アメリカ合衆国誕生後のイングランド人移民とは? わかりやすく解説

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アメリカ合衆国誕生後のイングランド人移民

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 06:56 UTC 版)

イングランド系アメリカ人」の記事における「アメリカ合衆国誕生後のイングランド人移民」の解説

アメリカ合衆国イングランド生まれの人の人口人口1990年 405,588 1980年 442,499 1970年 458,114 1960年 528,205 1950年 809,563 1940年 --- 1930年 --- 1920年 813,853 1910年 877,719 1900年 840,513 1890年 908,141 1880年 662,676 1870年 550,924 1860年 431,692 1850年 278,675 合衆国誕生した1776年以降はおよそ350万人イングランド人移民をし、19世紀100年間は一定数の移民続いたイングランド人第一次移民の波1820年代後半起こり本国社会不安から徐々に加速見せ1842年ピーク迎えたが、その後10年間は徐々に減少していった。この頃多く移民不況喘ぐ南・西イングランドなど地方農民たち(小作人)や1820年から40年にかけて加速した産業革命に伴う失職から逃れてきた都市部労働者階級人々であった。彼らは新たな国に対す希望に魅せられ、繊維業鉄鋼業鉄道業などに従事することとなった一方一部イングランド人生まれたての国アメリカ理想社会ユートピア作ることに夢抱き移民した者たちもいた。またカリフォルニアゴールドラッシュが起こるとイングランド領土だったオーストラリアから多くイングランド人合衆国移民開始した1860年代後半イングランド人移民年間6万人にも上り1872年には75千人にまで増加1879年からは最後ピーク始まり合衆国1893年混乱流れ終息へと向かったこの頃年間平均イングランド人移民数は8万人超え1882年1888年最大数を記録した大陸横断鉄道建設グレートプレーンズ開拓工業化などの合衆国発展多くイングランド人職人引き寄せることとなった。また安価な蒸気船就航により都市部一般労働者アメリカへ渡ることが可能となり、当時移民大半未熟な職人鉱夫などだった。大半の者はそのままアメリカ定住することを選んだが、一部熟練工たちは出稼ぎ感覚で数シーズンのみアメリカで働きイングランドへ戻っていく者もいた。宗教活動家もアメリカへと渡り救世軍として福音教会モルモン教会などと共に活動行った1893年混乱イングランド人移民一気減少させ20世紀入っても低水準保ち続けた第二次世界大戦前後の10年間は年10万人のイングランド人移民。これは全ヨーロッパ系移民18%を占めた1945年から48年移民した者の中には多く戦争花嫁含まれていた。1950年代になるとイングランド人移民数は年15万人に、60年代になると年17万人にまで増えた19世紀の移民加速本国社会不安から来るものだったが、20世紀の移民イングランド人にとってアメリカ社会適応し易い環境であった公用語が英語など)ことなどから移民根本的理由異なと言われている。 一般的なアメリカ史からみてイングランド人合衆国政治的経済的文化的に大きな影響及ぼしている。初期大統領10人のうち8人はイングランド系であるほか連邦議員今でもイングランド系が多い(「アフリカ系アメリカ人初の大統領とされるバラク・オバマイングランド系祖先を持つ)。またイングランド人滞在の子孫などもおり彼らはアメリカ社会順応し切っているため全てのイングランド系把握するのは不可能に近い。1990年国勢調査では彼らは合衆国3番目の民族グループだが、連邦議員最高裁判事などその社会的影響力は非常に強いと言える

※この「アメリカ合衆国誕生後のイングランド人移民」の解説は、「イングランド系アメリカ人」の解説の一部です。
「アメリカ合衆国誕生後のイングランド人移民」を含む「イングランド系アメリカ人」の記事については、「イングランド系アメリカ人」の概要を参照ください。

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