ため池・河川などとは? わかりやすく解説

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ため池・河川など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 05:38 UTC 版)

桶狭間」の記事における「ため池・河川など」の解説

大字桶狭間開析進行した丘陵地であるため集水面積狭く灌漑用水を得るためにため池多く築造してきた歴史を持つ。1961年昭和36年)に愛知用水完成し農業用としての役割終えたため池は、防火用水の水源として利用されたり、水辺公園として整備される一方で埋め立てられ住宅地などに転用された池も少なくない大池 大池(おおいけ)は名古屋市緑区桶狭間(旧有松町大字桶狭間寺前)にあるため池で、20,552平方メートル(2.06ヘクタール)の面積および41.2ヘクタール流域面積を持つ。尾張藩地誌である『寛文覚書』(寛文年間1661年 - 1673年))にも「大池」とあるが、大規模なため池室町時代以前造営されることがまれであることから、大池江戸時代初期築造されたものと考えられている。 地蔵池 地蔵池(じぞういけ)は、名古屋市緑区桶狭間北2丁目(旧有松町大字桶狭間字幕山)にあるため池で(北緯35度3分30.9秒 東経13658分11.7秒 / 北緯35.058583度 東経136.969917度 / 35.058583; 136.969917)、『寛文覚書』に示すところの「有松道池」、『天保十二丑年五月知多郡廻間圖面』に示すところの「鳴海道池」である。池の北岸には地蔵堂があり、現在の地蔵池の名はこの地蔵堂に依っている。 大芝池 大芝池おおしばいけ)は名古屋市緑区桶狭間南(旧有松町大字桶狭間嵐廻間)にある0.5ヘクタールほどのため池である(北緯35度2分44.5秒 東経13658分11.2秒 / 北緯35.045694度 東経136.969778度 / 35.045694; 136.969778)。『寛文覚書』や『天保十二丑年五月知多郡廻間圖面』では「おうし廻間池」とあり、現在の「おおしば」は、江戸時代にこの地にあった字「おうしばさま」の古名縮まったものといわれる。 西ノ池 西ノ池(にしのいけ)は名古屋市緑区有松町大字桶狭間牛毛廻間にあるため池である(北緯35度3分29.4秒 東経13657分59.7秒 / 北緯35.058167度 東経136.966583度 / 35.058167; 136.966583)。『天保十二丑年五月知多郡廻間圖面』(1841年天保12年)、徳川林政史研究所)などには「牛毛廻間池」と記されるが、明治時代至って西ノ池呼ばれるうになる伊勢池 伊勢池(いせいけ)は名古屋市緑区桶狭間上の山(旧有松町大字桶狭間上ノ山)にある0.3ヘクタールほどのため池で(北緯35度2分52.4秒 東経1365826秒 / 北緯35.047889度 東経136.97389度 / 35.047889; 136.97389)、東岸大府市との境界にほぼ沿っている。『寛文覚書』には「近崎道池」とあって、池のすぐ東を南北に走る大府市道がかつて近崎道ちがさきみち)であったことに由来する考えられるまた、かつてから伊勢講参拝出かける人々がここで禊を行ったことから、伊勢池呼ばれるうになる権平谷池 権平谷池ごんべいだにいけ)は名古屋市緑区有松町大字桶狭間権平谷にあるため池である(北緯35度3分25.5秒 東経13657分52.4秒 / 北緯35.057083度 東経136.964556度 / 35.057083; 136.964556)。 東ノ池 東ノ池(ひがしのいけ)もしくは東池(ひがしいけ)は名古屋市緑区桶狭間(旧有松町大字桶狭間樹木)にあるため池で、15,338平方メートル(1.53ヘクタール)の面積および16.3ヘクタール流域面積を持つ。『寛文覚書』には「石池」とあり、東(ノ)池と呼ばれるようになったのは明治時代以降である。豊明市および大府市との境界付近にあり、池の北岸ではかつて近崎道大脇道が交わり、現在では池の南岸名古屋市道桶狭間勅使線から名四国道北崎インターチェンジへと向かう大府市道が分岐しており、交通の要所にあるのは昔も現在も変わっていない。なお、灌漑用水利としてはすでに利用されていない二ツ池 二ツ池(ふたついけ)は名古屋市緑区桶狭間神明(旧有松町大字桶狭間神明廻間)の桶狭間公園にあるため池で(北緯35度2分14.4秒 東経136582.2秒 / 北緯35.037333度 東経136.967278度 / 35.037333; 136.967278)、8,767平方メートル(0.88ヘクタール)の面積および12.2ヘクタール流域面積を持つ。『寛文覚書』では「森脇池」とあり、『尾張徇行記』(1808年文政5年))には「神明廻間池」とあって二ツ池呼ばれるようになったのは明治時代以降である。一方、『天保十二丑年五月知多郡廻間圖面』などでは武路付近に二ツ池」が見られるが、これは当池とはまったくの別物で、明治時代には「摺鉢池」などと呼ばれていたが、後年区画整理の際に消滅している。 唐池 唐池からいけ)は名古屋市緑区桶狭間森前(旧有松町大字桶狭間又八山)にあるため池で(北緯35度2分45.6秒 東経13657分50.7秒 / 北緯35.046000度 東経136.964083度 / 35.046000; 136.964083)、『天保十二丑年五月知多郡廻間圖面』に示すところの「から池」である。小さく浅いため池で、晴天が続くとすぐに空になってしまうことに由来するという。 鞍流瀬川 鞍流瀬川(くらながせがわ)は名古屋市緑区から大府市にかけて流れ境川水系の川である。古く井桁川といい、『天保十二丑年五月知多郡廻間圖面』は源流北方二ツ池桶狭間神明にある二ツ池とは別物にあったことを示しているが、後年区画整理の際に大池付近まで埋め立てられている(二ツ池もこの時に埋め立てられている)。現在では大池端を発し南西向かって流れながら大府市域を縦断し、やがて石ヶ瀬川合流する。「鞍」は川の両端が崖でせり上がりのような形状をしている様子、「瀬」は浅い川底であることを示しているといわれるまた、桶狭間の戦いの際、血潮染まった流れの中で誰のものとも知れない鞍が浮かんでいたことから名付けられたともいう。 なお、名古屋市桶狭間住宅西側名古屋市森下線に沿って南進する小川中溝川(なかみぞがわ)と呼ばれる支川で、大字桶狭間南端本川合流する愛知用水 愛知用水あいちようすい)は、木曽川上流端を発し愛知県下の濃尾平野南東部知多半島丘陵地帯潤す人工用水路である。1955年昭和30年)から1961年昭和36年)にかけて愛知用水公団により施工され農業用水として利用されてきたほか、水道用水工業用水発電など、複数用途満たしている。大字桶狭間における用水幹線水路おおむね東から西流れており、豊明市栄町南舘より桶狭間北2丁目地内入り地蔵池ではサイフォン施設によって流入・流出そのまま大高町方面に向かう。 大池2012年7月北緯35度3分11.3秒 東経13658分13.2秒 / 北緯35.053139度 東経136.970333度 / 35.053139; 136.970333)。 地蔵池2012年9月北緯35度3分29.1秒 東経13658分11.7秒 / 北緯35.058083度 東経136.969917度 / 35.058083; 136.969917)。 大芝池2012年10月北緯35度2分44.7秒 東経13658分9.1秒 / 北緯35.045750度 東経136.969194度 / 35.045750; 136.969194)。 伊勢池2012年10月北緯35度2分51.4秒 東経13658分25.7秒 / 北緯35.047611度 東経136.973806度 / 35.047611; 136.973806)。 東ノ池2012年9月北緯35度2分57.1秒 東経1365824秒 / 北緯35.049194度 東経136.97333度 / 35.049194; 136.97333)。 二ツ池2009年4月北緯35度3分12.3秒 東経13658分4.8秒 / 北緯35.053417度 東経136.968000度 / 35.053417; 136.968000)。 桶狭間上の山付近流れ鞍流瀬川2012年10月北緯35度2分43.1秒 東経13658分1.6秒 / 北緯35.045306度 東経136.967111度 / 35.045306; 136.967111から上流方面を望む)。

※この「ため池・河川など」の解説は、「桶狭間」の解説の一部です。
「ため池・河川など」を含む「桶狭間」の記事については、「桶狭間」の概要を参照ください。

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