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三省堂 大辞林

三省堂三省堂

てっさ 1叉】

鉄道で、レール交差部で車輪軌道からはずれないようにする装置フロッグ

てっさ 1 0 【鉄鎖】

のくさり。
「―につながれる」



大阪弁

全国大阪弁普及協会全国大阪弁普及協会

てっさ

大阪弁 訳語 解説
てっさ ふぐ刺し 鉄刺し」の転。フグのさしみ。「てつ」はフグ異名」から。薄造りにするので、皿の絵が透けて見える



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フグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/22 13:20 UTC 版)

(てっさ から転送)

フグ
Fugu in Tank.jpg
トラフグ Takifugu rubripes
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: フグ目 Tetraodontiformes
: フグ科 Tetraodontidae
属・種

他多数

フグ河豚)は、フグ目、特にフグ科に属するの総称。フグ科に属さないフグ(ハコフグハリセンボン)などはフグ目を参照。

目次

概要

185種の魚がフグ科に分類される。そのうち食用とする種として、トラフグ、マフグなどが有名。クサフグ、センニンフグなど、体全体に毒がたまる種もおり、このような種は食用には適さない。汽水、淡水性のフグの一部の種は、観賞魚として人気がある(淡水フグ参照)。

食用のほか、各地で本物のフグの皮を利用したふぐ提灯などが、土産物として売られている。

なお、下関宗像などでは、縁起をかついで「不遇」につながる「ふぐ」ではなく、「福」につながる「ふく」と呼ぶ。逆に大阪では、「当たると死ぬ」という洒落から「てっぽう(鉄砲)」と呼ぶ。ここから「てっさ」「てっちり」といった言葉が生まれた。(後述)

特徴

興奮させると、腹部()を膨らませる姿がよく知られる。この姿から英語では "Pufferfish" といい、これは「ふくらむ魚」という意味を持つ。腹部にとげ状の短い突起がある種もいる。日本名で「河豚」と書くが、「豚」と書くのはこの体型を指しているのではなく、フグは身の危険を感じると豚のような鳴き声を発することから「豚」の文字が当てられている。なお、中国語でも「河豚」という呼び方を使っている。「河」と書くのは古代中国では黄河など河川に生息していたためである。

(顎歯)がよく発達しており、これが融合した強靭な4つの歯を持つ。主に、海水魚で、汽水や淡水に生息する種もいる。 その愛嬌のある姿から、キャラクター化されることもままある。また、一般的に硬骨魚はまぶたを持たないが、フグは油瞼という膜で目を覆っている。といっても瞬間的に開閉するものではなく十数秒かけてゆっくりと閉じたり開いたりする。

漁業

主要水揚げ地

日本での県別漁獲量(2008年)[1]は以下の通り。なお、全国の水揚げの約6割が大阪で消費されている。

天然
順位 都道府県 漁獲量(t) 構成比
1 福岡 545 11%
2 山口 498 10%
3 島根 481 9%
4 長崎 366 7%
5 愛媛 341 7%
6 石川 339 7%
7 香川 274 5%
8 愛知 259 5%
9 富山 211 4%
10 三重 199 4%
- 全国計 5,207 100%
養殖
順位 都道府県 漁獲量(t) 構成比
1 長崎 2,496 60%
2 熊本 554 13%
3 香川 183 4%
4 兵庫 152 4%
5 福井 120 3%
6 佐賀 114 3%
7 山口 83 2%
8 鹿児島 15 0.4%
9 三重 1 0.02%
10 - - -
- 全国計 4,138 100%


養殖

高級魚であるため、養殖が昔から行われている。愛媛県愛南町では陸上養殖が行われている。だが養殖の生産量が急増したのは、当時の水産庁によるトラフグ養殖推進の方針や、熊本県などのように養殖フグ生産地の各自治体による養殖マニュアルが作成された1991年以降である。当時ハマチ等を養殖していた業者がトラフグ養殖に転換し、生産量が増加した。

2005年には佐賀県嬉野町厚生労働省に、フグ肝を食用として提供出来るよう特区を提案したが、現時点では100%の安全性が保証ができないと判断され却下されている。

ホルマリン薬浴問題

魚体に寄生虫(代表的なものとしてエラムシ)が付着しやすいため、その対策が養殖業者の課題となっている。ホルマリンによる薬浴が手間のかからない方法であるといわれるが、発ガン物質でもあるホルマリンがフグの身へ残留することや、処理後の廃水を海へ廃棄することによる環境への影響、周辺の魚介類の汚染などが問題視されている。

2002年東京水産大学厚生労働省に対して、愛媛県長崎県養殖業者が寄生虫対策としてホルマリンを使用していることを指摘、これを受け両県が調査を実施した結果、2003年になって半数以上の業者が使用していたことが判明した。同問題発覚後に熊本県等の他の自治体でも調査を実施したところ、ホルマリンを使用している業者が多数見受けられた。この影響で長崎県では、しばらくホルマリンを使っていないフグまで出荷できなくなるなどの影響が出た。

また、ほぼ同時期に発生した真珠貝(アコヤガイ)の大量へい死では、アコヤ貝の死骸からホルムアルデヒド(ホルマリン)が検出された。近隣海域でフグ養殖業者以外にホルマリンを使う者が存在しない事から関連性を指摘される。その結果、フグ養殖業者と真珠養殖業者とが反目したほか、消費者団体によりホルマリン残留問題が提起されるなど社会問題にもなった。

その後、水産庁によるホルマリンの使用を禁止する通達が出され、各自治体によるホルマリンを使わない養殖マニュアルが作成され、養殖でのホルマリン使用量は減少したが、依然として心ない一部の業者によるホルマリンの使用は続いており、イタチごっこの様相を呈している。

2009年、ほぼ全ての養殖業者でのホルマリン未使用が漁協にて確認されている。

輸入

2002年、初めてフグの輸入量が国内生産量を上回った[2]。2002年の輸入先の99%は中国であり、残りは韓国である。近年は養殖技術の向上により、これらの国の養殖フグも大量に輸入されている。

なお、中国産食品の安全性問題はフグ関連でも発生している。アメリカにおける、中国産のアンコウの切り身でのフグ・フグ毒の混入、及び日本と米国ハワイ州における中国産カワハギの切り身でのフグ・フグ毒の混入が代表例として挙げられる。

ブランド化の取り組み

フグは、山口県下関市が本場として知られるが、実際のところ下関はフグの産地というよりは集積地である。下関近海でもフグは獲れるが、それ以上の数のフグが天然物、養殖物ともに日本全国や中国や韓国などの海外からも下関に集められる。下関がフグの本場と言われる所以として、明治期に全国で最初にフグ食が解禁になった地が下関であり(ふぐ料理公許第一号店は下関市の春帆楼。その後、山口県のみフグ食解禁の時期がしばらく続いた)、それ以降、下関には多くのフグ料理店ができ、現在のフグ料理の多くが下関で考え出されたことなどが背景にある。これらに加え、フグは猛毒があるため、水揚げ後の加工が重要であるが、この加工業者、加工場が前述の歴史的背景などから下関に集積している点が大きい。

最近では水揚げ漁港の側で加工場などの整備を行い、地場の名産品とすべく独自ブランドを立ち上げるなどの努力も行われている。ただし、加工業者、加工場の質や数の問題もあり、漁獲されたフグの多くが下関に集中するという傾向にある。

  • 玄海とらふぐ - 福岡県宗像市の漁港で、従来下関に水揚げしていたフグの一部をブランド化を目指して売り出したもの。
  • 讃岐でんぶく - 香川県で水揚げされるナシフグに対して香川県漁連が認定しているブランド。2010年3月に商標登録が認められた[3]

[ヘルプ]
  1. ^ 農林水産省大臣官房統計情報部 『平成20年 漁業・養殖業生産統計年報』 財団法人 農林統計協会、2010年
  2. ^ ASAHI.com 輸入フグふくらんだ 門司税関調べ、初めて国内産上回る
  3. ^ 「讃岐でんぶく」商標登録を認可/県産ナシフグ - 四国新聞・2010年3月31日
  4. ^ フグの衛生確保について(厚生省環境衛生局長通知)
  5. ^ マリントキシン-毒を持つ魚介類に注意!- 自己判断は禁物、フグの毒国立科学博物館ホットニュース、2008年9月25日。
  6. ^ 末廣恭雄『日本の魚』保育社<カラーブック>、1968年、p60
  7. ^ フグ卵巣ぬか漬けの微生物によるフグ毒分解の検討日本水産学会誌 69(5) pp.782-786, 853 20030915 社団法人日本水産学会
  8. ^ 東京都市場衛生検査所 ふぐの衛生的な取扱い
  9. ^ フグの衛生確保について(厚生省環境衛生局長通知)
  10. ^ フグの衛生確保について(厚生省環境衛生局乳肉衛生課長通知)
  11. ^ エジプト人はパン食い人
  12. ^ 危険がいっぱい ふぐの素人料理東京都福祉保健局
  13. ^ 高橋順太郎・猪子吉人「河豚之毒」明治22(1889)年『帝国大学紀要医科』第1冊第5号
  14. ^ 釣りをされる皆様へ長崎県水産部ホームページ ゆめとびネット
  15. ^ フグ毒研究の最近の進歩藥學雜誌 Journal of the Pharmaceutical Society of Japan 120(10) pp.825-837 20001001 社団法人日本薬学会
  16. ^ 大阪落語「ふぐ鍋」より
  17. ^ かがわ県産品紹介【さぬき風】 - かがわさぬき野Web版・2004年秋
  18. ^ a b 落合敏監修 『食べ物と健康おもしろ雑学』 p.51 梧桐書院 1991年
  19. ^ 2008年3月27日放送の朝日放送ビーバップ!ハイヒール」より


「フグ」の続きの解説一覧


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てっさ

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