高橋美紀 経歴

高橋美紀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 13:43 UTC 版)

経歴

幼稚園の頃、人見知りする子供で、1人でよく遊んでおり、友人と遊んでおらず、最初は、行くのがイヤだった[3]

文京区立湯島小学校時代は国語、算数が得意で作文が好きで、鼓笛隊に所属してベルリラを演奏したり、指揮もしていた[6]。その頃、ピアノそろばんクラシックバレエもしていた[2]。文京区立第四中学校(現:文京区立本郷台中学校)時代はバレーボール部に所属して、バレーボールに熱中してアタッカーを務めた[2][3][6]。その頃から幼稚園教諭に憧れ、子供が好きで、近所の子供達を集めて遊んでいた[3]東京都立豊島高等学校時代はお話が好きで歌が好きだったことから演劇部に入部しようとしていたが、父に猛反対されたため、合唱部に所属していた[6]。高校1年生の時もバレー部に所属していたが、高校2年生からは、寒冷ジンマシンにかかったため、男子バレーボール部でマネージャーもしていた[2][3]。演劇人になることなどは父が許してくれないため、「お話と歌を生かせる仕事は」と色々探してみたところ幼稚園教諭があることに気付いて立教女学院短期大学幼児教育科卒業[5][6]。1985年時点では幼稚園教諭の免許も持っているという[4]。幼稚園教諭志望だったが、短大の時、子供向けのボランティアサークルに所属していた[8]。児童館で読み聞かせ、人形劇の声をすることが好きだったという[9]。その時、児童館の教師から「声優っていう仕事、やってみたら」と言われ、声優の仕事を意識し始める[8]。その後、専門学校東京アナウンス学院放送声優科を卒業する[12]1983年同人舎プロダクション[11][13]に所属し、アニメ『聖戦士ダンバイン』の準レギュラー、シーラ・ラパーナ役でデビューする[8][9](8月13日午後5時頃初収録)。同年10月から1985年3月にかけては、坂本千夏らとラジオ番組『アニメトピア』の三代目パーソナリティも務めた。

1985年5月に声優の富沢美智恵とのツインボーカルバンド「雨に神様」で「第29回 ヤマハポピュラーソングコンテスト」本戦に出場。

1985年 - 1987年に放送されたアニメ『ハイスクール!奇面組』でヒロイン・河川唯を演じる。収録中に演技としてではなく、自身の気持ちが完全に高橋美紀=河川唯になってしまい、主人公・一堂零に恋心を抱いたという。現在[いつ?]まで演じた役柄で最も愛着があり、機会があればまた演じたいと語っている。零役の千葉繁をはじめ共演したレギュラー声優陣について、高橋は素敵な思い出を共有できた大先輩もしくは役者仲間として現在でも尊敬しているという。

1987年結婚を機に、一旦声優業の第一線からは引退。しかしその後も散発的に声の仕事を続け、1993年にはぷろだくしょんバオバブ[1]より正式に声優として復帰する。

1998年、個人事務所スプラッシュドリームを設立し独立、フリーとなる[7]。独立後はコンピュータゲームの仕事を中心に、作詞・作曲の活動も行っている。

1999年に発売されたOVA『てなもんやボイジャーズ』の花菱アヤコ役で初めて主役を演じる。


注釈

  1. ^ 『しまじろうとフフのだいぼうけん』(2013年)、『しまじろうとくじらのうた』(2014年)、『しまじろうとおおきなき』(2015年)、『しまじろうとえほんのくに』(2016年)、『しまじろうとにじのオアシス』(2017年)、『まほうのしまのだいぼうけん』(2018年)、『しまじろうとうるるのヒーローランド』(2019年)、『しまじろうとそらとぶふね』(2021年)、『しまじろうとキラキラおうこくのおうじさま』(2022年)
  2. ^ F』(1997年)、『F完結編』(1998年)、『α』(2000年)、『α for Dreamcast』(2001年)、『IMPACT』(2002年)、『Scramble Commander the 2nd』(2007年)、『BX』(2015年)、『X-Ω』(2019年)

出典

  1. ^ a b 掛尾良夫 編「女性篇」『声優事典』(第二版)キネマ旬報社、1996年3月30日、446頁。ISBN 4-87376-160-3 
  2. ^ a b c d 「声優インタビュー 高橋美紀さんの巻」『月刊OUT』1984年9月号、みのり書房、1984年9月1日、69-74頁。 
  3. ^ a b c d e f 「アニメ・スクランブル」『マイアニメ』1985年1月号、秋田書店、1984年12月、154-155頁。 
  4. ^ a b c d e 「CHARACTER VOICE INTERVIEW 高橋美紀」『月刊ニュータイプ』1985年6月号、角川書店、1985年6月、66-69頁。 
  5. ^ a b c 週刊テレビ番組(東京ポスト)1987年12月26日号 p.26
  6. ^ a b c d e f 「声優クローズあっぷ」『ジ・アニメ』1984年1月号、近代映画社、1983年12月、162頁。 
  7. ^ a b c d プロフィール”. 高橋美紀公式HP Splash Dream. 2021年12月10日閲覧。
  8. ^ a b c d e 三木浩也(編)「今さら友だちのWA!!(高橋美紀→?)」『アニメV』1997年2月号、学習研究社、1997年2月1日、115頁、雑誌01591-02。 
  9. ^ a b c 高橋美紀”. 声優グランプリWEB. 主婦の友インフォス (2014年9月19日). 2022年12月27日閲覧。
  10. ^ 『日本音声製作者名鑑2007』、198頁、小学館、2007年、ISBN 978-4095263021
  11. ^ a b 「We're Anime People Gu-Guガンモ」『マイアニメ1984年5月号ふろく TV RADAR 4/11〜5/10』秋田書店、1984年5月1日、4-5頁。 
  12. ^ 出身の声優”. 専門学校東京アナウンス学院. 2023年7月3日閲覧。
  13. ^ 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、93頁。 
  14. ^ 19mikitakahashiのツイート(778935355999346689)
  15. ^ 作品データベース”. タツノコプロ. 2022年12月13日閲覧。
  16. ^ Character TV Series”. 聖戦士ダンバインWeb. サンライズ. 2022年11月3日閲覧。
  17. ^ GU-GUガンモ”. 東映アニメーション. 2022年12月23日閲覧。
  18. ^ ハイスクール!奇面組 : 作品情報”. アニメハック. 2022年7月9日閲覧。
  19. ^ アニメ80日間世界一周”. 日本アニメーションOFFICIAL SITE. 日本アニメーション. 2022年12月17日閲覧。
  20. ^ ネオ・ヒロイック・ファンタジア アリオン”. サンライズワールド. サンライズ. 2022年12月31日閲覧。
  21. ^ 劇場版 ハイスクール!奇面組 : 作品情報”. アニメハック. 2022年7月9日閲覧。
  22. ^ しまじろうと フフのだいぼうけん すくえ!七色の花”. キネマ旬報WEB. 2024年2月12日閲覧。
  23. ^ キャラクター紹介”. ユーディーのアトリエ ~グラムナートの錬金術士~. ガスト. 2024年4月18日閲覧。
  24. ^ 高橋美紀の2020年7月2日のツイート2020年8月19日閲覧。


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