ナ級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 08:47 UTC 版)
ナ=27.5t以上32.5t未満。「中形→ナカガタ→ナ」、もしくは「並形→ナミガタ→ナ」が語源とされる。2軸ボギー車と3軸ボギー車とがあった時代に中形とされた2軸ボギー車が当初該当したと言われるが、のちには軽量車両の記号となった。 大正中期の木造2軸ボギー客車である「大形基本客車」(ナハ22000形等)や戦後の軽量客車ナハ10系、特急用の20系が代表例。 但し20系は1970年代以降の改装で実際の車重が「オ」級に増大してしまったが、表向きの形式である「ナ」は変えず、識別符号(三角印 ”△” )を付けるだけでそのまま済ませた。 ナ級はJR化後もナハフ11形(2021・2022)が車籍を有して残存していたが、1995年(平成7年)に廃車となり一度消滅した。しかし4年後の1999年(平成11年)、JR北海道釧路運輸車両所にイベント用としてワキ10000形から改造された「バーベキューカー」・ナハ29000形が登場したことにより復活した。新製車両ではJR西日本のナハ35 4001も該当する。 ナハ10系(ナハフ11)
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