ウォール・ストリート・ジャーナルとは?

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 出版物 > 新聞 > アメリカ合衆国の新聞 > ウォール・ストリート・ジャーナルの意味・解説 

ウォールストリート ジャーナル 【Wall Street Journal】


WSJ

〖Wall Street Journal〗
ウォール-ストリート-ジャーナル

ウォール・ストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)


ウォール・ストリート・ジャーナル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/08 22:03 UTC 版)

THE WALL STREET JOURNAL
ウォール・ストリート・ジャーナル
WSJ Logo.svg
The Wall Street Journal first issue.jpg
1889年7月8日付創刊号の1面
種別 日刊紙
判型 ブランケット判
所有者 ニューズ・コーポレーション
発行者 ダウ・ジョーンズ
編集者 Robert Thomson
設立 1889年7月8日
言語 英語日本語スペイン語韓国語中国語など
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン
ISSN 0099-9660
ウェブサイト WSJ.com

ウォール・ストリート・ジャーナル英語: The Wall Street Journal, WSJ)は、ニューズ・コーポレーションの子会社であるダウ・ジョーンズ社が発行する国際的な影響力を持つ日刊経済新聞である。アメリカ版、アジア版、ヨーロッパ版(英語)の他、日本語版やスペイン語版のオンライン版が発行されている。

概要

世界最大の経済新聞

1889年7月8日の創刊以来発行され続けている、経済新聞としては米国最大の発行部数を誇り、世界や全米各地の経済活動、金融に関するニュース記事を掲載している。新聞の名前は、ニューヨーク市にある経済活動の中心地「ウォール街」(ウォール・ストリート)に由来する。「ジャーナル(Journal)」の通称で呼ばれる。

1940年代までは経済及び金融関連の分析記事基調の記事のみを扱ってきたが、1950年代以降は一般的な経済ニュースも網羅する内容へと変化させ、飛躍的に購読者数を伸ばした。2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件では世界貿易センタービルに隣接する本社が大きな被害を受け、多数の社員が命を落とすこととなったが、休刊することなく発行を続けた。

現在はアメリカ版、アジア版、ヨーロッパ版がそれぞれ発行されている。長年にわたりアメリカ合衆国内での発行部数第1位を占めており、近年ではUSAトゥデイ(211万部)に次ぐ第2位(208万部)であった[1][2]。しかし、昨今の新聞不況によりUSAトゥデイが部数を減らしたため、2009年ウォール・ストリート・ジャーナルが再び首位に返り咲いた[3]。また「The Index of Economic Freedom」という年次報告書が、「ウォール・ストリート・ジャーナル」及び遺産財団の手により発刊されている。

大きな影響力と高い評価

アメリカのみならず世界を代表する経済紙の一つとされており、国際的に大きな影響力を持つとされる。経済、金融に関するニュースの中でも、証券市場とビジネスの動向についての分析に強いという定評がある。

世界80カ国以上、100都市以上に支局を構え、創立以来、経済史のみならず世界史に名を残すようなスクープ記事を度々載せているが、ニュース・ソースは一般的に信頼度が高いとされており、経済に対する影響力の大きさから匿名の情報源は原則的に扱わない方針をとっている。創立以来ピューリッツァー賞を30回以上受賞している。

記事傾向

社説や特集ページは典型的な保守派、及び共和党寄りの立場をとっていると言われ、経済的には、典型的な市場原理主義新自由主義志向であると言われているが、創業者による編集不干渉の方針が1世紀以上貫かれており、前記者のアル・ハントは、編集部とは多少なりとも対立的な視点に立った各週コラムを書いていた上に、時にはアーサー・シュレジンガークリストファー・ヒッチェンズといった、よりリベラルな書き手の記事が掲載されることもある。

デジタル化

1996年には経済紙としては最も早くデジタル化を果たしており、その後有料化し、デジタル版の有料化に成功した新聞の1つとして評価されている。現在は英語のみならず日本語やスペイン語、中国語などのオンライン版も発行されている。

日本での発行及び配信

ウォール・ストリート・ジャーナル東京支局が、東京都千代田区のダウ・ジョーンズ日本支社内におかれている。東京支局長はピーター・ランダース。ウォール・ストリート・ジャーナル日本版の編集長は西山誠慈である。

印刷版

日本では当初、読売新聞と印刷、配達、販売に関して提携し、アジア版(英語)が販売されていたが、2014年から毎日新聞との提携が開始され、毎日新聞が印刷、配達などを行っている。

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

2009年12月15日に、アメリカ版やアジア版の記事を日本語に翻訳した記事と、日本版独自の記事からなる日本語ウェブサイト『ウォール・ストリート・ジャーナル日本版』が開設された[4]

初代編集長には2003年からウォール・ストリート・ジャーナル日本支局長を務めていた小野由美子が就任した[5]。2014年12月より、ロイターにて金融市場、経済政策、政治、外交などを担当していた西山誠慈が2代目の編集長に就任した。

『ウォール・ストリート・ジャーナル日本版』の購読者は、日本語版と併せてアメリカ版、アジア版、ヨーロッパ各版(英語)、スペイン語版や中国語版のみならず、「Barron's」や「Marketwatch」(英語版)の抜粋版なども追加料金なしで購読することができる。また、別料金で印刷版を定期購読することも可能である。

ウェブ版、印刷版ともにウェブサイトやモバイルサイト、iPadiPhoneAndroidなど各アプリ経由で購読の契約ができ、学生向け割引などもある。また、公式FacebookTwitterLINEページなどを通じて、無料記事を読むこともできる。

記事に関するエピソード

  • 総合エネルギー企業のエンロンの破綻を招いた粉飾決算について、2000年9月に最初のスクープ記事を掲載しピューリッツァー賞を受賞した。
  • 安倍晋三麻生太郎など、日本の総理大臣による寄稿も行われている。
  • 2014年2月18日、本田悦朗内閣官房参与が「戦時中の話を熱く語るナショナリスト」であり、「日本が力強い経済を必要としているのは、賃金上昇と生活向上のほかに、より強力な軍隊を持って中国に対峙できるようにするため」などと語ったとするAndrew Browne記者の記事を掲載[6]。この記事に関して本田から「よくそんな論理を作ったなと。アベノミクスの目的が軍事目的だとは絶対言っていないし、思っていない」と抗議を受けた[7]。また、靖国神社参拝についてコメントしたとされる点については「オフレコのつもりであった」と抗議。一方、ダウジョーンズ側は「記事は正確だと確信している。」と反論し、修正は不要とした[8][9]。また、ダウジョーンズ側が社説として、アベノミクスが「台頭する独断的な中国の挑戦に応える」という点を批判しているわけではない[10]

脚注

  1. ^ 石川幸憲 (10月6日 2009年). “米国メディア危機”. 週刊エコノミスト (毎日新聞社): p.79. 
  2. ^ 部数は平日版、2008年10月 - 2009年3月平均
  3. ^ 半年で10%超減少、米新聞発行部数の減少が加速
  4. ^ 「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」サイトオープンのお知らせ”. SBIホールディングス. 2009年12月15日閲覧。
  5. ^ 小野由美子 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版編集長 日本版編集長が語るWSJの読み方 第9回 ビジネスだけじゃない! -WSJ独自の文化への眼差し、平成23年12月27日閲覧
  6. ^ Andrew Browne 'ナショナリスト本田悦朗氏がアベノミクスで目指す目標' ウォールストリートジャーナル日本語版 2014年2月19日.
  7. ^ アベノミクスは軍事目的!?本田参与米有力紙に反論テレビ朝日 2014年2月20日
  8. ^ 首相周辺発言、再び波紋 今度は本田参与 日本経済新聞 2014年2月20日
  9. ^ 本田参与「発言趣旨違う」と反論 米紙記事に共同通信 2014年2月20日
  10. ^ 【社説】安倍首相の「第3の矢」WSJ 2013年5月17日

関連項目

外部リンク


ウォールストリート・ジャーナル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/07/05 20:26 UTC 版)

The Wall Street Journal
The Wall Street Journal first issue.jpg
1889年7月8日付の創刊号1面
種別 日刊紙
所有者 ダウ・ジョーンズ
編集者 Robert Thomson
設立 1889年7月8日
ISSN 0099-9660
公式サイト WSJ.com

ウォールストリート・ジャーナル英称The Wall Street JournalWSJ)は、ニューヨークで発行される国際的な影響力を持つ日刊新聞である。長年にわたり、アメリカ合衆国内での発行部数第1位を占めてきたが、最近ではUSAトゥデイ(211万部)に次ぐ第2位(208万部)であった[1][2]。しかし、昨今の新聞不況によりUSAトゥデイが部数を減らしたため、2009年ウォールストリート・ジャーナルが再び首位に返り咲いた[3]ニューズ・コーポレーションの子会社であるダウ・ジョーンズ社が発行する。保守系・共和党寄り。

目次

概要

「ジャーナル」の通称で呼ばれ、全米各地や世界の経済活動、金融に関するニュース記事を掲載している。新聞の名前は、ニューヨークにある経済活動の中心地「ウォール街」(ウォールストリート)に由来する。1889年7月8日の創刊以来発行され続けており、その間にピューリッツァー賞を26回受賞している。創業者による編集不干渉の方針が1世紀貫かれてきたが、マードックによる2007年の買収により、それまでの分析記事基調の誌面から大衆誌へと変化してきている。

「ジャーナル」のニュース・ソースは一般的に信頼度が高いとされている。社説や特集ページは、典型的な保守派の立場をとっている。また、経済的には、典型的な市場原理主義新自由主義志向である。

もっとも、前記者のアル・ハントは、編集部とは多少なりとも対立的な視点に立った各週コラムを書いていたし、時にはアーサー・シュレジンガーやクリストファー・ヒッチェンズといった、よりリベラルな書き手の記事が掲載されることもある。内容的には、いわゆる経済新聞であり、証券市場とビジネスの動向についての分析に強いという定評がある。

The Index of Economic Freedomという年次報告書が、「ジャーナル」及び遺産財団の手により発刊されている。

日本での配信

日本の一般紙では、読売新聞と編集、印刷、販売に関して提携することが発表され、2009年3月2日からアジア版の主な記事の見出しが日本語で読売新聞の夕刊2面に掲載され始めた[4]

2009年6月に、ダウ・ジョーンズ60%、SBIホールディングス40%の出資で設立された、ウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパン株式会社によって、2009年12月15日からウェブサイトを開設し日本向けに金融経済ニュースを配信している[5]

脚注

  1. ^ 石川幸憲 (2009年 10月6日). “米国メディア危機”. 週刊エコノミスト: p.79. 毎日新聞社.
  2. ^ 部数は平日版、2008年10月 - 2009年3月平均
  3. ^ 半年で10%超減少、米新聞発行部数の減少が加速
  4. ^ 読売新聞とウォール・ストリート・ジャーナル紙が提携. 読売新聞. 2009年2月27日閲覧。
  5. ^ 「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」サイトオープンのお知らせ. SBIホールディングス. 2009年12月15日閲覧。

関連項目

外部リンク






ウォール・ストリート・ジャーナルと同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

ウォール・ストリート・ジャーナルに関連した本

辞書ショートカット

カテゴリ一覧

全て

ビジネス

業界用語

コンピュータ

電車

自動車・バイク

工学

建築・不動産

学問

文化

生活

ヘルスケア

趣味

スポーツ

生物

食品

人名

方言

辞書・百科事典

すべての辞書の索引

「ウォール・ストリート・ジャーナル」の関連用語

ウォール・ストリート・ジャーナルのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング

画像から探す

高村光雲

地方港

30系

八曽滝

加藤 朋子

バルチカ

FOMA SH905i

コバルト・ドワーフグラミー





ウォール・ストリート・ジャーナルのページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
三省堂三省堂
Copyright (C) 2001-2017 Sanseido Co.,Ltd. All rights reserved.
株式会社 三省堂三省堂 Web Dictionary
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2017 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
マネーパートナーズマネーパートナーズ
Copyright © 2017MONEY PARTNERS CO,LTD All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウォール・ストリート・ジャーナル (改訂履歴)、ウォールストリート・ジャーナル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2017 Weblio RSS