第2相とは? わかりやすく解説

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第2相(常超電導相)

 超電導特性を示す結晶母相)の組成とは異な組成結晶部分常電導相:非超電導相)を示す。Y-Ba-Cu-O系(Y123バルク体)ではY123相(YBa2Cu3O7-d)が母相で、これ以外のY211相(Y2BaCuO5)などを第2相と呼ぶ。結晶成長条件および組成最適にすることで、こうした第2相を意識的に母相内に微細に析出させることができる。この第2相は液体窒素温度77 K)で有効なピン止め点として働く。

第2相(抱合)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 04:10 UTC 版)

薬物代謝」の記事における「第2相(抱合)」の解説

その後の第2相の反応では、活性化され生体外物質代謝物は、グルタチオン(GSH)、グリシンまたはグルクロン酸のような電荷を持つ化学種抱合される。薬物抱合反応が起こる部位には カルボキシ基 (-COOH)、ヒドロキシ基 (-OH)、アミノ基 (-NH2)、チオール (-SH)などがある。多く場合活性代謝物生成される第1相反応とは異なり抱合反応生成物は、分子量増加し基質より不活性になる傾向がある。GSHのような大きな陰イオン付加により、反応性求電子剤解毒され、より極性高く細胞膜通過して拡散することができない代謝物となり、積極的に排出へと輸送される。 これらの反応は、広い特異性を持つ一群転移酵素によって触媒される。これらの転移酵素組み合わせによって、求核性もしくは求電子性官能基を持つほとんどの疎水性化合物代謝することができる 。その中でグルタチオン-S-トランスフェラーゼ類は、最も重要な酵素群である。 機構酵素補因子場所メチル化 メチルトランスフェラーゼ S-アデノシルメチオニン 肝臓腎臓、肺、中枢神経系 硫酸抱合 スルホトランスフェラーゼ 3'-ホスホアデノシン-5'-ホスホ硫酸 肝臓腎臓、腸 アセチル化 N-アセチルトランスフェラーゼ 胆汁酸CoAアミノ酸N-アシル転移酵素(BAA) アセチルCoA 肝臓、肺、脾臓胃粘膜赤血球リンパ球 グルクロン酸抱合 UDP-グルクロン酸転移酵素 UDP-グルクロン酸 肝臓腎臓、腸、肺、皮膚前立腺、脳 グルタチオン抱合 グルタチオン-S-トランスフェラーゼ グルタチオン 肝臓腎臓 グリシン抱合 N-アセチルトランスフェラーゼ アセチルCoA 肝臓腎臓

※この「第2相(抱合)」の解説は、「薬物代謝」の解説の一部です。
「第2相(抱合)」を含む「薬物代謝」の記事については、「薬物代謝」の概要を参照ください。

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