三省堂 大辞林 |
つたな・い 3 【▽拙い】
(1)物事に巧みでない。へたである。まずい。
「―・い文章」「―・い筆跡」
(2)能力が劣っている。おろかである。
「―・い者ですがどうぞよろしく」
(3)運が悪い。
「武運―・く討ち死にする」
(4)卑しい。見苦しい。
「大王は極めて美(うるわ)しく在(ましま)す、我は極めて―・し/今昔 3」
(5)ひきょうである。意気地がない。
「異者ども集まりて、―・し、―・し、弱し、弱し、と云ひければ/今昔 27」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
漢字辞典 |
出典:漢字辞典 |
伹
拙
「つたない」の用例一覧
太宰治 或る忠告 (青空文庫)
もに生き切る努力をしようぜ。明日の生活の計画よりは、きょうの没我のパッションが大事です。戦地に行った人たちの事を考えろ。正直はいつの時代でも、美徳だと思います。ごまかそうたって、だめですよ。明日の立派な覚悟より、きょうの、つたない...
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長塚節 土浦の川口 (青空文庫)
なんぞへも鬼怒川の鮭だなんて賣りに來るがみんな那珂川だ、鬼怒川のがなんぞ持つて來たつて賣り切れやしねえから駄目だ、ヤマベも捕れたな、ヤマベは霞が浦でも捕れるが喰ひ手がねえや不味くつて、それでも櫻川へのぼつたのを釣つたないくらか甘めえ相だ、俺がなあ、一遍 宗道...
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薄田泣菫 小壺狩 (青空文庫)
うな小壺を一つ所持いたしてをります」佐渡守は、仲間喜平が薬師峠の一軒茶屋で手に入れた、小壺のいきさつを事細かに申し述べました。「 夙 ( はや ) くより御覧に入るべくは存じてゐましたが、作柄のつたない上に、永ら...
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