蒸発熱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/05 18:55 UTC 版)
水の潜熱と気象
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注釈
- ^ a b 物質の化学変化に伴って放出されるエネルギーのこと。
- ^ 蒸発の始めの段階では水自身の持つエネルギーを使って蒸発が起こり、水の温度が少し下がる。水の温度が食器や衣服や周りの空気よりも低くなると、水が周りから熱を吸収できるようになる。
- ^ 非接触温度計を除く。
- ^ a b c d e f g 平衡蒸気圧の下での値。
- ^ a b 本文中で引用した蒸発熱の値は、とくに断らない限り、1 気圧における沸点での値である。
- ^ 気体から固体に変化する現象を指して昇華ということもある。気体から固体に変化する昇華の場合は、エネルギーは放出される。
- ^ この経験則はトルートンの規則と呼ばれる。モル当たりの蒸発熱に特有の性質で、キログラム当たりの蒸発熱にこの様な性質はない。
- ^ 英語: enthalpy of vaporization。これを直訳すると「気化エンタルピー」となるが、『学術用語集 化学編(増訂2版)』では「蒸発エンタルピー」の訳をあてている。
- ^ 英語: enthalpy of sublimation。
- ^ 分子が二量体になったり多量体になったり、原子が化学結合して二原子分子や多原子分子になったりすること。
- ^ 気相を理想混合気体とみなせるなら、蒸気のエンタルピーは分圧に依存しない。凝縮相のエンタルピーの圧力依存性は、熱力学的状態方程式を使うと凝縮相のモル体積と熱膨張率から概算できる。圧力差が 1 気圧程度であれば凝縮相のエンタルピー差は 0.01 kJ/mol を超えない。
- ^ あくまでも、おおまかには、である。例えば、ペンタン(室温で液体)とネオペンタン(室温で気体)の蒸発熱はそれぞれ 25.8 kJ/mol と 22.8 kJ/mol であるが、分子量はどちらも 72 である。
出典
- ^ 『化学辞典』「蒸発熱」。
- ^ 『標準化学用語辞典』「蒸発熱」。
- ^ a b 『新物理小事典』「気化熱」。
- ^ 『大辞林 第三版』「気化熱」.
- ^ 『デジタル大辞泉』「気化熱」.
- ^ a b 関 1997, p. 214.
- ^ a b 特記ない限り本文中の蒸発熱は次のサイトに依る: “Thermophysical Properties of Fluid Systems”. NIST. 2017年3月19日閲覧。
- ^ a b “東京消防庁<消防マメ知識><消防雑学事典>”. 東京消防庁. 2017年3月19日閲覧。
- ^ 『物理学辞典』「蒸発熱」。
- ^ Zhang, Evans & Yang 2011, Table 11.
- ^ a b 『化学便覧』 表10.55。
- ^ a b c 『化学便覧』 表10.57。
- ^ 『標準化学用語辞典』「蒸発エンタルピー」。
- ^ 関 1997, p. 272.
- ^ 『ルイス=ランドル熱力学』 p. 548.
- ^ a b c 『アトキンス物理化学』 p. 49.
- ^ a b 『グリーンブック』 p.73.
- ^ NBS 1982, Table 2:H.
- ^ NBS 1982, Table 9:F.
- ^ NBS 1982, Table 23:C.
- ^ Hultgren et al. 1963 p. 6.
- ^ 『ルイス=ランドル熱力学』 p. 549.
- ^ 『アトキンス物理化学』 表2・5.
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