ストライカーIM-SHORAD
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 16:55 UTC 版)
「ストライカー装甲車」の記事における「ストライカーIM-SHORAD」の解説
IM-SHORADとはInitial Maneuver Short-Range Air Defense(暫定機動近距離防空)の略。アメリカ陸軍は自国の圧倒的航空優勢を背景に、陸自の87式自走高射機関砲や93式近SAMのような野戦防空ユニットを等閑視してきたが、2010年代以後実戦投入が始まった自爆攻撃型UAVのような小型低空低速(また多数投入が可能)な脅威は既存の防空手段では対処困難な差し迫ったリスクであると判断。2020年10月2日、ジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ(GDLS)が、12億1900万ドルの製造・試験・納入契約を結んだと発表。最初の発注では28両のストライカーIM-SHORADを2億3000万ドルで製造する。GDLSを主体にパートナーのレオナルドDRSとレイセオンによって開発されている車両は、先に試作されたストライカーMSLとは異なり通常型車体のルーフ上に砲塔を架装したレイアウトとなっている。砲塔はムーグ社製多目的プラットフォームであるRIwPターレットをベースに、中央に30mm機関砲XM914、同軸7.62mm機銃、右にスティンガーミサイル四連装発射機、左にロングボウ・ヘルファイアの二連装発射機の重武装を備える。火器管制装置にはMX-GCS光学/赤外線複合タレット、イスラエルのRada社製レーダーMHRを装備する。
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