相鉄8000系電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 07:23 UTC 版)
車体装飾・広告貸切列車
車内の広告枠を貸し切る広告貸切列車は本系列でも運転されている。
- 8712×10 - ギャラリートレイン-2008年
- 8711×10 - 日立広告車-2010年
運用
自社線内用の他系列の10両編成と共通運用で、特急、通勤急行、快速、各停の全ての種別、路線に使用される。また、都合によっては、8両編成の運用や相鉄新横浜線の運用[注 20]を代走することがある。
編成表
- 8701×10 - 8707×10・8708×10(製造時)
← 横浜
| ||||||||||
号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
形式 | クハ8700 (Tc2) |
◇ モハ8100 (M1) |
◇ モハ8200 (M2) |
サハ8600 (T) |
◇ モハ8100 (Ms1) |
◇ モハ8200 (M2) |
サハ8600 (T) |
◇ モハ8100 (Ms1) |
◇ モハ8200 (M2) |
クハ8500 (Tc1) |
搭載機器 | VVVF | MG, CP | ※ | VVVF | MG, CP | VVVF | MG, CP | |||
車内設備 | ♿︎ | セミクロス | セミクロス | 弱冷房車 | ♿︎ | |||||
8701×10 | 8701 | 8101 | 8201 | 8601 | 8102 | 8202 | 8602 | 8103 | 8203 | 8501 |
8702×10 | 8702 | 8104 | 8204 | 8603 | 8105 | 8205 | 8604 | 8106 | 8206 | 8502 |
8703×10 | 8703 | 8107 | 8207 | 8605 | 8108 | 8208 | 8606 | 8109 | 8209 | 8503 |
8704×10 | 8704 | 8110 | 8210 | 8607 | 8111 | 8211 | 8608 | 8112 | 8212 | 8504 |
8705×10 | 8705 | 8113 | 8213 | 8609 | 8114 | 8214 | 8610 | 8115 | 8215 | 8505 |
8706×10 | 8706 | 8116 | 8216 | 8611 | 8117 | 8217 | 8612 | 8118 | 8218 | 8506 |
8707×10 | 8707 | 8119 | 8219 | 8613 | 8120 | 8220 | 8614 | 8121 | 8221 | 8507 |
(8708×10) | (8708) | (8122) | (8222) | (8615) | (8123) | (8223) | (8616) | (8124) | (8224) | (8508) |
※ 8708×10のみ、4号車(サハ8615)にSIV搭載
- 8709×10 - 8713×10・8708×10(編成全体SIV化後)
← 横浜 海老名・湘南台 →
| ||||||||||
号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
形式 | クハ8700 (Tc2) |
◇ モハ8100 (M1) |
◇ モハ8200 (M2) |
サハ8600 (T) |
◇ モハ8100 (Ms1) |
◇ モハ8200 (M2) |
サハ8600 (T) |
◇ モハ8100 (Ms1) |
◇ モハ8200 (M2) |
クハ8500 (Tc1) |
搭載機器 | VVVF | CP | SIV | VVVF | CP | SIV | VVVF | CP | ||
車内設備 | ♿︎ | セミクロス | セミクロス | 弱冷房車 | ♿︎
女性専用車 | |||||
8708×10 | 8708 | 8122 | 8222 | 8615 | 8123 | 8223 | 8616 | 8124 | 8224 | 8508 |
8709×10 | 8709 | 8125 | 8225 | 8617 | 8126 | 8226 | 8618 | 8127 | 8227 | 8509 |
8710×10 | 8710 | 8128 | 8228 | 8619 | 8129 | 8229 | 8620 | 8130 | 8230 | 8510 |
8711×10 | 8711 | 8131 | 8231 | 8621 | 8132 | 8232 | 8622 | 8133 | 8233 | 8511 |
8712×10 | 8712 | 8134 | 8234 | 8623 | 8135 | 8235 | 8624 | 8136 | 8236 | 8512 |
8713×10 | 8713 | 8137 | 8237 | 8625 | 8138 | 8238 | 8626 | 8139 | 8239 | 8513 |
- 凡例
- VVVF:主制御器 (VVVFインバータ)
- MG:電動発電機
- SIV:静止形インバータ
- CP:電動空気圧縮機
- ◇:集電装置(現在は全てシングルアーム)
- セミクロス:セミクロスシート車
- :車椅子・ベビーカースペース(8706×10までは当初未設置)
- 備考
- 灰色(■)網掛:廃車済の編成
- 青色(■)網掛:YOKOHAMA NAVYBLUE塗装リニューアル編成
廃車
2004年3月湘南台駅構内で発生したレール削正車との衝突事故により、8707×10が2006年に廃車となった。横浜方の2両は2006年3月31日付で除籍[32]、損傷が少なかった海老名方の8両も同年12月13日付で除籍[33]、全車解体された。代替車として2007年に10000系10両編成1本 (10708×10) が製造された。
その後2020年度から2021年度にかけて残るMG車の全6編成が廃車された。8702×10・8704×10・8703×10・8701×10・8705×10・8706×10の順で両年度3編成ずつ廃車となっている[34][35]。
注釈
- ^ 導入当時はバブル景気崩壊直後であるが、増え続ける乗客数やいずみ野線のいずみ中央駅までの延伸に伴う沿線の住宅地の開発などでさらに乗客の増加が見込めたことによる。
- ^ 尾灯の隣には急行灯が設置されているが2000年代初頭より使用しなくなった。
- ^ 1つのインバータで8基=2両分の電動機を制御する。
- ^ 磁気飽和形検知器付き半連続高周波移動回路式デジタルATS - 車両技術194号より
- ^ 大地帰路方式一複信式誘導無線 - 鉄道ピクトリアル 672号「保安設備について」(p.41 - p.43)より
- ^ a b 「大手私鉄車両ファイル」にはスタンションポール設置について記載なし
- ^ a b c 「大手私鉄車両ファイル」には優先席部のスタンションポール設置について記載なし
- ^ JR型保安装置・7人掛け部スタンションポール設置・鴨居部案内表示器準備
- ^ 座席バケット化・ドアチャイム設置・案内表示器変更
- ^ 袖仕切り・優先席部スタンションポール設置/扉交換・新塗装化と同時
- ^ 妻部に表示機器を持つ初期編成のみ施工。劣化が激しいものについては更新前にすでに撤去され、化粧板でふさがれていたものもあったが、更新の際に化粧板のビスの交換が行われ、見栄えが改善されている。
- ^ 従来よりも静かになり、8711×10 - 8713×10に近いものとなった。
- ^ 10000系のTIMS(Train Information Management System)などとは別物であり、表示は東武50000系列使用されている日立製作所製のATIに近い。
- ^ 『鉄道ファン』2016年8月号の「大手私鉄車両ファイル」(8710×10の分のみ記載)では、VVVFの形式についてVFI-HR2820Qとされているが、誤植と思われる。
- ^ 東京メトロ10000系などに近いものとなった。
- ^ 当初は1月上旬までの予定であったが延長された。
- ^ 2014年度は当初8編成のLED化が予定されていた。
- ^ このため、8710×10と8711×10は5~10号車のみ未交換という状態、また8712×10はセミクロスシート車のみ未交換という状態がごく短期間見られた。
- ^ 床材・化粧板・照明器具・自動窓ボタンの交換、クロスシート部の改装、LCDの設置などは行われていない。
- ^ 相鉄線内のみ。ただし、西谷駅 - 羽沢横浜国大駅での回送で1往復定期運用がある。
出典
- ^ a b c d e f g h i 「車両技術」1991年6月号(通巻194号)「相模鉄道8000形通勤電車」p.88 - p.99
- ^ 「そうてつの安全・安心を教えて vol.4 11000系ができるまで」 (PDF) の11ページ参照
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af 「鉄道ピクトリアル」1999年7月臨時増刊号(通巻672号)「私鉄車両めぐり 各論 8000系」p.175 - p.176
- ^ a b 「鉄道ファン」1991年3月号(通巻359号)「新車ガイド 相模鉄道8000系登場」p.42 - p.45
- ^ 「鉄道ピクトリアル」1999年7月臨時増刊号(通巻672号)「相模鉄道 現有車両主要諸元表」p.180 - p.183
- ^ 日立製作所『日立評論』1994年5月号「最近の車両情報制御システム (PDF) 」p.35。
- ^ 「鉄道ピクトリアル」1999年7月臨時増刊号(通巻672号)「車両総説 8000系」p.33 - p.34
- ^ a b c 相模鉄道創立90周年記念事業 全鉄道車両に相鉄グループカラーを導入し、デザインを統一 (PDF) - 相模鉄道株式会社 2007年3月15日(Wayback Machine)
- ^ a b c d e f g 「鉄道ファン」2008年9月号(通巻569号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2007年度分の車両のうごき
- ^ a b c d e 「鉄道ファン」2009年9月号(通巻581号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2008年度分の車両のうごき
- ^ a b c 「鉄道ファン」2012年8月号(通巻616号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2011年度分の車両のうごき
- ^ a b c d e 「鉄道ファン」2013年8月号(通巻628号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2012年度分の車両のうごき
- ^ 「鉄道ファン」2014年8月号(通巻640号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2013年度分の車両のうごき
- ^ 「鉄道ファン」2015年8月号(通巻652号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2014年度分の車両のうごき
- ^ 「鉄道ファン」2010年9月号(通巻593号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2009年度分の車両のうごき
- ^ a b c d 「鉄道ファン」2011年9月号(通巻605号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2010年度分の車両のうごき
- ^ 『鉄道ピクトリアル』No.923 2016年10月臨時増刊号「特集:鉄道車両年鑑2016年版」p.153 アーカイブ 2020年1月28日 - ウェイバックマシン
- ^ a b c d e 「鉄道ファン」2017年8月号(通巻676号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2016年度分の車両のうごき
- ^ 相模鉄道株式会社8000系電車更新車用補助電源装置 アーカイブ 2022年9月25日 - ウェイバックマシン(PDF) - 東洋電機技報132号(2015年)
- ^ a b 「鉄道ファン」2016年8月号(通巻664号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2015年度分の車両のうごき
- ^ 「鉄道ファン」2018年8月号(通巻688号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2017年度分の車両のうごき
- ^ a b 「鉄道ファン」2019年8月号(通巻700号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2018年度分の車両のうごき
- ^ a b c d 「鉄道ファン」2020年8月号(通巻712号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2019年度分の車両のうごき
- ^ 「鉄道ファン」2004年9月号(通巻521号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2003年度分の車両のうごき
- ^ 「鉄道ファン」2005年9月号(通巻533号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2004年度分の車両のうごき
- ^ 相鉄線全駅にホームドアを設置 (PDF) - 相模鉄道株式会社 2017年11月2日
- ^ 2019年度 鉄道・バス設備投資計画 安全対策とサービスの向上に総額213億円 (PDF) - 相鉄グループ 2019年4月25日
- ^ 本革製クロスシート試験使用について アーカイブ 2015年11月24日 - ウェイバックマシン - 相模鉄道ニュースリリース 2015年10月21日
- ^ 相模鉄道、「8000系」電車に本革シートを試験設置 アーカイブ 2022年10月6日 - ウェイバックマシン - 鉄道新聞 2015年10月21日
- ^ “相鉄8709編成がネイビーブルー色に”. 交友社『鉄道ファン』railf.jp:鉄道ニュース (2020年3月18日). 2020年5月23日閲覧。 アーカイブ 2020年3月19日 - ウェイバックマシン
- ^ a b 「鉄道ファン」2023年8月号(通巻748号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2022年度分の車両のうごき
- ^ 「鉄道ファン」2006年10月号(通巻546号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2005年度分の車両のうごき
- ^ 「鉄道ファン」2007年9月号(通巻557号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2006年度分の車両のうごき
- ^ 「鉄道ファン」2021年8月号(通巻724号)付録「大手私鉄車両ファイル」※2020年度分の車両のうごき
- ^ ジェー・アール・アール編『私鉄車両編成表 2022』交通新聞社、2022年、202頁。ISBN 9784330041223。
- 1 相鉄8000系電車とは
- 2 相鉄8000系電車の概要
- 3 概要
- 4 改造工事など
- 5 リニューアル
- 6 車体装飾・広告貸切列車
- 7 脚注
固有名詞の分類
- 相鉄8000系電車のページへのリンク