L change the WorLd
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/28 17:00 UTC 版)
L change the WorLd | |
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監督 | 中田秀夫 |
脚本 | 小林弘利 |
原作 |
「DEATH NOTE」原作 大場つぐみ 小畑健 |
製作 |
山路則隆 堀義貴 西垣慎一郎 平井文宏 松本輝起 小岩井宏悦 馬場清 |
製作総指揮 |
小杉善信(製作指揮) 奥田誠治(エグゼクティブプロデューサー) |
出演者 |
松山ケンイチ 工藤夕貴 福田麻由子 平泉成 福田響志 正名僕蔵 金井勇太 佐藤めぐみ 波岡一喜 石橋蓮司 南原清隆 瀬戸朝香 戸田恵梨香 細川茂樹 青山草太 田中要次 中村獅童(声の出演) 藤原竜也 藤村俊二 鶴見辰吾 高嶋政伸 |
音楽 | 川井憲次 |
主題歌 |
レニー・クラヴィッツ 「アイル・ビー・ウェイティング」 |
撮影 | 喜久村徳章 |
編集 | 高橋信之 |
制作会社 | 日活撮影所 |
製作会社 |
「L」FILM PARTNERS 日本テレビ放送網 |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
公開 | 2008年2月9日 |
上映時間 | 129分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 31.0億円[1] |
前作 | デスノート the Last name |
次作 | デスノート Light up the NEW world |
概要
タイの奥地を切り開いて村を作り、タイの空港を借り切るなど大掛かりな撮影が行われた。Lの謎は映画だけでなく、下記のビジュアルキャラブック(2008年1月25日発行)、小説版(2007年12月25日発売)との3つのプロジェクトが複合して、その秘密が解き明かされていく。
小説版は映画の物語と異なっており、デスノートが再び登場している。Lの後継者候補の一人ニアや、原作最後の舞台となったYB倉庫や、アメリカマフィアの首魁ロッド・ロスが原作とは違う形で登場している。
写真家の蜷川実花が、Lを撮り下ろしたビジュアルキャラブックは、ワタリの遺したファイルという形式をとっており、Lの日常や謎などを描く。撮影は、2007年8月31日、9月4日、5日に渋谷、浅草花やしき、木更津、都内スタジオにて行われた。
映画公開を記念し原作者の大場つぐみ、小畑健によって原作終了の3年後を描いた特別編が『週刊少年ジャンプ』の2008年11号に掲載された。巻末の大場つぐみのコメントでは公開日の2月9日について言及しているものの映画については一切触れられなかった。
松田も登場予定だったが、登場シーンが全てカットされてしまったため、その登場シーンを編集した『最もLにバカにされた男〜松田刑事の事件ファイル〜』が特番『デスノートスピンオフ“L”公開記念SP』内でテレビ放映された。この番組は再編集され、DVD「L change the WorLd Complete Set」のお楽しみディスクに収録されている。
日本製作映画としては珍しく、日台韓香港同時公開された。配給のワーナー・ブラザース映画が制作費の一部を出資したことが大きく関わっている。数本のメガヒットに依存し全体の興行収入が伸び悩んでいるハリウッドの大手映画会社の一つである同社は、打開策として日本国内での配給だけを目的としていた日本法人に日本独自に映画を製作するローカル・プロダクション部門を設置し、制作費の一部出資はその活動の一環である[2]。
ストーリー
世界を震撼させたキラ事件が佳境を迎えていたころ、タイのとある村で新種のウイルスによるバイオテロが発生し、某国は事件の証拠隠滅のため爆撃によって村を焼き払った。そのウイルスはインフルエンザ並の流行性とエボラウイルス並の致死率を掛け合わせた恐るべきものだった。
自分の命とワタリの死という代償を負ってキラ事件に終止符を打ったLは残りの時間をかけて世界中の難事件をたった一人で解決していた。だがタイの事件の生き残った少年「BOY」と、ワタリに託されるはずだったウイルスを携えた少女・真希の来訪に端を発し、Lは「人類削減計画」を掲げる環境保護団体『ブルーシップ』が関わる事件の解決に動き出す。
- ^ “2008年(1月〜12月)”. 一般社団法人 日本映画製作者連盟. 2011年8月25日閲覧。
- ^ 日本経済新聞 2008年3月22日-「ハリウッド、邦画に活路〜洋画伸び悩みで日本に現地プロ」
- 1 L change the WorLdとは
- 2 L change the WorLdの概要
- 3 登場人物・キャスト
- 4 スタッフ
- 5 ロケ地
- 6 外部リンク
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