理想的結婚章 理想的結婚章の概要

理想的結婚章

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/22 08:24 UTC 版)

理想的結婚章
理想的結婚章を佩用するゾフィー・マグダレーネ・フォン・ブランデンブルク=クルムバッハ。紺色の蝶結状の小綬と勲章がはっきり見える。

王妃の死により1770年5月7日に叙勲廃止。186名を数える。

この勲章のフランス語名はいわば「理想的結婚章」もしくは「友愛章」を意味し、18世紀デンマーク王室、また王妃の母国ドイツ王室でフランス語はよく使われたことから、ほかにもプール・ル・メリット勲章 (Pour le Mérite) や誠実章 (Ordre de la Sincérité) などフランス語で名づけた例がある。

勲章

理想的結婚章 (アマリエンボー宮殿所蔵)

メダルの部分は白いエナメルで彩った十字でそれぞれの端に王冠を装飾。十字の間は交互に白いハーバード (槍斧) を握る黄金のノルウェー獅子、体が赤いエナメル彩色で金色の頭のブランデンブルクを置いている。中心の青いメダルは楕円形でゾフィー・マグダレーネ王妃とクリスチャン6世のモノグラムを重ねて王冠を描き、周囲をダイヤモンドが取りまく。綬はの紺の織物に銀の双線 (経年変化で色彩があせてはいるものの、さまざまな肖像画で原形を確認できる)。

男性は上着の左のボタン穴に、女性は左胸にそれぞれ佩用[2]

受勲者

Category:理想的結婚章の受章者一覧デンマーク語版も参照。

男性

イーヴァ・ローゼンクランツ 妻はシャルロッテ・アマリー・スキール
理想的結婚章を佩用するアウグステ・メクレンブルク=ギュストロー公爵夫人 (1674 – 1756)。アウグステはフレゼリク3世 (シュレースヴィヒ=ホルシュタイン=ゴットルプ公)の孫
シャルロッテ・アマリー・スキール (デンマーク)
ゾフィー・フリーデリケ・カロリーネ・ルイーゼ (フランツ (ザクセン=コーブルク=ザールフェルト公)の公女)

女性

注釈


  1. ^ Ackermann 1855, p. 221.
  2. ^ a b c d Andersen 1867, p. 67.
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj Bricka, Carl Frederik (1887–1905). ファボルグ - ゲルスドルフ. ed (デンマーク語). Dansk biografisk Lexikon. V. Copenhagen: Gyldendalske Boghandels Forlag. http://runeberg.org/dbl/5/0365.html 
  4. ^ a b c d Skeel-Schaffalitzky, Santasilia (Pedigrees of the Danish nobility with lines and branches throughout Europe)” (デンマーク語、英語). finnholbek. 2016年1月11日閲覧。
  5. ^ Christine Armgard, Comtesse Reventlow of Sandbjerg (Reventlow)
  6. ^ a b MacGregor Sado. “Noble Circles by MacGregor Sado”. MacGregor Sadolin. 2016年1月10日閲覧。
  7. ^ a b c Rasmussen 2008, p. 304.
  8. ^ a b c Skeel & Kannegaard Genealogy” (デンマーク語・英語). 2016年1月10日閲覧。


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