いぶし がわらとは? わかりやすく解説

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いぶし瓦

読み方:いぶしがわら
別表記:燻し瓦

薫化行って表面処理をした瓦。黒銀色美し色合い特徴

燻し瓦(いぶし がわら)

代表的な瓦。いぶしと呼ばれる燻化を行い渋い銀色光沢を持つ。
銀色瓦、黒瓦とも呼ばれるいぶし銀のような色とつやをした瓦。焼成最後段階で燻化し、瓦の表面炭素微粉つきさすように付着させたもの。
以前だるま窯使い200250で「あぶり」として10時間、さらに550700で「中だき」として6時間、8501000で「本だき」として2時間、同じ温度で2時間の「練らしだき」を行う。この段階で煙出し穴を閉じて松葉などを入れて焚き口など全て閉めて燻し始める。炭素水分化合して炭化水素となり、瓦の表面付着する
現在では重油トンネル窯改良した還元窯により、燻し瓦も大量生産されている。
燻し瓦は1989年には全国で4億9200万枚ほどが生産されており、出荷金額は574億円ほどである。全国に約730の燻し瓦メーカーがある。


「いぶし がわら」の例文・使い方・用例・文例

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釉薬瓦焼きものの絵具である釉薬を塗布して作られる。別名陶器瓦。これに塩焼瓦を含む。釉薬瓦は瓦の表面にガラス質の釉薬層を形成する。瓦そのものは赤色のことが多く、釉薬による着色も表面のみのことが多い。釉薬によって様々な色が表現でき、また量産性や色の管理も容易であるために、最も大量に生産されている瓦である。釉薬ゆえに均一な色しか表現できないが、表面のガラス層が耐水性をもつために、無釉薬瓦より耐久性が高いといわれる。塩焼瓦釉薬の代わりに塩を使用する。瓦を1100℃位で焼成し、岩塩を焚口に投入すると、岩塩中のナトリウムと粘土中の珪酸アルミナと化合して赤褐色の珪酸ナトリウムのガラス状被膜ができる。仕上がりは赤褐色となる。三州瓦の最後の専用窯の操業が2006年春頃に停止されたため、現在では殆ど製造されていない。いぶし瓦素地の状態で瓦を焼成し、後にプロパンガスや水で希釈した灯油などを用いていぶし、瓦表面に炭素膜を形成したもの。瓦は裏も表も均一な黒色となる。古くは松葉などを燻化材に用いた。焼く前の素地仕上げの際に施される表面化粧の方法の一つとして片面か両面を金ベラで磨き、銀色のサエを強調する産地もある。新品のときは一様な黒色であるが、年月が経過すると黒~銀色の色調変化が現れ、屋根のアクセントになるのが特徴である。無釉瓦
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