牧神の午後への前奏曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/04 03:54 UTC 版)
編成
バレエ化
ヴァーツラフ・ニジンスキーの振り付けでバレエ・リュスにより1912年にバレエ振り付けを伴って 『牧神の午後』(L'après-midi d'un faune) の題名で上演。この時、曲の終盤でニジンスキー自身が自慰行為を露骨に再現した振り付けを行いスキャンダルとなる。このバレエ初演の振り付けはのちに復活上演されており、映像LDも商業流通している。
管弦楽以外の編曲
- 作曲者による2台ピアノ用編曲(1895年出版)、モーリス・ラヴェルによる連弾用編曲(1910年出版)がある。また、イギリス出身のピアニスト、レナード・ボーウィックによるピアノ独奏用編曲(1914年出版)も知られる。
- アルノルト・シェーンベルクが自身の主催した「私的演奏協会」の予約制室内楽演奏会で演奏するために10人編成に編曲した。
- 冨田勲がアルバム『火の鳥』にシンセサイザーで多重録音した演奏を収めている。
- ギュスターヴ・サマズイユによるフルートとピアノ用の編曲(1925年出版)もある。
外部リンク
- ^ 「【新音楽鑑賞法】名曲に何を聞くか〜音楽理解のための分析的アプローチ〜」田村和紀夫著 音楽の友社 2004年 ISBN 4276101433
- ^ P.ブーレーズ、船山隆・笠羽映子訳『ブーレーズ音楽論 - 徒弟の覚書』晶文社、1982年、40ページ
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