ウェブサイトとアプリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 09:47 UTC 版)
「ウェブコミック」の記事における「ウェブサイトとアプリ」の解説
「ウェブコミック配信サイト」も参照 2012年4月に始動した裏サンデーは、ONE(『ワンパンマン』)やだろめおん(『求道の拳』)や戸塚たくす(『オーシャンまなぶ』)と言った新都社やニコニコ静画で知られていたウェブ漫画作家を集め、平日に1作品ずつ更新される計5作品を無料で閲覧できる仕組みを整えた。リアルタイムのコメント欄やランキング制の導入、TwitterやFacebookなどSNSとの連携、そしてダウンロード可能な状態での無期限掲載などの要素が反響を呼んだ。しかし、同年中に月間平均閲覧回数1000万や利用者数80万人を記録したものの、課金システムや広告を導入していなかったがために赤字が続き、姉妹アプリのマンガワンと共に無料公開を一部に限るなどシステム変更を強いられることになった。 2012年には集英社も『ジャンプスクエア』のデジタル化に乗り出し、ジャンプBOOKストア!をリリースした。デジタル媒体にも読者がいることを認識した集英社は漫画以外に動画や小説も掲載したジャンプLIVEを2013年にリリースしたが、こちらは十分な利益が出ず、漫画のみを注力した少年ジャンプ+をリリースすることになった。2014年9月にリリースされたジャンプ+では週刊少年ジャンプや少年ジャンプNEXT!!の有料購読や、ウェブオリジナルの漫画作品の閲覧が可能となった。また、個人が独自の作品を投稿するサービスもリリース時から用意された。ジャンプ+とマンガワンは出版社による無料コミックアプリの利用者数で1,2を争い、スマートニュースと連携しテレビCMも放送されたマンガワンが2016年にジャンプ+を上回ったが、2020年には再びジャンプ+が上回った。これは、日本における2019年コロナウイルス感染症の流行による外出自粛や休校といった状況に合わせてコンテンツの無料提供を行ったことが理由と考えられている。 この他に出版社が運営する漫画アプリとしては、集英社ではゼブラックやマンガMeeなど、小学館ではサンデーうぇぶり、講談社ではマガジンポケットとPalcy、白泉社ではマンガPark、芳文社ではCOMIC FUZがある。
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