アルザス=ロレーヌ鉄道とは? わかりやすく解説

アルザス=ロレーヌ鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 01:49 UTC 版)

アルザス=ロレーヌ鉄道(アルザス=ロレーヌてつどう、フランス語: Réseau ferroviaire d'Alsace-Lorraine)は、1919年から1937年までフランスアルザス=ロレーヌ地方に存在した鉄道網、およびその運営組織である。1938年からはフランス国鉄の一部となった。フランスの国有鉄道であるが、同時期にフランス西部の鉄道を運営していた国有鉄道(Réseau d'Etat, エタ鉄道、レゾ・デタ)とは別の組織である。


注釈

  1. ^ ストラスブール駅の駅舎は2007年に透明のドームで覆われたが、ドーム内には旧駅舎がそのまま残っている。

出典

  1. ^ a b Laederich et al. 1996, pp. 118-119
  2. ^ Laederich et al. 1996, pp. 107-108
  3. ^ Laederich et al. 1996, p. 110
  4. ^ a b Laederich et al. 1996, pp. 120-123
  5. ^ 松永 2010, pp. 73-76
  6. ^ 平井 2007, p. 35
  7. ^ Collaardey 2003, p. 35
  8. ^   Convention d’armistice du 11 novembre 1918. - ウィキソース. 
  9. ^ a b c d e f Laederich et al. 1996, pp. 123-125
  10. ^ 菅 2010, pp. 115-116
  11. ^ Collaardey 2003, p. 38
  12. ^ Collaardey, Bernard (2000-9), “Éclaircie sur Strasbourg - Lauterbourg” (フランス語), Rail Passion (La Vie du Rail) 41: 28-31 
  13. ^ 菅 2010, pp. 117-118
  14. ^ Collaardey 2003, p. 40
  15. ^ 菅 2010, pp. 105-106


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アルザス=ロレーヌ鉄道

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「アルザス=ロレーヌ鉄道」の記事における「アルザス=ロレーヌ鉄道」の解説

1918年11月11日調印され第一次世界大戦休戦協定では、アルザス=ロレーヌ地方鉄道31日以内連合国引き渡すことが定められており、フランス政府12月1日までに鉄道接収完了した1919年ヴェルサイユ条約発効とともに同地方は正式にフランス領復帰したが、鉄道東部鉄道には戻らず、西フランスエタ鉄道とも異な第二国有鉄道として運営されることになり、6月19日にアルザス=ロレーヌ鉄道が発足した1919年時点で、路線総延長は2228kmあり、うち214kmはルクセンブルク(ギヨーム・ルクセンブルク鉄道、Réseau ferroviaire Guillaume-Luxembourg)に、5kmスイスに、39kmはザールにあった1920年代には、アルザス=ロレーヌフランス他地域とを連絡する路線盛んに建設された。メス - レルヴィル(Lérouville)間(パリへ経路短絡)、ストラスブール - サン=ディエ間などがその例である。また1937年には当時フランス最長鉄道トンネルであったサント=マリーオー=ミーヌトンネル(Tunnel de Sainte-Marie-aux-Mines、後に廃線となり道路トンネル転用)も開通している。 一方でドイツとの間の路線一部除いてローカル線化した。たとえばドイツ時代1877年開通したストラスブール - ローターブール線は、元はストラスブールシュトラスブルク)とカールスルーエを結ぶ路線一部であり、第一次世界大戦中には軍事輸送にも用いられたが、1919年以降普通列車が走るのみとなったドイツ時代右側通行変更され複線路線は、これを再び左側通行とするのは膨大な工事が必要となるためそのままにされた。 このころフランスの鉄道三等級制をとっていたが、アルザス=ロレーヌ鉄道は当初ドイツ同じく四等級制であり、1920年時点では利用者半数以上が四等車の乗客であった1921年一等から三等限って往復割引制度新設されたため、これ以後四等車の利用減少し1930年廃止された。 1930年代になるとフランスの鉄道網の国による統合進み1938年1月1日をもってアルザス=ロレーヌ鉄道はエタ鉄道および四大私鉄(パリ・リヨン・地中海鉄道、パリ・オルレアン・ミディ鉄道北部鉄道東部鉄道)と統合されフランス国鉄(フランス・ナシオナル鉄道)の一部となったフランス国鉄路線旧事業者の別によっていくつかの地域に分けられていたが、旧アルザス=ロレーヌ鉄道は旧東鉄道とともに東部地域(région Est)とされた。

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