石灰石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/06 16:17 UTC 版)
特性
石灰石は「方解石、霰石、ドロマイトなどの炭酸塩鉱物を50 %以上含む堆積岩の一種」と定義される[1]。化学的には炭酸カルシウムである[1]。
石灰石の成因には生物起源のものと海水下に直接沈殿したものがある[1]。
物質名 | 鉱物名 | 岩石名 | 鉱石名・ 商品名 |
その他の産状 | |
---|---|---|---|---|---|
堆積岩名 | 変成岩名 | ||||
炭酸カルシウム (CaCO3) |
方解石 霰石 |
石灰岩 | 結晶質石灰岩 (大理石) |
石灰石 大理石 |
鍾乳石・石筍・トラバーチンなど |
用途
石灰石は建築用石材や漆喰の原料として用いられてきた[1]。18世紀以降、石灰石を原料とする各種のセメント製造法が発明された[1]。また、鉄鋼業では製銑工程と製鋼工程で不純物除去や冷却のために石灰石が利用されるようになった[1]。
出典
参考文献
- 野瀬重人・沼野忠之 『岡山の岩石』 日本文教出版〈岡山文庫〉、2001年、ISBN 4-8212-5212-0。
関連項目
外部リンク
- 石灰石鉱業協会
- 炭酸塩アトラス - ウェイバックマシン(2013年6月16日アーカイブ分)
- 石灰石・ドロマイトとは - ウェイバックマシン(2013年6月18日アーカイブ分)(吉澤石灰工業株式会社)
- 石灰石 理科ねっとわーく(一般公開版) - ウェイバックマシン(2017年10月2日アーカイブ分) - 文部科学省 国立教育政策研究所
- 1 石灰石とは
- 2 石灰石の概要
石灰石と同じ種類の言葉
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