《巾木》の正しい読み方
「巾木」の正しい読み方
「巾木」の正しい読み方は、「はばき」である。「巾」は 、訓読みで「きれ」「はば」、音読みで「キン」になり、「木は」、訓読みで「き」「こ」、音読みで「ボク」「モク」になる。そのため、「はばき」といった読み方は、それぞれの漢字の訓読み「はば」「き」から成る、「訓訓読み」である。つまり、2字以上の漢字の組み合わせからなる熟字を訓読みする「熟字訓」の読み方には当たらない。また、「きんぼく」といった読み方については、誤りとされている。「巾木」の意味解説
巾木は、壁と床面が接する部分に設置する部材のことである。基本的には、さまざまな障害から壁を守って、傷をつけないための保護を目的にしてつけられる。また、建築上の目的で、壁と床の間にわずかなすき間をつくるため、ゴミがその部分に入ってしまわないように、巾木を設置する。一般的に、壁面より巾木が出た「出巾木(出幅木)」が多く利用されているが、壁面より引っ込んでいる「入巾木(入幅木)」や壁面と同じ高さの平巾木(平幅木)もある。なぜ「巾木」と読むのか・理由
もともとあった「幅木」が略され、「巾木(はばき)」という言葉が設計図に書かれていた。それが一般的な建築用語「巾木」になったという説がある。「巾木」の類語・用例・例文
「巾木」の類語は、「幅木」である。用例に「巾木ユニット」「リフォーム用巾木材」「フローリング巾木構造」「間仕切パネルの巾木装置」「補助巾木及び巾木の固定構造」がある。例文として、「一種類の巾木によって、通常部分以外にコーナー部も施工できる。」「コーナー部材の施工方法を提供する。」「巾木コーナー部材を製造する際に、その一部を巾木長尺部材の製造工程と共通化することで、巾木コーナー部材など自身の製造コストを低減できる。」「構造が複雑ではない、違った長さの足場板に巾木を簡単に確実に固定でき、さらに巾木本体と足場板との隙間を数ミリ以下に設定できることで、認定基準や労働上の安全や衛生に関する規則にも適合するものを手に入れることができる。」「建築業界では、室内の壁と床とが接する部分に設置される巾木について周知されている。」「防災用蓄光巾木に、接着剤層、白色ペイント層、蓄光剤層や保護膜層を設けたことに、今回の発明の特徴がある。」が挙げられる。
「巾木」の英語用例・例文
「巾木」を英語に訳すと、「core print」「skirting board」 「core print」「 baseboard」「 plinth」になる。用例に、「metal baseboard(メタル巾木)」「slide plinth(スライド巾木)」がある。例文として、「Get your duct tape and stick the foam board to the baseboard.(ダクトテープを取得して巾木のパネルに発泡ボードに貼り付けなさい。)」「Because we modelled the skirting board only locally, we should replace the original detail by an adapted extrusion so that it covers the entire length of the wall.(幅木板を特定の場所に設定するため、幅木板が壁の全長を覆えるように押し出し形成して、細部まで置換する必要がある。)」が挙げられる。
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