デフォルト・リスクとは? わかりやすく解説

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デフォルト‐リスク【default risk】

読み方:でふぉるとりすく

信用リスク


デフォルト・リスク(Default risk)


デフォルトリスク

主に社債転換社債などで元利支払い不能になる危険性のこと。
社債転換社債発行する企業業績不振に陥り、利子支払い元金償還不能になる債務不履行危険性が「デフォルトリスク」です。日本では1980年代ぐらいまでは担保付き社債一般的で、しかも会社倒産した場合受託銀行社債額面買い取るケース多かったため、投資家はデフォルトリスクをそれほど気にしなくてすみました。しかし、ヤオハン倒産した97年頃からは、デフォルト現実のものとなり、現在では海外と同様、格付け機関評価した格付けをデフォルトリスクの指標として意識する時代なりました業績不振会社社債転換社債は、値下がり利回りきわめて高くなることがありますが、それはデフォルトリスクを反映したためで、利回りの高さだけに目を奪われる思わぬ損失を被ることになります。デフォルトリスクはこのほか、自治体発行する公債発展途上国への融資などで本質的につきまとうもので、2002年4月から実施移される予定のペイオフを控え銀行預金についても意識され始めてます。

信用リスク

(デフォルト・リスク から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/17 15:15 UTC 版)

信用リスク(しんようリスク)とは、下記のいずれかを指して用いられる用語[2]


  1. ^ a b 杉本浩一、福島良治、若林公子『スワップ取引のすべて 第5版』きんざい、2016年。ISBN 4322128432
  2. ^ 書籍[1] P.348
  3. ^ 書籍[1] P.348,349
  4. ^ http://web.archive.org/web/20190713162253/https://www.tokaitokyo.co.jp/kantan/term/detail_0459.html


「信用リスク」の続きの解説一覧

デフォルトリスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/05 00:25 UTC 版)

ETRM」の記事における「デフォルトリスク」の解説

エネルギー取引では、売り掛け決済される契約多く取引先デフォルト倒産)により債権回収できなくなるリスク内在している。このため取引先レーティング評価債権回収率定義し、デフォルトシミュレーションを実行することで、最悪リスク発生した場合債権毀損額について金額評価を行う必要が生じる。

※この「デフォルトリスク」の解説は、「ETRM」の解説の一部です。
「デフォルトリスク」を含む「ETRM」の記事については、「ETRM」の概要を参照ください。


デフォルトリスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/16 09:57 UTC 版)

信用リスク」の記事における「デフォルトリスク」の解説

デフォルトリスクは、債務者リスク反映されるあらゆる取引波及するリスクである。信用リスクさらされている金融商品として、代表的なものとしては、貸出債権国債社債金融債等の債券株式クレジットデリバティブ挙げることができる。また、預金についても、預金預けている金融機関デフォルトした場合預金毀損する可能性があるという意味で、間接的に信用リスクさらされていると考えることができる。 デフォルトリスクを知るための指標としては、信用格付けが有名である。信用格付けは、格付機関特定の有価証券債務者信用リスク大きいのか小さいのかを判断したものであり、おおよそ目安になる。また、法人向け貸出し行っている金融機関では、内部行内格付整備していることが多い。 デフォルトリスク管理貸出業務としている金融機関にとっては、大きな関心事である。金融機関にとっては、貸倒れによる損失カバーするための利鞘確保することが求められる例えば、日本バブル期までは、担保である不動産価値の上昇が見込まれたので、債務者のデフォルトリスクより、むしろ担保不動産のみに着目すれば良かった。しかし、日本バブル崩壊以後は、担保不動産価値不確実性増えたことから、貸倒れによる損失コントロールするために債務者のデフォルトリスクを適切に把握することが必要になったのであるこのような背景の下、1990年代より日本金融機関は、債務者データ整備し様々な統計技法用いて、デフォルトリスクを客観的に測定分析するための態勢整備に力を注いでいる。 デフォルトリスクが高まることは、債券評価影響与える。たとえば、信用リスクが高い会社債券によって資金調達を行う場合、デフォルトリスクに見合うだけの利鞘信用スプレッド)を求められ長期満期債券発行することは困難になるまた、個人でも信用リスクが高いと金機関から判断され場合保証人追加担保要求される借入上限額低く抑えられる等の影響を被ることになる。

※この「デフォルトリスク」の解説は、「信用リスク」の解説の一部です。
「デフォルトリスク」を含む「信用リスク」の記事については、「信用リスク」の概要を参照ください。

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