アニメ版でのワドルディ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 14:01 UTC 版)
「ワドルディ」の記事における「アニメ版でのワドルディ」の解説
アニメ版『星のカービィ』では、ワドルディはデデデ城の中で最も下級の家来として登場する。非常に人数が多く(第47話では少なくとも1580人以上、第68話では2000人)、外見のみならず性格や運勢まで全員が全く同じである。そのため、本人達や司令官のワドルドゥ隊長すら個体の識別ができないらしい。普段は無表情だが喜怒哀楽は実は豊か。人語を喋ることはできないが、感情表現を露わにする際は効果音が鳴り、ワドルディ同士では「ワニャワニャ」という独特な言語で会話する(第74話など)。しかし第38話ではデデデが強引に非合法図書に指定した原作者ローリンの小説「パピー・ポッティー」を全て燃やした際は「デデデ〜♪」と声に出して歌い珍しく人語で喋った様子を見せた。 大昔、集団で海を越えてプププランドに現れ、一宿一飯の恩義を与えてくれたデデデ大王の家来となる。忠誠はあくまでも恩義の対価であるため、食事を抜かれると忠義心を失い反乱を起こす。器用で大抵の事は何でも出来るので警備、調理、チャンネルDDDのスタッフ、消防、洗濯、建築作業など城の管理全般を任されている。デデデの身の回りの世話や彼考案の大規模な悪巧み・イベントスタッフなどに駆り出される事も多い。その一方で実は大の仕事好きでデデデに自分達が商品として売りに出された際もガングが持っていた箒を自ら奪って掃除したり、住人達に頼まれた雑務に一切逆らわずに何でもやりこなしており、デデデにも自分達を商品として売りに出されても一切不満を抱かず忠実に動いた。この際ワドルディ初の購入者であるレン村長から車の運転を頼まれた事で運転も出来る事が判明した。更に第71話では船の操縦も出来る事も判明した。なお、デデデに商品として扱われた非人道的な行いをされても一切逆らわなかった理由はワドルドゥ曰く「こいつらは忠義者でして、逆らえません(逆らわない)」との事。また、相当な力持ちであり、かなり重そうな物や巨大な荷物を数人~数十人だけで運んでいる。 ゲーム同様口はないが、顔の中央の皮膚から食物を吸い込むことで食事を摂る。第92話では専用の大食堂に集合し精進料理を食べていた。エスカルゴンの計算によると、プププランドにおいて、ワドルディ全員の1食の食事代は9980万デデンであり、一人分でもデデデ大王の5倍である(第92話。その時のデデデ大王の食事はカップ麺であった)。 デデデ大王の家来ながらカービィに対する敵意は皆無であり、第92話でワドルディ用の食堂にカービィが紛れ込んでも一切気にせずに食事を共にしている。また第21話でローナ王女が休暇でプププランドに訪れた事になった際は食料と持ち物を運んでる最中にカービィがスイカを運んで紛れ込んでも一切気にしなかった。第47話でカービィと共闘して魔獣を倒したこともある。同話ラストでゲーム版のカービィがステージクリア時に行うのと同じ踊りを彼と共に踊った。 基本的には脇役だが放送当時視聴者からの人気は高く、公式サイトでのキャラクター人気投票で第1位に輝いたため、以降ワドルディ達がメインとなる回が作られるようになった。
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