アイラウの戦いとは? わかりやすく解説

アイラウの戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/06 07:17 UTC 版)

アイラウの戦い(アイラウのたたかい)は、1807年2月7日から2月8日にかけて東プロイセン南部の小さな村アイラウ(Eylau 現:バグラティオノフスク)の付近でおこなわれた会戦。当時としては異例の冬季に発生した。その原因はフランス軍補給状態の悪化にあり、まだ補給が続く内にイエナ・アウエルシュタットの戦いで勝利したフランス軍が余勢を駆って、残余の敵を撃滅するための短期決戦が望まれていたからである[1]




  1. ^ a b c TACTICS』No10、83頁。
  2. ^ 『TACTICS』No10、82頁。
  3. ^ 親衛隊にとって近くの味方救出のために行った当然の行動であって、無論、この出動にナポレオンは関与していない。
  4. ^ a b 『TACTICS』No10、84頁。
  5. ^ 当時の砲は榴弾を用いることが少なく、多くは弾着後は爆発しない鉄の砲丸(ラウンドショット)であり、ボウリングの球のよう地面を跳ねながら敵を薙ぎ倒す物であった。下から撃ち上げた場合、勢いは当然落ちるので効果は半減してしまう上、地面が雪なので(これはロシア軍の砲撃も同じ)砲弾がバウンドしにくい状況も重なっていた。
  6. ^ 当時のオージュローは持病のリューマチに苦しんでおり、今回の作戦に不参加を表明していたが、歴戦の勇将である彼を戦列から外すのをナポレオンは好まず、皇帝たっての願いで参加を余儀なくされていたが、さすがに彼とその麾下の第七軍団は、それまで前線投入は避けられていた。『TACTICS』No10、84頁。
  7. ^ a b c 『TACTICS』No10、85頁。


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アイラウの戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 03:49 UTC 版)

第四次対仏大同盟」の記事における「アイラウの戦い」の解説

詳細は「アイラウの戦い」を参照 フリードリヒ・ヴィルヘルム3世東プロイセン逃れケーニヒスベルク臨時首都とした。ロシア10万援軍東プロイセン集結させた。ナポレオンポーランド進軍ポーランド人ナポレオン祖国解放者として熱狂的に迎え入れた1807年1月末、厳寒の中をフランス軍ケーニヒスベルク向けて侵攻2月7日-8日、ロシア・プロイセン連合軍とアイラウの戦いで衝突した吹雪の中の戦い苦戦となり、フランス軍ロシア軍撤退によって辛勝を得るが、両軍共におびただしい死傷者出し決着はつかなかった。フランス軍は一旦後退しルフェーブル指揮官として3月18日からダンツィヒ攻囲戦開始し5月27日プロイセン軍守備隊降伏した

※この「アイラウの戦い」の解説は、「第四次対仏大同盟」の解説の一部です。
「アイラウの戦い」を含む「第四次対仏大同盟」の記事については、「第四次対仏大同盟」の概要を参照ください。

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