桜花由美 桜花由美の概要

桜花由美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/07 10:08 UTC 版)

桜花 由美
Yumi Ohka
プロフィール
リングネーム 桜花 由美
三崎 グリ子(3代目)
本名 阿部 由美子
ニックネーム リングを舞う千本桜
身長 168cm
体重 59kg
誕生日 (1979-04-04) 1979年4月4日(44歳)
出身地 茨城県猿島郡(現:古河市
所属 プロレスリングWAVE
スポーツ歴 柔道
陸上
バレーボール
トレーナー アジアン・クーガー
植松寿絵
デビュー 2001年8月19日
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所属

経歴

当初は声優志望で、2000年4月にアイドル声優ユニット『KiraKira☆メロディ学園』に2期生として加入したが、3ヶ月ほどで脱退している。

2001年2月25日、吉本女子プロレスJd'・吉本興業主催、第2回アストレス・オーディションに合格し、アストレス2期生として吉本女子プロレスJd'に入門。2001年8月19日、東京・ディファ有明における対賀川照子古田圭子戦でデビュー(パートナーは柏田千秋)。当時は自らアイドルと称し、クリィミーマミをイメージしたリング・コスチュームで、歌い踊りながら入場するパフォーマンスは定番になった。弱小レスラーとして有名だったが、2003年3月23日のアストレス卒業式を前に高瀬玲奈の持つ全日本ジュニア王座に2度挑戦するまでに成長(いずれも敗退)。

その後、同期の東城えみの負傷長期欠場を機に力をつけ、2004年1月にはザ・ブラディーとのコンビでTWF世界タッグ王座を奪取。ところがその年の4月にブラディーらが大量離脱、同時に同王座も返上。5月には東城も団体を離れ、以後桜花は、所属選手が5人にまで減った団体のエースとして八面六臂の活躍を見せる。

だが2005年9月23日、新木場1stRINGで行われた「“息吹”第3回大会」のメインで、木村響子と組んで江本敦子栗原あゆみ組と対戦した桜花は、試合中に左膝半月板損傷と左膝靭帯断裂の重傷を負ってしまい以降欠場。暫定的に半月板手術のみを受け、12月27日には格闘美の年内最終興行に無理を押して出場、引退直前のブラディーと念願のコンビでGAMIファング鈴木組が保持するTWF世界タッグ王座に挑戦するが、負傷癒えぬ膝では思うように動けずギブアップ負けを喫した。

その後大晦日のブラディー&ファング引退興行に悲願の出場を果たした後、完治完全復帰を目指して靱帯再生手術を受け、再び長期欠場に入る。2006年以降一切試合に出ていなかったが、2007年7月16日のJDスター解散最終戦『ジャンヌ・ダルク〜Jd'・JDスター・格闘美FINAL〜』に出場、JD最後の新人大畠美咲を相手にエキシビションマッチで仮復帰を果たした。解散に伴う進路が注目されていたが、7月19日に新団体「プロレスリングWAVE」の旗揚げ記者会見に出席、8月26日の同団体の旗揚げ戦のメインで復帰戦を行った。

2010年2月24日、尾崎魔弓とのシングルマッチに勝利した後、OZアカデミーで尾崎と抗争するアジャコングを倒すために尾崎軍へ加入することを表明[1]。以後、WAVE所属ではあるが、尾崎軍(後にOZアカデミー正危軍)の一員としてOZアカデミーの興行にレギュラー参戦している。

2011年、WAVEのシングルリーグ戦Catch the WAVE第一回大会を制し初代「波女」となった。

2011年より大畠がリーダーを務めるヒール軍団「ブラック・ダリア」の一員となるも、2012年解散。

2013年3月17日、Regina di WAVE王座トーナメントを制し初代王者についた。

時折覆面レスラー「桜蝋燭」にも変身する。

2012年植松寿絵引退後にWAVEコーチ、GAMI引退翌年の2014年より同団体代表を引き継いだ。なお、コーチについては2015年の「組閣」で浜田文子に交代した。

現在WAVEリングアナを務める野中美智子は吉本興業 TRAPPERの元同僚。

喋り声がいかりや長介に似てきたと言われている[2]。2014年12月にのどの手術を行っている。

2019年4月1日付にて代表取締役社長に就任。

2021年8月22日、後楽園ホール大会にてデビュー20周年記念試合が行なわれ、Leonが保持するPURE-J認定無差別級王座に挑戦する。プロレスを続けるきっかけとなったLeonとの18年越しのリベンジマッチとなり、20分を越える戦いだったが最後はLeonにマロマ・デ・レオンを決められ敗れた。

10月1日、MarvelousとWAVE合同の後楽園ホール大会で、W.W.W.D世界エリザベス王座を獲得し、第6代王者となる[3]

2022年5月15日、名古屋大会で右ひざを負傷。全治2か月と診断され、長期欠場となった[4]

8月14日、新宿FACE大会でケガから復帰したが、そこで、同年秋に結婚することが報告された[5]

11月6日、後楽園ホール大会で、アイガーを相手に「独身ラストマッチ」を敢行し、勝利した[6]。この日以降、妊活準備のため、試合の調整をおこなうこととなった[7]

11月11日、オーストラリアポートダグラスの教会で結婚式をあげた[8]

得意技

ビッグブーツ
通常から多用する技であり、フィニッシャーでもある。
サンマ・ドロップ
コーナートップからの旋回式ボディプレス。
サクラ落とし
連続式エルボー・ドロップ
サクラ☆ドロップ
セカンドロープに飛び乗って、反動を利用した背面ジャンプで威力を倍化させたエルボー・ドロップ。
サクラドロップ☆レインボー
スリングショット式にエプロンからトップロープを飛び越える反動と振り子の原理を利用して、威力を倍化させたエルボー・ドロップ。
サクラドロップ☆スーパー
コーナー最上段から背面ジャンプで極める、威力を3倍化させた桜花のエルボー・ドロップ最上級。
サクラ☆スター
カナディアン・バックブリーカーから前方へうつ伏せにして落とす。
エンジェル・ウィング・ロック
相手の左腕を取って、相手の頭に掛けた脚を腋の下から差し込んで回転。グランド状態で相手の首をロックし、腕を絞り上げる。
レインボー・キック
コーナーに逆さ吊りになっている相手へ仕掛ける。スリングショット式にエプロンからトップロープを飛び越える反動を利用して決めるドロップキック。
クル×2一本背負い
ダブルアームロコモーション
アトミック・ドロップ
スーツケース・スープレックス
小鉄☆ドロップ
体落とし
ケンカ・キック
ブラディーEX
相手の腕を首の前でクロスし、後ろに倒れこんで絞め上げる。引退したザ・ブラディーが開発した極め技を譲り受けたもの。
ネック・ハンギング・ボム
タイガー・スープレックス
キル・スイッチ
ドラゴンパンサー
キャメルクラッチ式にうつぶせの相手に跨って決める変形ドラゴン・スリーパー。
凶器攻撃(OZアカデミーのヒールユニット「正危軍」でのみ使用)
OZアカデミーでは尾崎魔弓代表率いるヒールユニット「正危軍」の一員のため凶器として現在はバラ鞭を使用している。
以前はスパンキングパドルや短鞭などを使用していた事もあった。

  1. ^ “WAVE新木場大会~桜花の決断”. 須山浩継伯爵の身勝手日記. (2010年2月25日). http://blog.livedoor.jp/hirotsugu1069/archives/51407377.html 
  2. ^ “7団体が協力し新木場5周年記念興行”. デイリースポーツ. (2010年9月16日). http://www.daily.co.jp/ring/2010/09/16/0003440225.shtml 
  3. ^ “10/1 Marvelous×wave合同興行 合同興行で異色のメイン!? TOMMY40th anniversary=Fusion=”. 熱戦譜 - 週刊プロレス. (2021年10月2日). https://wp.bbm-mobile.com/sp2/Result/ResultShow.asp?sendtime=20211003144321&s=051902&type=past&pi=&yy=2021&mm=10&dd=1&pkt= 
  4. ^ “桜花由美が長期欠場となる”. プロレスリングWAVE. (2022年5月17日). https://pro-w-wave.com/blog/article.html?page=777 
  5. ^ “15周年ビックサプライズ!”. 桜花由美オフィシャルブログ. (2022年8月14日). https://ameblo.jp/ohka-yumi/entry-12758679309.html 
  6. ^ “「Lets enjoy!!」”. プロレスリング WAVE: Pro Wrestling WAVE. (2022年11月6日). https://pro-w-wave.com/blog/article.html?page=902 
  7. ^ “桜花由美が11月6日以降試合の調整に入る”. プロレスリング WAVE: Pro Wrestling WAVE. (2022年11月3日). https://pro-w-wave.com/blog/article.html?page=899 
  8. ^ “電撃結婚の社長レスラー桜花由美、43歳で試合数減らして妊活「自分の遺伝子ほしい」”. ENCOUNT. (2023年1月21日). https://encount.press/archives/408819/ 
  9. ^ 銀座の画廊で『アイドル×レスラー展』が開催!5団体13選手が参加しスポーツとアートが融合!”. バトルニュース (2018年3月12日). 2018年3月13日閲覧。


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