霊山寺 (高槻市) 歴史

霊山寺 (高槻市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/25 14:17 UTC 版)

歴史

寺伝によれば宝亀9年(778年桓武天皇箕面に行幸した際、箕面の美しい景観を光仁天皇の子開成皇子に伝え、それを耳にした開成皇子がに入ると、箕面大滝の近くの所で、自然石が不動明王になり、この地に寺を開創するように告げられ、開創したと伝わる。また、本堂にある本尊の不動明王(通称一言不動)が開成皇子に寺の開創を告げた不動明王として祀られている[1]

永禄12年(1569年)に作られた『室町幕府奉行人連署寺領安堵状』には、安土桃山時代から江戸時代にかけて寺領24町を有したと記されており、勝尾寺神峯山寺などと並び山岳修行の聖地として広く庶民に知られるようになった。しかし、天正1573年-1592年)の頃、高山右近による戦火にあい、本堂などが全焼し、壊滅的な被害を負ったが当時の住職達が不動明王などの仏像を守った。その後、慶長1596年-1615年)の頃に見事復興を成し遂げた。

境内

  • 本堂 - 本尊不動明王を祀る。一言願いを言うと叶えられると信じられてきたため、一言不動と呼ばれている。
  • 薬師堂 - 薬師如来立像、十二神将像を祀っている。
  • 鐘楼(時計堂) - 平成13年(2001年)に奉納されており、境内で唯一新しい建造物である。

札所

所在地・アクセス

外部リンク


  1. ^ 史実では、778年には桓武天皇はまだ即位していない。また、日本で不動明王の信仰・造像が始まるのは、空海の帰朝後、9世紀のことである。


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