キャノン・イルフート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 21:50 UTC 版)
「∀ガンダムの登場兵器」の記事における「キャノン・イルフート」の解説
ウィル・ゲイムがキングスレーの谷で発掘したMS。 銃身が5門あるガトリング砲を備える高い火力を持った機体で、砲身は折り畳み可能となっている。ビームサーベル等の近接戦闘の武器は装備しておらず、それ故に接近戦は不得手。左腕には十字のマークを施し先端にスパイク状の突起が付いたシールドを装備する。発掘当初はモニターの映像が乱れる等不具合が発生し万全ではなかったが、ディアナ・カウンターにて改修整備された事によって不具合が解消され、操縦性も向上した。コクピットには宇宙世紀0080~0120年代に使用された全天周モニターとリニアシートを採用。機体サイズが15m台と小型なことから、オリジナルは『ガンダムF91』~『Vガンダム』の時代に存在したと推察する資料もみられる。 劇中での活躍 当機は、キングスレーの谷でウィル・ゲイムによって発掘された。その後、彼が発掘した宇宙船の引渡しをめぐってミリシャとトラブルになり、当機と共にディアナカウンターへ投降。投降後はディアナカウンターの指揮下へ組み込まれ、自らの宇宙船を奪取しようとミリシャと交戦する。交戦中に宇宙船の奪取を焦るあまり突出してしまい、一機で奮戦するが、機体性能はミリシャのMSと比較してそれほど優れておらず、大した戦果を挙げることなく、ギャバンのボルジャーノンマシンガンに左腕を破壊された後、ガトリング砲が弾切れもしくは故障を起こし使用不能となり、丸腰のところへボルジャーノンバズーカの接続射撃を受けて撃破された。その際に搭乗者のウィル自身も爆死。 製作エピソード デザインは石垣純哉が担当。石垣は書籍のエッセイに際し、シド・ミードのデザインを取り入れた∀ガンダムのガンキャノンとしてデザイン。シールドの十字マークは監督である富野由悠季からのオーダーであると語っている。
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