JBoss JBossの概要

JBoss

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 15:28 UTC 版)

WildFly
開発元 レッドハット
初版 1999年 (25年前) (1999)
最新版
18.0.0.Final / 2019年10月4日 (4年前) (2019-10-04)
リポジトリ
プログラミング
言語
Java
対応OS クロスプラットフォーム
サポート状況 開発中
種別 アプリケーションサーバ
ライセンス GNU Lesser General Public License
公式サイト www.wildfly.org
テンプレートを表示

なお、中核となるアプリケーションサーバのうち、オープンソース版については現在はJBossの名称が取り除かれたWildFlyへと改名されている。商用版にはJBoss Enterprise Application Platformの名称が用いられている[1]

概要

ユーザは各ソフトウェアを公式サイトよりダウンロードして自由に使える。ライセンスはLGPLである。

JBossは、Marc Fleuryらによって、1999年EJBコンテナとして開発された。初めはEJBossという名前だったが、サン・マイクロシステムズのEJBの商標との権利問題で、後のJBossという名前に変更された。

2006年、商用LinuxベンダであるレッドハットがJBoss Inc.を買収したことにより、現在はレッドハットがJBoss Inc.の業務を引き継ぐ形でJBossプロジェクトの運営を行っている。

2007年からはレッドハットによる各種コンポーネントの組み合わせに対する保証とエンタープライズレベルでの統合品質テストを検証したJBossソフトウェアがJBoss Enterprise Middlewareとして提供されている。

オープンソースであるにもかかわらず商用サポートを受けることが出来ることと併せて、動作が他のJava EEアプリケーションサーバに比べて軽快であることから人気を博している。統合開発環境のEclipseとの連携を可能にするEclipseプラグイン、JBoss IDE(現在はJBoss Tools)の存在もJBossの人気を後押ししている。[要出典]

2008年2月には レッドハットから JBoss Enterprise SOA Platform として史上初のオープンソースによる本格的SOA製品群が提供され始めた。

2013年4月、レッドハットはJBoss Application Serverの名称を、WildFlyに改名することを発表した。この変更は、オープンソース版のアプリケーションサーバであるJBoss Application Serverが商用版のJBoss Enterprise Application Platformと似過ぎていることから、別物であることを明確に示すためであるとしている。WildFlyの名称はコミュニティにおける公開投票で決定された。同社はこれをFedoraRed Hat Enterprise Linuxの関係に似たものだとしている。[2][1]

プロジェクト

主なJBossプロジェクトとしては下記があげられる。

  • WildFly (JBoss Application Server)
  • JBoss Web
  • JBoss ESB
  • JBoss Messaging
  • JBoss jBPM
  • JBoss Transactions
  • JBoss Web Services
  • JBoss Tools
  • JBoss Cache
  • JGroups
  • Mobicents
  • Hibernate
  • JBoss RichFaces
  • JBoss Ajax4jsf
  • JBoss Portal
  • JBoss Seam
  • JBoss EJB3
  • JBoss AOP

  1. ^ a b c Red Hat、JBoss Application Server を「WildFly」に名称変更”. インターネットコム (2013年4月22日). 2015年12月30日閲覧。
  2. ^ Red HatがJBoss Application Server を WildFlyに名称変更し、商用のASバイナリを無料で提供”. InfoQ (2013年5月2日). 2014年2月24日閲覧。
  3. ^ JBoss導入事例


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