「北斗星」用改造車とは? わかりやすく解説

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「北斗星」用改造車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 13:38 UTC 版)

国鉄24系客車」の記事における「「北斗星」用改造車」の解説

オハネフ24形500番台 (501502) 1989年急行宗谷」「天北」の気動車化で余剰となったオハネ14500番台を「北斗星」の増発用として改造したもの。車体オハネ14形を流用しデッキ客室の間に車掌室を設け車掌側妻面には左側のみ窓が付く。貫通扉は開戸に変更され列車名表示器が設置されている。種車3段寝台であったが、改造時に2段寝台となった冷房装置はAU76だったが、1997年にAU76Bに改造され台車は110 km/h対応のTR217F改となっている。乗務室を女性用化粧室改造したり、女性用トイレ化粧シート交換している。 客用扉は引戸のままであるため、扉窓がHゴム押さえとなっている。 塗装白帯2本から金帯3本変更となったが、引戸含めて帯が巻かれている。 通常編成中間連結され最後尾連結される機会少ない。 2015年3月14日ダイヤ改正に伴う「北斗星」の定期運行終了によって用途なくなり、2両とも札幌運転所から札幌貨物ターミナル駅回送され、2015年4月5日付で廃車された。オハネ14 507・508→オハネフ24 501502 オハネフ25形0番台 (2・4・815) 1997年、「北斗星1・2号全車両個室化を目的としてオハネフ25 24・815が「Bコンパート」に改造された。4人で使うと個室になる。改造による車両番号変更などはない。 2015年3月14日ダイヤ改正に伴う「北斗星」の定期運行終了によって用途なくなり、オハネフ25-2解体のため苗穂工場へ、3両(4・815)が札幌運転所から札幌貨物ターミナル駅回送された。いずれも2015年4月5日付で廃車されている。 オハネ24形500番台 (501 - 504) オハネフ24形500番台と同様、1989年余剰となったオハネ14500番台を「北斗星」の増発用として改造した車両である。冷房装置をAU76(1998年以降はAU76Bに改造)、台車は110 km/h対応のTR217F改寝台3段式から2段式に改造された。 扉は種車引戸(Hゴム押さえの戸窓)のままであり、塗装白帯2本から金帯3本変更となり、オハネフ24形500番台と同様、引戸にも帯が巻かれている。 「北斗星」以外にも、「はまなす」のB寝台車として連結される運用もあった。 オハネ24 5042008年廃車となり、ミャンマー国鉄譲渡された。残った501 - 5032016年3月廃車された。オハネ14 505509511516オハネ24 501 - 504 スハネ25形500番台 (501 - 503) 「北斗星」用の1人用B個室寝台ソロ」「ミニロビー」「シャワー室」の合造車AV設備公衆電話設置された。503種車の関係で冷房装置をAU76、台車は110 km/h対応のTR217F改に改造した2015年3月14日ダイヤ改正に伴う「北斗星」の定期運行終了によって用途なくなり、2両(502503)が札幌運転所から札幌貨物ターミナル駅回送された。3両とも2015年4月5日付で廃車オハネ25 1831→スハネ25 501502自動販売機ロビー内) オハネ14 515→スハネ25 503自動販売機デッキ) スハネ25 501については、後述車両保存活動READYFOR?ファンディング行い2016年4月18日時点で1250万円達成しているために保存確定した茂辺地中学校跡地北海道北斗市)で同年8月7日より一般公開開始静態保存されている。 オハネ25形550番台 (551552) 「北斗星」用の1人用B個室寝台ソロ」車。「北斗星1・2号」の個室促進に伴い1991年平成3年に14座席車オハ14形の改造により登場台車は110 km/h対応のTR217F改とした。なお、オハ14形からの改造車は鋼体を新規に製造している(以下同じ)。 2015年3月14日ダイヤ改正に伴う「北斗星」の定期運行終了によって用途なくなり、2両とも札幌運転所から札幌貨物ターミナル駅回送され、2015年4月5日付で廃車された。オハ14 502538オハネ25 551552 オハネ25形560番台 (JR北海道 561 - 566) 「北斗星」用の2人用B個室寝台デュエット」車。上記550番台同じく1991年オハ14形の改造により2両が登場その後1997年平成9年)にオハネ25形より4両が追加改造されている。種車オハ14形のものとオハネ25形のものは床下機器配置異なるが、車体はほぼ同一であるが、561・562の台車は110 km/h対応のTR217F改、563-566の台車はTR217Cとなっている。 2015年3月14日ダイヤ改正に伴う「北斗星」の定期運行終了によって用途なくなり、6両とも札幌運転所から札幌貨物ターミナル駅回送され、2015年4月5日付で廃車された。オハ14 527・537、オハネ25 24133227240オハネ25 561 - 566 オロネ25形550番台 (551) 1989年、「北斗星3・4号」の定期列車に伴いオハネ14500番台改造によって登場した2人用A個室寝台ツインDX」車。上記500番台車とは異なりスハネ25形700番台同じく2階建て構造になっており、双方利用者梯子使わずベッド入れるよう配慮されている。種車の関係でHゴム付き引戸である。洗面所備える。2008年3月15日ダイヤ改正で「北斗星」が減便したため2008年廃車され、ミャンマー国鉄譲渡された。 500番台車と定員が同じであることから共通に運用されている。オハネ14 514→オロネ25 551 オロハネ25形550番台 (551 - 554) 「北斗星」用の1人用A個室寝台ロイヤル」、2人用B個室寝台デュエット合造車1988年北斗星運転開始に伴いオハネ25形から改造された。1989年オハネ14500番台改造により1両増備されている。冷房装置はAU76、台車は110 km/h対応のTR217F改となっている。 車両中央部に「ロイヤル」2室、両端に「デュエット」7室を備える。2008年3月15日ダイヤ改正で「北斗星」が減便したため同年廃車され、ミャンマー国鉄譲渡された。オハネ25 12・9オハネ14 513→オロハネ25 551 - 554 オロハネ25形550番台(555 - 558) 「北斗星」用の1人用A個室寝台ロイヤル」・1人用B個室寝台ソロ合造車1989年北斗星3・4号」の定期列車に伴いオハネ14500番台から改造された。冷房装置はAU76を2台、台車は110 km/h対応のTR217F改となっている。 車両中央部に「ロイヤル」2室、両端に「ソロ10室を備える。2008年3月15日ダイヤ改正で「北斗星」が減便したため同年廃車され、ミャンマー国鉄譲渡された。オハネ14 503506510512→オロハネ25 555 - 558 オハ25形550番台JR北海道 551) 「北斗星」用のロビーカー1989年、「北斗星3・4号」の定期列車に伴いオハネ14500番台から改造冷房装置はAU76、台車は110 km/h対応のTR217F改となっている。 「北斗星」1往復が再び季節列車化されたため定期運用失い臨時列車など使用されたが、2008年3月15日ダイヤ改正で「北斗星」が減便したため同年廃車され、ミャンマー国鉄譲渡された。オハネ14 517オハ25 551

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国鉄24系客車」の記事における「「北斗星」用改造車」の解説

オロネ24形500番台 (501) 「北斗星」用2人用A個室寝台ツインDX」車。1989年オハネ24形改造により登場外観・内装上述のオロネ25 500番台準ずる2015年9月3日廃車オハネ24 24→オロネ24 501 オロハネ24形500番台 (501) 「北斗星」用1人用A個室寝台ロイヤル」・1人用B個室寝台ソロ合造車冷房装置はAU77を2台、台車は110 km/h対応のTR217Cとなっている。1989年、「北斗星3・4号」の定期列車に伴いオハ14形から改造された。2015年9月3日廃車後述するオロハネ25形500番台とは異なり、「ロイヤル」2室は車両中央部配置しその両端に「ソロ10室を備える。オハ14 186→オロハネ24 501 オロハネ24形550番台 (551 - 554) 「北斗星」用の1人用A個室寝台ロイヤル」・2人用B個室寝台デュエット合造車1989年、「北斗星3・4号」の定期列車に伴いオハネ24形改造により登場2015年551 - 553の3両が廃車され、2016年4月8日に554が廃車され消滅した車両中央部に「ロイヤル」2室、両端に「デュエット」7室を備える。オハネ24 28・811・12→オロハネ24 551 - 554 オロハネ25形500番台 (501 - 503) 「北斗星」用の1人用A個室寝台ロイヤル」・1人用B個室寝台ソロ合造車1988年北斗星運転開始に伴いオハネ25形から改造された。2016年6月502503の2両が廃車された。2021年3月1日付で501廃車された。 「ロイヤル」2室は車端部配置、その他「ソロ12室を備える。オハネ25 222730→オロハネ25 501 - 503 オハ25形500番台 (501 - 504) 「北斗星」用のロビーカー1988年の「北斗星運転開始に伴い翌年にかけてオハネ25形より改造ロビーの他、自動販売機シャワー室備える。2015年12月5日付で503廃車され全廃オハネ25 7162537オハ25 501 - 504 マニ24形500番台JR北海道」の節を参照

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