ガンダムF91
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ガンダムF91(GUNDAM FORMULA 91)は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」のひとつ。初出は劇場アニメ『機動戦士ガンダムF91』。
注釈
- ^ 監督の富野由悠季による新作の基本設定作業とは別のメカ(MSのみ)のデザインという形でのプレ企画だった[1]
- ^ 最初、胸のダブルエアインテーク以外にも、Vアンテナ、ふくらはぎなど、ガンダムの特徴とされるものをすべて無くして描いてみたらガンダムに見えなくなったため、それは元に戻した。
- ^ 大河原からは、被弾した際に表面全体に衝撃を散らして表層だけ日焼けの皮みたいにふるい落とせるチョバム・アーマーの進化系という案が出ていた。[1]。
- ^ Nタイプをベースにしたとする資料もあるが[15]、「ビーム・シールドとヴェスバーを装備した」とVタイプの特徴が記されている。
- ^ 同月をロールアウトとする資料もある[19]。
- ^ 開発時にも「ガンダム」というコードネームの候補は挙がったが、サナリィの正規開発品であるために却下された[24]。
- ^ 劇中では二度目の出撃でシーブックがバイオセンサーと自身のバイオリズムが合っていることを機体内で確認、それが母の調整によるものであろうことを推測している。
- ^ バイオマトリクスで構成されたコンピュータとした資料もみられる[33]。
- ^ 障碍者用のデバイスとして開発されていたものを軍事転用したとする資料も見られる[35]。
- ^ 敵MSを撃墜した際にパイロットの生死をシーブックに伝える、劇中中盤にV.S.B.R.の存在をシーブックへ認識させる、ラフレシアとの決戦前に連邦の月軌道艦隊の被害状況を伝えるなどの描写がある。また、ラフレシア撃破後にはバイオ・コンピューターの回路を用い、セシリーを探し出すのに使われた[39]。
- ^ 宇宙空間においては大気圏内のような冷却が行えないため、採用された[33]。
- ^ 劇中では残像に攻撃するラフレシアを見てシーブックはMEPEに気づいている。相対したカロッゾ・ロナは「質量を持った残像」と称した。また、この戦闘をレーダー画面で見ていたザビーネ・シャルはMSの大部隊がいるものと誤認したが、現場では破損したF91しか確認できず困惑していた。なお、劇中で1時間46分頃に機体すべてを金色のオーラ状のものが覆い始めているが、これに関して説明する資料は見当たらない。『機動戦士ガンダムF91 オフィシャルエディション』における設定担当の井上幸一へのインタビューでは「熱放出時の温度によって色が多少違って見えたりもする」と述べている[43]。
- ^ 機体が小型化したため、外付け方式を取ったとする資料も見られる[45]。
- ^ ミノフスキー粒子による立方格子を核に軽量かつ強固な金属素材を作り上げるもので、従来のガンダリウム合金を凌駕する強度を達成したほか、装甲やムーバブルフレームを薄くして重量軽減することが可能な技術[47]。
- ^ 一方、F91には試験型のミノフスキー・ドライブを搭載したとする資料[49]、フォーミュラ計画において開発された機体には戦艦用であったミノフスキードライブを小型化し、試験的に導入。F91においては短時間のスラスター出力を補うと推察した資料もみられる[50]。
- ^ 劇中ではビーム・シールドを展開したデナン・ゲーを貫通し、撃墜している。
- ^ 一方、ビームライフルのようにコンデンサーを持たないことから、機体のエネルギー切れや接続を断たれた際に発砲できなくなるとした資料もみられる[55]。
- ^ 宙返りをしながらアサルトライフルのように連射する場面もあるが、バグとの交戦で失われている。
- ^ エネルギーコンデンサーを内蔵したとする資料もみられる[61]。
- ^ 『フォーミュラー戦記0122』では戦闘直前に受領しているが、『F90FF』ではそれまでのベルフの乗機であったF90 1号機がシャルル艦隊のデナン・ゾン部隊との戦闘で損傷したために急遽乗り換えている。
- ^ 3号機も登場し、こちらはモノクロでしか確認できないがアニメ版と同様の塗り分けとなっている。『F91プリクエル』では動作不能の状態である。
- ^ 『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』では、この時の戦いが『月刊MS』なる雑誌に「名勝負10選」として選出されたと語られている。
出典
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- ^ a b c d e f g h i 『グレートメカニックG 2018WINTER』双葉社、2018年12月、38-42頁。ISBN 978-4575465136。
- ^ 『グレートメカニックG 2019AUTUMN』双葉社、2019年9月、38頁。ISBN 978-4575465174。
- ^ 『グレートメカニックG 2020WINTER』双葉社、2020年12月、45頁。ISBN 978-4575465259。
- ^ 市川大賀 (2021年11月2日). “出渕裕ロングインタビュー5 出渕裕とガンダムZZと小林誠と”. 2022年4月4日閲覧。
- ^ “METAL BUILD ガンダムF91 スペシャルページ”. 魂ウェブ. BANDAI SPIRITS. 2021年2月26日閲覧。
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- ^ グレートメカニックG冬 2022, p. 14-19, 「カラー設定画&イラストで見る これがMSVシリーズのモビルスーツだ!!」.
- ^ a b ウェブMG F91バックキャノン&ツインVSBR特集 2018.
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- ^ MG ガンダムF91ハリソン機 2006, p. 7.
- ^ HGUC ガンダムF91 ハリソン・マディン専用機 2013.
- ^ MG ガンダムF91ハリソン機 2006.
- ^ 『ガンダムトライエイジ』DW1-049「ガンダムF91RR」裏書より。
- ^ “毎弾好評のトライエイジオリジナルMSの裏話が満載!「ガンダムトライエイジBUILD G1弾」特集【第4回】”. GUNDAM.INFO (2014年10月2日). 2021年2月26日閲覧。
- 1 ガンダムF91とは
- 2 ガンダムF91の概要
- 3 バリエーション機
- 4 脚注
ガンダムF91
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 06:01 UTC 版)
「SDガンダムフルカラー劇場」の記事における「ガンダムF91」の解説
真面目な性格。初登場時に「個性がない」と言いつつ、特技の分身を披露して周囲を驚かせた。フルパワーモードになるとマスクカバーが開くが、それが癖になっており、くしゃみをしただけで開いてしまうことがある。その時の顔は旧ザクに大魔神と呼ばれ恐れられた(本人は否定したが)。
※この「ガンダムF91」の解説は、「SDガンダムフルカラー劇場」の解説の一部です。
「ガンダムF91」を含む「SDガンダムフルカラー劇場」の記事については、「SDガンダムフルカラー劇場」の概要を参照ください。
ガンダムF91
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「ザ・グレイトバトルIII (漫画)」の記事における「ガンダムF91」の解説
コンパチヒーローの一員。「バトルベースボール」ではヒーローズのサードであったが、隕石の衝撃で過去に飛ばされた。「ザ・グレイトバトルIII」では炎の剣を装備して戦った。
※この「ガンダムF91」の解説は、「ザ・グレイトバトルIII (漫画)」の解説の一部です。
「ガンダムF91」を含む「ザ・グレイトバトルIII (漫画)」の記事については、「ザ・グレイトバトルIII (漫画)」の概要を参照ください。
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