その他の規格等にあるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 15:32 UTC 版)
「識別標識 (電線)」の記事における「その他の規格等にあるもの」の解説
平成16年版 公共建築工事標準仕様書(国土交通省) 平成16年版 公共建築工事標準仕様書(国土交通省)電気設備工事編 第2編 電力設備工事 1.8.4(b)では、以下のようにされている。 主回路の導体は、表1.8.5により配置し、その端部又は一部に色別を施す。ただし、色別された絶縁電線を用いる場合には、この限りでない。 表1.8.5電気方式左右、上下、遠近の別赤白黒青白三相3線式左右の場合 左から上下の場合 上から遠近の場合 近いほうから 第1相 接地側 第2相 非接地 第2相 第3相 - 三相4線式第1相 - 第2相 第3相 中性相 単相2線式第1相 接地側 第2相 非接地 第2相 - - 単相3線式第1相 中性相 第2相 - - 直流2線式左右の場合右から上下の場合上から遠近の場合近いほうから 正極 - - 負極 - [備考] 左右、遠近の別は、正面から見た状態とする。 分岐回路の色別は、分岐前の色別による。 単相2線式の第1相は、黒色とすることができる。 発電回路の非接地第2相は、接続される商用回路の第2相の色別とする。 単相2線式と直流2線式の切替回路2次側は、直流2線式の配置と色別による。 社団法人日本電機工業会規格、JEM 1134「配電盤・制御盤の交流の相又は直流の極性による器具及び導体の配置及び色別」においては以下のように規定している。 JEM 1134電気方式赤白青黒三相3線式第1相 接地側 第2相・非接地 第2相 第3相 - 三相4線式第1相 第2相 第3相 中性相 単相2線式第1相 - 接地側 第2相・非接地 第2相 - 単相3線式第1相 - 第2相 中性相 直流2線式P - N - 各電力会社において送電線および配電線(三相3線式)の識別は、各社ごとに異なっている。下記にその違いを示す。 各電力会社における比較電力会社赤白青黒黄北海道電力第2相 第3相 第1相 - - 東北電力第1相 第2相 - 第3相 - 東京電力第2相 第3相 - 第1相 - 北陸電力第1相 - 第3相 - 第2相 中部電力第3相 第2相 第1相 - - 関西電力第1相 第3相 第2相 - - 中国電力第1相 第2相 第3相 - - 四国電力第1相 第2相 第3相 - - 九州電力第2相 第1相 第3相 - - 沖縄電力第1相 第2相 第3相 - - [備考] 上記は標準的な色別であり、営業所ごとに異なる場合がある。 ねん架や負荷のバランス調整などにより、相順を入れ替えている場合がある。 色による識別の他、形による識別を行っている電力会社が多い。(第1相:□、第2相:○、第3相:△など) 劇場等演出空間電気設備指針では、信号回路に関する接地(機能用接地)の識別として、黄を望ましいとし、かつ端末および適当な場所に、信号回路に関する接地の接地線であることを表示する必要があるとし、以下のように定めている。 第4.3.2表 仮設電気設備の主回路導体端子の呼称、配置、色別電気方式赤白黒青白緑又は緑/黄三相3線式R相 S相 接地側 S相 非接地側 T相 - 接地線 三相4線式R相 - S相 T相 N相(中性相) 接地線 単相2線式L相 N相 接地側 - - - 接地線 単相3線式L1相 N相(中性相) L2相 - - 接地線 [備考] 幹線を相別する場合には相の色別に合わせる。 単相2線式のL相は、黒色とすることができる。 赤、白、黒色の3心ケーブルを単相2線式に使用する場合には黒色=L相、白色=中性線、赤色=接地線(両端に緑色テープを巻く)とする。 主回路導体の配置に関しては、左右の場合左からを原則とするが、右からとすることもできる。
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