言葉を参考にできる。

＃プラスの意味の本数
・1本：「あなたが運命の人」
・3本：「愛している」
・4本：「一生愛し続ける」
・6本：「あなたに夢中」
・8本：「思いやりに感謝」
・9本：「いつも一緒にいよう」
・11本：「最愛」
・12本：「恋人（奥さん）になって」
・40本：「永遠の愛を誓う」
・50本：「永遠」
・99本：「永遠の愛」
・108本：「結婚してください」

これらは全てプラスの意味の本数であるため、ペチュニアをプレゼントする際にはこれらの本数にするとメッセージ性が高まる。白いペチュニアを6本贈ると「淡い恋」を抱き「あなたに夢中」というメッセージが伝えられるほか、淡い紫色のペチュニアを4本贈ると「人気者」のあなたを「一生愛し続ける」というメッセージが伝えられる。また、プロポーズする時に12本の花を贈ると幸せになれるといわれているので、12本のペチュニアをブーケにするとよい。

＃マイナスの意味の本数
・15本：「ごめんなさい」
・16本：「不安な愛」
・17本：「絶望の愛」

本数別の花言葉にはマイナスの意味合いのものもあるため、ネガティブな花言葉にならないよう注意が必要である。特に、黒いペチュニアや絞りカラーのペチュニアはネガティブな花言葉を持つので、16本や17本の花束にするとマイナスの意味合いを強めてしまう。本数別の花言葉を細かく把握している人は少ないが、せっかく花をプレゼントするなら良い花言葉になるよう考慮することが大事である。

ペチュニアの怖い花言葉

ペチュニアは可愛らしい見た目でほとんどが癒し系の花言葉であるが、怖い花言葉もいくつかある。

＃「危険な愛」
「危険な愛」という花言葉は黒いペチュニアにつけられており、黒という色とも相まって怖い印象を受ける。お祝い事に黒い花を贈ることは少ないが、お葬式の献花として贈るにしても「故人と道ならぬ恋をしていたのでは？」と勘繰られる可能性もある。また、不倫や略奪のほのめかしなど、危険なメッセージと捉えられることもある。

＃「邪魔者」
「邪魔者」は絞りカラーのペチュニアにつけられている花言葉で、直接的な嫌悪感を表している。絞りカラーのペチュニアを贈った場合、相手のことを煙たく思っているというメッセージになってしまう。

＃「恋の手紙を遮断された」
「恋の手紙を遮断された」も、絞りカラーのペチュニアにつけられた花言葉である。「恋が上手くいかないのはあなたのせいだ」と非難するようなニュアンスの花言葉であるため、相手を怖がらせてしまうだろう。

花言葉を気にしない人もいるが、ほとんどの人は怖い花言葉の花を贈られると良い気はしない。黒色や絞りカラーのペチュニアを贈る場合は、自分が伝えたいメッセージをカードに書いたり、口頭で伝えたりして怖い花言葉を打ち消す必要がある。



※ 花言葉の内容は諸説あります。

（2022年4月7日更新）