アルファロメオ・179とは? わかりやすく解説

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アルファロメオ・179

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/29 03:51 UTC 版)

アルファロメオ・179, 179B, 179C, 179D
カテゴリー F1
コンストラクター アルファロメオ
デザイナー カルロ・キティ
ロベール・シュレ
先代 177
後継 182
主要諸元
シャシー アルミニウムモノコック
カーボンファイバーモノコック
サスペンション(前) ロワーウィッシュボーン, トップロッカー, インボードショック
サスペンション(後) ロワーウィッシュボーン, トップロッカー, インボードショック
エンジン アルファロメオ・1260 2,991 cc (182.5 cu in) 60° V12 NA ミッドエンジン, 縦置き
トランスミッション アルファ/ヒューランド 5/6速 MT
燃料 アジップ
タイヤ グッドイヤー (1979-1980)
ミシュラン (1981-1982)
主要成績
チーム アウトデルタ (1979) 4戦
マールボロ・チーム・アルファロメオ (1980-1982)
ドライバー 1. ブルーノ・ジャコメリ 2. ヴィットリオ・ブランビラ (1979)
1. アンドレア・デ・チェザリス 2. ブルーノ・ジャコメリ 3. ヴィットリオ・ブランビラ 4. パトリック・デパイユ (1980)
1. マリオ・アンドレッティ 2. ブルーノ・ジャコメリ (1981)
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
初戦 1979年イタリアグランプリ
出走優勝表彰台ポールFラップ
630110
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アルファロメオ・179 (Alfa Romeo 179) は、アルファロメオが開発したフォーミュラ1カー1979年から1982年まで使用された。デビュー戦は1979年イタリアグランプリで、水平対向12気筒エンジンを搭載したアルファロメオ・177に代わって投入された。様々な改良が施され、最終型の179Dが最後に走ったのは1982年南アフリカグランプリであった。

開発

1981年東京モーターショーで展示されたアルファロメオ・179B

1981年シーズンの初めに、179には調節可能なダンパーが取り付けられ、179Cとされた[1]179Dは続く型であり、実戦投入された最後の型となった。最終バージョンの179Fは完全なカーボン繊維で製造されたモノコックを採用したが、実戦に投入する前の8月にホッケンハイムリンクで行われたチームのプライベートテスト中にパトリック・デパイユがガードレールにクラッシュし帰らぬ人となった[2]

この他に、V8エンジンを搭載した179Tが1982年に製作されたが、これは1.5リッターターボエンジンをテストするための車両であった[3]

179の最高成績は、予選は1980年アメリカグランプリブルーノ・ジャコメリが獲得したポールポジションで、決勝レースでは同じくジャコメリが1981年ラスベガスグランプリで獲得した3位であった。179は61戦に出走し、総獲得ポイントは14であった。

バリエーション:

モデル 出走回数 シーズン デビュー戦 最終戦
アルファロメオ・179 30 1979-1980 1979年イタリアグランプリ 1980年アメリカグランプリ
アルファロメオ・179B 2 1981 1981年オーストリアグランプリ 1981年オランダグランプリ
アルファロメオ・179D 6 1981-1982 1981年オーストリアグランプリ 1982年南アフリカグランプリ

F1における全成績

(key) (太字ポールポジション

チーム エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ポイント 順位
1979年 アウトデルタ アルファロメオ 1260 V12 G ARG
BRA
RSA
USW
ESP
BEL
MON
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
CAN
USA
0 13位
ブルーノ・ジャコメリ Ret Ret
ヴィットリオ・ブランビラ Ret DNQ
1980年 マールボロ・チーム・アルファロメオ アルファロメオ 1260 V12 G ARG
BRA
RSA
USW
BEL
MON
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
CAN
USA
4 11位
アンドレア・デ・チェザリス Ret Ret
ブルーノ・ジャコメリ 5 13 Ret Ret Ret Ret Ret Ret 5 Ret Ret Ret Ret Ret
ヴィットリオ・ブランビラ Ret Ret
パトリック・デパイユ Ret Ret NC Ret Ret Ret Ret Ret
1981年 マールボロ・チーム・アルファロメオ アルファロメオ 1260 V12 M USW
BRA
ARG
SMR
BEL
MON
ESP
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
CAN
CPL
10 9位
マリオ・アンドレッティ 4 Ret 8 Ret 10 Ret 8 8 Ret 9 Ret Ret Ret 7 Ret
ブルーノ・ジャコメリ Ret NC 10 Ret 9 Ret 10 15 Ret 15 Ret Ret 8 4 3
1982年 マールボロ・チーム・アルファロメオ アルファロメオ 1260 V12 M RSA
BRA
USW
SMR
BEL
MON
DET
CAN
NED
GBR
FRA
GER
AUT
SUI
ITA
CPL
7 10位
アンドレア・デ・チェザリス 13
ブルーノ・ジャコメリ 11

参照

  1. ^ Alfa Romeo 179”. ultimatecarpage.com. 2007年4月26日閲覧。
  2. ^ Committed to life”. forix.com. 2007年4月26日閲覧。
  3. ^ Alfa Romeo 179T” (フランス語). statsf1.com. 2008年1月9日閲覧。



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