X X X 解説

X X X

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/30 07:52 UTC 版)

解説

L'Arc〜en〜Cielの2011年第2弾シングルで、前作「GOOD LUCK MY WAY」以来約3ヶ月半ぶりとなるシングルリリース。本作の表題曲ならびにカップリング曲にはタイアップが付いていない。そのため本作は、1999年4月発表の「HEAVEN'S DRIVE」以来2作目となるタイアップ楽曲を含まないCDシングル作品となっている。

本作の表題曲「X X X」は、エレクトロ隆盛以降のアメリカのR&Bを果敢に吸収したロック・ナンバーとなっている[3]。この曲はhydeが作詞・作曲を手掛けている。作曲志向についてhydeは「R&Bメタルをくっつけたかった[4]」「デスティニーズ・チャイルドみたいな音をロックにするとどうなるだろう[5]」と語っており、R&Bの要素を入れたダンサンブルな楽曲として制作されている。また、本作発売以降に開催したライヴでは、頻繁にセットリストに組み込まれる人気曲の一つとなっており、L'Arc〜en〜Cielの2010年代以降のライヴにおけるスタンダードソングとなっている。ちなみに、2012年に日本を除く世界10都市で開催したライヴツアー「WORLD TOUR 2012」のマディソン・スクエア・ガーデン公演に関するニューヨークタイムズ紙に掲載されたライヴレポートにおいて、ポピュラー音楽評論家のジョン・ペアレスは、「多くの楽曲がメタリカU2デペッシュ・モードデヴィッド・ボウイのようなギター・ロックでありながら、"X X X"のダンス・ポップのようなタッチの、アメリカのロックバンドがやらないスタイルの曲もこなしている[6]」と、この曲に触れたうえでバンドの音楽性の多様さを評している。

本作のリリースプロモーションとして、写真週刊誌『FRIDAY』に<熱愛スクープ "まさかの" メンバー全員超ラブラブ ラルク アン シエル キス!キス!キス!>と題した誌面が掲載された[7]。さらに、誌面にはメンバー同士の盗撮キス写真が掲載されており、文面はあいたいのクリエイティブディレクターを務める稗田倫広が週刊誌のトーンを研究し、FRIDAY風に書き上げたものとなっている[7]。ちなみに、週刊誌の発売2日前には、L'Arc〜en〜Cielの公式サイトが<メンバーに関する情報が掲載されますが、内容は事実と異なります。また、本件に関するコメントは差し控えさせていただきます[7]>というコメントを掲載している。このコメントが引き金となり、ファンの間でさまざまな憶測を呼び、TwitterFacebookを中心に話題が盛り上がり、ファン層からその外側へと拡大するプロモーションとなった[7]

表題曲のミュージック・ビデオは、本作の初回生産限定盤に付属するDVDに初収録されている。また、2019年12月11日に、公式YouTubeアーティストチャンネルにおいて映像の無料公開を開始している。この映像のディレクションはL'Arc〜en〜Ciel自身が務めており、映像は『旧約聖書』における「楽園追放」をテーマとした内容となっている。

カップリングには、2004年発表のシングル「自由への招待」から前作「GOOD LUCK MY WAY」までの作品に収録していた、パートチェンジバンド、P'UNK〜EN〜CIELによるL'Arc〜en〜Cielの楽曲のセルフカバーではなく[8]、L'Arc〜en〜Cielの過去の楽曲をアコースティック・アレンジした"L'Acoustic Version(読み:ラコースティックヴァージョン)"を収録している。アコースティックヴァージョンのプロデュースは、P'UNK〜EN〜CIELのときと同様に、メンバー4人が持ち回りで担当することになっている。ちなみ、当初はtetsuyaが考案した「L'Arc-Un-plugged」という副題にする予定であったが、Unpluggedが商標化されていたことから現在の副題に変更されたという[9]。余談だが、P'UNK〜EN〜CIELの次のカップリング企画として、このアコースティックヴァージョン以外にも、「バンドメンバーがソロ名義で発表した曲をL'Arc〜en〜Cielでカバーする」という企画をtetsuyaが提案していたが、hydeが却下したとtetsuyaがコメントしている。

本作は、初回生産限定盤(CD+DVD)と通常盤(CD)の2形態でリリースされている。初回盤には「X X X」のミュージック・ビデオが収録されたDVDが付属している。ジャケットは、L'Arc〜en〜Cielの作品では珍しくメンバー4人全員が写っているデザインとなっており、寝そべっている隣同士のメンバーの胸部に頭をのせ、4人で輪になるという構図となっている。なお、メンバーがCDシングルにおいて、初回盤・通常盤ともにジャケットの表を飾るのは、インディーズシングル「Floods of tears/夜想花」以来であり、現メンバーでは初となる[10]。また、初回生産限定盤と通常盤(初回仕様限定)には、「ワクワク☆ラルク アン シール」(全8種のうち1種)を封入、さらに通常盤(初回仕様限定)のみ「着せ替えジャケット」が封入(全4種のうち1種)されている。

発売初週となる2011年10月24日付のオリコン週間シングルチャートでは、2008年4月に発表した「DRINK IT DOWN」以来約3年半ぶり通算21作目の首位を獲得した。これにより、1990年代2000年代2010年代の「3つの十年代連続」でオリコン週間シングルチャートの首位獲得を達成した。この「3つの十年代連続の首位獲得」は、ロックバンドとしてはサザンオールスターズB'zに次ぐ史上3組目の快挙となった[11]。また、Billboard JAPANの週間総合チャートHot 100においても初の首位獲得、着うたフルの有料ダウンロード数を集計したRIAJ有料音楽配信チャートでも初の首位を獲得している。


  1. ^ ゴールドディスク認定 2011年10月 - 日本レコード協会
  2. ^ ダウンロード認定 2014年1月 - 日本レコード協会
  3. ^ a b BUTTERFLY<通常盤>- TOWER RECORDS ONLINE
  4. ^ a b 『THE HYDE』、p.6、ソニー・マガジンズ、2012年1月29日、著者:寶井秀人
  5. ^ a b c d e f g h i シングル『X X X』インタビュー(hydeインタビュー)
  6. ^ A Debut in New York, 20 Years in the Making- The New York Times
  7. ^ a b c d 『フライデー』でL’Arc~en~Cielまさかの熱愛スクープ!? 実は新曲プロモーション - AdverTimes
  8. ^ CD&DLでーた』2011年9・10月号「tetsuya's PRESS」tetsuyaコメントより
  9. ^ a b シングル『X X X』インタビュー(tetsuyaインタビュー)
  10. ^ 現メンバーがシングルのジャケットとなるのは「Link」の初回仕様限定盤を含めば2回目。また、配信限定シングル「I Love Rock'n Roll」を含めば3回目。
  11. ^ ラルク新曲3年半ぶり首位
  12. ^ 『THE HYDE』、p.7、ソニー・マガジンズ、2012年1月29日、著者:寶井秀人
  13. ^ FM802系ラジオ番組『REDNIQS2012年2月12日放送分
  14. ^ L’Arc〜en〜Ciel yukihiro インタビュー”. ナタリー (2012年2月6日). 2012年3月10日閲覧。
  15. ^ a b c d 『ギター・マガジン』、p.25、リットーミュージック、2012年3月号
  16. ^ a b c 『リズム&ドラム・マガジン』、p.20、リットーミュージック、2012年4月号
  17. ^ 『リズム&ドラム・マガジン』、p.21、リットーミュージック、2012年4月号
  18. ^ シングル『X X X』インタビュー(yukihiroインタビュー)
  19. ^ ミュージックビデオサーチ - X X X - SPACE SHOWER TV



XXX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/02 23:56 UTC 版)

XXXまたはxxx




「XXX」の続きの解説一覧

.xxx

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/29 23:19 UTC 版)

.xxxは2011年にIFFORにより認可されたインターネットポルノ向けのトップレベルドメイン[1]




  1. ^ International Foundation for Online Responsibility”. Iffor.org. 2011年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月21日閲覧。
  2. ^ Previous post Next post (2011年3月19日). “ICANN Approves .XXX Red-Light District For The Internet | Epicenter”. Wired. オリジナルの2011年3月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110322164758/http://www.wired.com/epicenter/2011/03/icann-approves-xxx/ 2011年3月21日閲覧。 
  3. ^ MSNBC: Agency votes against '.xxx' domain for porn. Retrieved 11 July 2007.
  4. ^ ICANN Board – dot xxx decision – March 18, 2011”. Wwwhatsup (2011年3月20日). 2011年3月21日閲覧。
  5. ^ XDnet Web Hosting Blog » Blog Archive » .XXX – What’s it all about?”. Xdnet.co.uk (2011年7月27日). 2011年11月11日閲覧。


「.xxx」の続きの解説一覧




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