トミーウォーカーがPBW業界に与えた影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 14:06 UTC 版)
「トミーウォーカー」の記事における「トミーウォーカーがPBW業界に与えた影響」の解説
商業PBWの運営における、イラスト注文サービスの影響力の増大。キャラクターのイラストを注文できるサービス自体は、以前から同業他社にもあった[要出典](テラネッツ等)が、トミーウォーカーはそれと同等以上の規模でのサービス提供を行った。ある程度実用的なレベルでのイラスト発注コンテンツを持つ企業が複数存在するようになった事で、このサービスが特別珍しいものではなくなり、一度慣れるとイラスト発注ができない他のPBWが物足りなく感じるようになった顧客も少なくないと思われる。この流れに追随してか、これまでイラスト発注コンテンツを持たなかった他社PBWでも、小規模ながらキャラクターイラストの注文サービスを始める所も出てきている。今や、イラスト注文サービスは商業PBWの運営に不可欠のサービスとなり[要出典]、複数の企業に登録しているイラストレーターも珍しくはない。 NPCのホスト・ホステス化のさらなる進行。PBMが主流だった時代、NPCはTRPGでのそれと同様に、主にシナリオの中心でストーリーの進行に関わる役割を果たす事が多かった。トミーウォーカーの作品でもそれらの役割を担うNPCは存在するが(ゲームマスターではなく、トミーウォーカーがゲーム運営の都合上作成したNPCは「公式NPC」と呼ばれ、多くのプレイヤーから通常NPCとは別格の存在と認識される)、それ以上に特定のシナリオと関わりの無い、PCと同じような立場でPCとの交流を主な役目とする者が多くいる[要出典]。それらのNPCと親密な関係を築く事ができれば、彼らと一緒の場面をイラスト化したり、彼らをPC達の拠点に招いて特別なシナリオを楽しむ事もできる(TW2シルバーレインでは、NPCの勧誘も不要になった)。過去の商業作品においても、広告宣伝のために看板的役割を果たしたNPCはいたが、このようにPCとNPCの「特定シナリオの枠を越えた交流」を推進した企業は珍しい(近年では、トミーウォーカーよりもむしろフロンティアワークスの方がホスト・ホステス路線をより強く推進している)[要出典]。一方で、お気に入りのNPCを担当していたマスターが活動を休止してしまったり、何らかの事情で担当者が交代し、NPCのキャラクター性が全く変わってしまった事で参加意欲を失ってしまうプレイヤーもおり、NPCの適切な管理と運用は重要な課題だと言える。[要出典]
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