デルタ・ヘイローの発見と争奪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 23:28 UTC 版)
「Halo 2」の記事における「デルタ・ヘイローの発見と争奪」の解説
スリップスペースに巻き込まれたチーフらの前に現れたのは、もうひとつのヘイロー(デルタヘイロー)だった。悔恨の預言者を追い強襲軌道降下を開始するマスターチーフ。降下地点の敵を掃討し、上陸部隊を迎えたチーフらは寺院らしい遺跡へと足を踏み入れる。そこで悔恨の預言者の目的はヘイローの起動にあることを知ったミランダ中佐とジョンソン軍曹は、それを止めるためにインデックスを取得すべくライブラリに向かい、チーフはそのまま悔恨の預言者を追うことにする。そんな中、コヴナントの通信を傍受したコルタナは悔恨の預言者の地球侵攻はフライングで、コヴナントの総意ではなかったことを話す。コヴナント自身、地球に人類の存在は予想していなかった。では来訪の目的は? そんな疑問も晴れぬままコヴナント大艦隊がハイチャリティと共にデルタヘイロー上空にスリップアウトしてくる。わずかなチャンスを生かして悔恨の預言者を抹殺したチーフだが、コヴナント艦隊からの攻撃を受けそのまま水中深くに沈んでしまう。水面の光が遠ざかる中、チーフの耳に語りかけてくる何者かがあった…。 インデックスを求めてライブラリに向かうミランダ中佐らだが、それを求めているのは彼らだけではなかった。オラクルから情報を得た真実の預言者は、アービターにインデックスの回収を申し渡す。だが、コヴナントの結束にも乱れが出始めていた。アルファヘイローの大破、悔恨の預言者の死亡と相次ぐ不祥事の責任として、親衛隊の座をブルート族に追われるエリート達。それを不服としてコヴナント評議会脱退をちらつかせるエリート族代表に対し、不信感を露にする真実の預言者。そんな混乱を尻目に、アービターはインデックスを求めてデルタヘイローへと向かう。フラッドに覆われた大地を進みライブラリにたどりついたアービターは、そこで既にインデックスを取得したミランダ中佐を発見する。護衛を打ち倒しインデックスに手を伸ばしたその矢先、ミランダ中佐の体が浮き上がり、インデックスごとタルタロスの手に奪われてしまう。「これも預言者様の意思だ。お前達エリート族には血塗られた道が待ち受けているだろう」そう言ってタルタロスはアービターを奈落に突き落とし、自らの手でインデックスを持ち帰るのだった。 アービターはここで死ぬはずだった。しかし、彼は何者かの手の内にあった。「私はお前達全ての罪の記念碑だ」その巨大なフラッドの手には、アービターとマスターチーフが握られていた。悔恨の預言者をその身に取り込み、デルタヘイローのモニター「2401ペネテントタンジェント」までも保持したそれ「グレイブマインド」は語った。「リングは救済をもたらさない。建造者の意思を誤解すると、再び全てが無に帰すことになる」 そして、鍵が使用される前にそれを見つけることをチーフとアービターに指図する。「われわれは敵として巡りあった。リングがわれわれを味方に変えるだろう」グレイブマインドは、チーフとアービターをそれぞれの役割を果たすべき場所に転送した。 その頃、ハイチャリティではエリート族の追放に反対するグラントやジャッカルの間に混乱が広がっていた。聖なる鍵を手に「大いなる旅立ち」の意義を説く預言者だったが、突如その目前に転送されたマスターチーフを前に逃亡を図る。立ちふさがるブルートたちをなぎ倒してその後を追うチーフ。囚われた海兵隊の面々を救出しながらハイチャリティ内部の長い通路を進む中、地球巡洋艦アンバークラッドが上空へスリップアウトする。コルタナが応答を試みるも返信はなく、その内部には多量のフラッドに寄生された人間達がいるばかりであった。ハイチャリティに墜落し、その中から湧き出るフラッドたち。インデックスを託されたタルタロスは、ミランダ中佐とジョンソン軍曹を引き連れデルタヘイローに向かおうとしていたが、そこに出現したフラッドに慈悲の預言者が襲われてしまう。しかしそれを冷たい目で見捨て去る真実の預言者。「大いなる旅立ち」は目前に迫る。
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